長野県北部の名湯 「渋(しぶ)温泉」。宮崎アニメ 「千と千尋の神隠し」 のイメージと言われ
話題になった。長野市街から志賀高原へ続く1本道に沿って宿が立ち並ぶ山間の
小さな温泉街。温泉街の端から端まで歩いても5分程度、外湯巡りも全て徒歩圏。
外湯の利用が宿泊客に限定、利用時間が短いなど野沢や草津に一歩譲る条件はあるものの、 歓楽的な雰囲気を排除した落ち着きと風情を感じる。石畳の街に下駄の音が鳴り響く大人の 温泉街と言った印象。 外湯9つ全てを巡り高薬師で印受すれば満願成就。九(苦)労を流し、厄除けなどのご利益が あると人気がある。9つの湯は全て効能が異なるとの事だが、全ての外湯に温泉分析書がなく 温泉データが確認出来なかった。宿や土産物屋で九湯巡りの手ぬぐい(\300)を買い外湯毎に 設けられたスタンプを押す。番外湯信の玄かま風呂(和式サウナ)にもスタンプがあるので 押し忘れに注意。 |
・外湯の利用は宿の宿泊客のみ(利用は無料) ・宿泊する宿で外湯の鍵(外湯9つ全てに共通)を借りて湯巡り ※信玄かま風呂は別料金 ・外湯利用時間は6〜22時 ・外湯にトイレなし ・九番湯「大湯」のみ日帰り湯として一般(宿泊客以外)にも開放している(利用料\500) ・泉質はph4程度の中性湯でお肌に優しい ・無臭で弱い鉄味を帯びている ・9つの外湯の他に温泉熱を利用した和式サウナ「信玄かま風呂」(利用料\300)がある |
【施設名】一番湯「初湯」 【源泉】荒井河原比良の湯 【泉質】Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉(75.7℃/ph4.3) 【湯温】かなり熱め 【湯色】無色透明 【湯船】4〜5人 胃腸に良く効くことから胃腸の湯と呼ばれる。かなり強い鉄臭あり。 |
【施設名】二番湯「笹の湯」 【源泉】荒井河原比良の湯 【泉質】Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉(75.7℃/ph4.3) 【湯温】温め 【湯色】無色透明 【湯船】〜3人 湿疹や病気の回復期などに効果があり”仕上げの湯”と呼ばれる。 |
【施設名】三番湯「綿の湯」 【源泉】荒井河原比良の湯 【泉質】Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉(75.7℃/ph4.3) 【湯温】適温 【湯色】無色透明 【湯船】3〜4人 【その他】 切傷・皮膚病に効果あり。フワリとした白い湯の花が浮く。 |
【施設名】四番湯「竹の湯」 【源泉】不明 【泉質】硫酸塩泉 【湯温】適温 【湯色】無色透明 【湯船】3〜4人 【その他】 地獄谷からの引湯。慢性の通風に効果あり。 |
【【施設名】五番湯「松の湯」 【源泉】不明 【泉質】硫酸塩泉 【湯温】適温 【湯色】無色透明 【湯船】3〜4人 【その他】 神経痛や病気の回復期に効果があると言われる。湯の中で身体を動かすと痛みが軽減されるとのこと。 |
【【施設名】六番湯「目洗い湯」 【源泉】不明 【泉質】不明 【湯温】適温 【湯色】無色透明 【湯船】7〜8人(詰めれば10人はいけそう) 【その他】 目の病を癒すと言われる。美肌効果もあり美人の湯としても人気があるとのこと。 白い湯の花が大量に浮遊している。湯船が分かれていない分、大湯よりも大きく感じる 湯船でゆったり入浴出来る。 |
【施設名】七番湯「七操の湯」 【源泉】不明 【泉質】硫酸塩泉 【湯温】適温 【湯色】無色透明 【湯船】3〜4人 【その他】 外傷性の病気に効果があり、七つの病気に効く、七回の入浴で病気が全快するなどと言われ ”七操(ななくり)の湯”と呼ばれている。 |
【施設名】八番湯「神明滝の湯」 【源泉】不明 【泉質】不明 【湯温】熱め 【湯色】無色透明 【湯船】3〜4人 【その他】 その昔は滝のような打たせ湯があったとされる。婦人病に効果があり子宝の湯とされる。 |
【施設名】九番湯「大湯」 【源泉】渋大湯 【泉質】Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉(59.6℃/ph4.5) 【湯温】熱湯/かなり熱め,温湯/適温 【湯色】薄い白緑色 【湯船】各湯船に4〜5人 【その他】 温泉街の中心に位置する渋温泉のシンボル湯。万病に効果があると言われ、九湯巡りの総仕上げとされている。 9つの外湯のうち唯一宿泊客以外も\500で利用可(10〜16時)弱い鉄味あり。 外湯9つのうち唯一の濁り湯。温泉を利用したヒノキ造りの蒸し風呂もある。 |