■2004.7/16〜18 四国うどんツーリング■

またまたうどんを食べる!と言う目的のもと、強行軍で四国へ行ってきた。3連休で行く四国は意外ときつい。 7/16の夜に自宅を出発し未明に吉備SAに到着、仮眠。翌朝7/17は吉備SAを7時出発で四国入り〜食べ歩き開始、 散々食べてその翌日7/18も食べ歩き。そして7/18の早夕飯を最後のうどん店で楽しみ、そのまま帰路につく。 帰宅したのは深夜2時前。結局、四国に滞在したのは若干2日と言ったところ。うどんを食べてばかりの2日間、 胃袋にとってもかなり過酷な2日間だったに違いない。(^^;

今回は過去2度の讃岐うどん食べ歩きで未食だった店を4店食べて来た。小懸家(おがたや)、宮武(みやたけ)、 長田、そして山下の4店。「小懸家」は元祖醤油うどんの店。要するにうどんに醤油をかけて食べると言うシンプル かつうどんの旨さを存分に楽しむ食べ方発祥の店なのだ。お次は「宮武」、今ではどの店でもメニューにのぼる ようになった”あつあつ”、”ひやひや”など、なんのこっちゃ?!ってな名前を初めて採用したお店。そして 「山下」、店の外観を見る限り”外れムード”がプンプンの店ながら、実は県内でも5指に入ると言われる凄い麺を出す店 なのだ。 んでもって最後は「長田」、元祖釜揚げうどんのお店。本当はこの他にチョー辺ぴな山間に位置する名店”谷川米穀店” の麺を楽しむ予定だったが、初日に訪れた数店で胃袋がパンパンになったため、後ろ髪を引かれる思いで翌日に見送り、 挙句の果てに激しい混雑のため入店を断念、非常に悔しい思いをしたのである。
また、前回までの食べ歩きで再食したかった店も訪ね、じっくりとその麺を味わってきた。まぁ、この 話は長くなるので、いつになるか分からないが次回に譲ろう。(^^;
各店で実食した感想は以下で詳しく説明させて頂くことにして、まずは全体のまとめから。
まず、”うどん食べ歩きは午前中に完了せよ!”の掟より、自分の胃袋具合と良く相談したルーティングを検討すべしだ。 あまりの旨さと感動で我を忘れ、初店より一気に猛者食いすると後が続かないのだ。午前中に何店回るのか、また店により 複数のメニューを消化するのならば尚更、どの店で何杯食べると言った計画までをしっかりやっておく必要がある。 次に店の混雑状況・人気度を考慮し、朝一入店しかチャンスなしと判断した店へのアプローチ、入店時間は入念な計画を 練るべし。ただでさえ周回が難しいうどん食べ歩き、1時間も行列に加わるのは得策ではない。 限られた日数で目的の店舗を制覇するためには、食べ歩く順番・コース・時間を綿密に計画する必要がある。
様々なHPで讃岐うどんの食べ歩きや店舗情報が錯乱する中でより自分にあった食べ歩きメニューを作る事がそのまま 旅の満足度にも繋がってくる。午前中に10杯は食べておけ!などと煽る情報誌もあるが、そりゃムリってものだ。ナンボ量が 少なめのうどんであっても続けて10杯食べるならまだしも、道に迷い・列に並び時間を空けながらの食べ歩きでは 思ったほどの量は食べられないもの。これは、3度の讃岐うどん食べ歩きで感じた素直な感想だ。
今後、讃岐うどんの食べ歩きを検討されている方は、これらを十分に検討していただき楽しく旅が出来ますように。

さて、上述の通り未食の店・再確認したい店と言う事で食べ歩いた。(歩いたと言うか車で回ったんだけど...^^;) 3連休と言う事でかなりの混雑が予想されたが、やっぱり混雑していた。ただ、初日の土曜日は移動組が多かったせいか お盆と比較するとかなり回れたのかなと思う。何しろ、お盆の混雑と言ったら並じゃあない。人気店などは開店1時間 以上前から店の前に行列が出来るほどで、その混雑は午前中ずっと続く。要するに朝一番を逃せばもう食べられないって 事だ。しかし、今回はただの3連休、朝一番の混雑をあえて外し朝二を狙って入店。これが功を奏し、かなりの人気店 であっても最大10分待ちにとどまった。(^^)v
やっぱり、人気店を梯子するなら平日(最悪でも土曜)を絡めた予定を組立る必要があるのかも。 次回の再訪は最速でお盆。ちょっと早めに休みをとって、平日に名店を回ってみたいと思う。まぁ、巷じゃもう休みに 入っている学生君達も多いので、そうは上手く行かないかもなぁ。(^^;
上の写真は醤油うどん発祥の店「小懸家」のもの。やや細めの麺と喉越しの良い食感が売りらしい。今回はお店自慢の ”しょうゆうどん”を注文。店オリジナルの醤油、大根おろし、生姜、青ねぎでいただく。注文すると間もなく1/2に 裁断された大根とおろし金がドンと目の前に置かれてあたふたする。その太い大根を握り締め、おろし金で ガリガリとセルフおろし。ここで胃袋が活性化し、食食増大....って、それはウソ。(^^; で、このお店の感想。昔はどうだったか分からないが、印象は薄い。宮武を食べた後だったせいもあるのかな、 麺にパンチが感じられず、麺そのものの味も印象薄。
こちらは”ひやひや””あつあつ”などのメニュー発祥の店「宮武」。手切りと思われる縮れた太麺は”これぞさぬき うどん!”とばかりにしっかりとした反力を感じる。麺の味わいも申し分なし。ただ、だし汁がいまいちでした。何となく カルキ臭さを感じたのがとても残念。どの店もひんやりとしたうどんではなく、やや生ぬるい印象だった。冷水に晒した プルプル感にも欠けていたような気もする。夏はこんなもんなのかな、ちょっと不満。
こちらは元祖釜揚げうどんの店「長田」。今回一番はまったお店で、最終日は5杯のうどんを食べて死ぬかと思いました。(^^; つけ汁のダシ加減、うどんとのマッチングとどれをとっても超好み。釜揚げうどんがこんなにウマイないて知りませんでした ね、ほんとに。
コシが強くて喉越しが良いさぬきのうどんにして、長田のうどんはちょっと一息いれて寛げる”癒し”のうどんかな。
こちらは山下のうどん。つやっ艶のピカピカうどんは見た目通りの美味でした。そんでもって一般店の倍はある ボリューム、さぬきうどんラリーではこの1食がかなり胃にキツかったんですけど、その喉越しの良さにぺロリと完食。 天ぷらも何にもないお店、まさに刺身のような生のうどんを楽しむためのお店だと思います。