釣行記

釣行日 2002年5月5日
お天気 快晴
同行者 嫁さんと2人


ほんとに久しぶりの釣りである。
4月に入ってからと言うもの、土日も含め1日の休暇もなく働き詰でGWに突入。 と思ったら、GW初日と2日目は休日出勤、しかも! 5/2までは会社からバンバン電話が入る 最悪のスタートとなってしまった。まさに悪夢である。(^^;
プラスして、今回はちょっとしたオマケが付いて来た。尿管結石と言う病気になってしまったのだ。 4/28、腹部の激痛で目が覚めたのだが、その痛みが半端でなかったので慌ててお医者へ。 待合室で待つ間、トイレで真っ赤な色の尿を見たときには真面目な話、卒倒しそうになった。(^^;
急患窓口で受付を済ませ待つこと30分、ようやく診察室へ。激痛に耐えながらの30分はほんとに辛い の一言! 待合室から救急車を呼ぼうと何度思ったことか。。。(^^;

やっとの思いで診察室に入ると、待っていたのは若い小児科の先生。。。(ーー;
僕が告げる症状が全く理解できず、患者の前でおもむろに受話器を持ち上げ、泌尿器科の医師に アドバイスを求めている。 結局、泌尿器科の医師に診察してもらえたのは、受付を済ませてから1時間後だ。 ヤバイ病気だったら死んでるでしょ、ふつう。
で、診察はレントゲン撮って、エコーとか言うのをやっておしまい。 2,3日の入院を勧められるが、丁寧にお断り。 平日ならともかく、折角手に入れた長期連休を棒に振るのは、無休で働いてきた僕にとっては あまりにも残酷なのだ。(^^;
結石騒ぎは5/2に石が出たことで一応は幕を閉じた。 背中の痛みと腹部の痛みは若干残っているが、直ぐに死ぬような事はなさそうだったので。。。

連休の予定もすっかり狂ってしまい、東北ぶらぶらツアーにも行けないまま、とうとう残す ところあと3日を残すのみ。実家に居た僕は、真っ直ぐ帰るか山形で釣りをするか半日悩んだの でした。 嫁さんの合意を得て4日の22時に実家を出発したが、外は激しい雨。たとえ明日に晴れても 川は増水して。。。なんて考えていても仕方が無い。その時はソバ食べて帰ろうと潔く不安を 胸にしまう。 深夜のドライブは快適で、実家〜山形までの230kmを4時間ちょっとでクリア。 道の駅でたっぷりと睡眠をとり、朝一番で釣り場へ直行した。5日中に長野へ帰宅する必要が あったため、山形での滞在はせいぜい4〜5時間くらいが限度。
渓相 山形の里川はこんな感じ 昨夜の豪雨が夢であったかのように空は夏色をしている。 気温も高くなりそうだ。心配していた増水は思ったほどではなく、逆にこの雨が無ければ渓は 渇水していたかもしれない。
目的の渓に到着。そうめんの仲間に電話を入れ、入渓ポイントを教えてもらう。
渓相はまさに里川だが、葦の生い茂る小さな流れの中には、肉眼でも魚影が確認できるほど。 2時間ほどの釣りになりそうだが、これはもしかして。。。と密かにニヤニヤするのだった。
着替えを済ませ、嫁さんと渓へ降りる。 初夏の風がほんとうに気持ちよい。 里川と言っても水は綺麗だしゴミも落ちてない。源流に行かなくてもこんなに良い所がある もんなんだなぁとつくづく感心してしまう。憧れの山形、僕にとってはまさに桃源郷のようだ。

やっと手に入れたこの時間、胸いっぱいに深呼吸する。 時間は9時半ちょっと前。嫁さんと2人、本当に清々しい気分である。
目の前には葦と葦に挟まれた小さな流れが続いている。 どのポイントにも魚が着いていそうな気配が漂っている。(^^;
まずは大場所で1匹ゲットして気分を落ち着かせたいところだ。 入渓して5分、丁度よさげな石にぶつかる流れの前にトロっとしたポイントを発見。 石の右斜め上流側に、#14エルクヘアーカディスを浮かせる。 毛鉤が流れに乗り30cmほど流れたところでバシャっと来た。 実に7ヶ月ぶりのテンカラ釣果。竿から伝わる感触を十分に堪能する。 比較的ゆったりとした出だったので、久しぶりの合わせも何とかタイミングが合い、23cmの イワナを釣り上げた。
ヤマメ テンカラでのシーズン初釣果! 渓相 釣れたのはこんなポイントでした

久しぶりの釣果に大感激し、バシャバシャ写真を撮りまくる。(^^;
こんなと言っては失礼だが、道路の脇を流れる小渓で立派なイワナが釣れてしまうと 言うのは、本当に素晴らしいと思ってしまう。 飢えた釣り人が来れば根こそぎ釣ってしまうのだろうが、ここは山形、そんな釣り人は 少ないのかもしれない。

濡れた毛鉤の水気を拭い、次のポイントへ毛鉤を投入。 間髪入れずに反応する。今日はなんてラッキーな日なんだろう。\(^◇^)/
今度の魚は綺麗なヤマメ。流芯よりもやや右から飛び出して来た。 幅が広いので、魚が走ると思いっきり竿が撓る。 幅広のヤマメを釣るといつも大きな魚が掛かったのかとドキドキするが、釣り上げてみる と20cmほどだったりする。
昨年、飛騨で釣った25cmの超幅広アマゴを釣った時は、魚を水面に出すのにしばらく時間が 掛かった。尺を越すような魚を釣ると、どんなふうになるのだろうと考えてしまう。(^^;
イワナ 2匹目は20cm弱の綺麗なヤマメ 渓相 釣れたのはこんなポイントでした

魚は10分に1匹の割合で釣れてくる。 小さなイワナが沢山釣れる所は幾つか知っているが、これほどのサイズがポンポン 釣れる所と言えば、もう源流部へ行くしかない。(しかも餌で^^;)

魚を釣っては写真を撮り放す事を繰り返していると、アッと言う間に時間が過ぎてしまう。 入渓点からまだ100mも釣っていないが、釣果は既に5匹。 時間がないので小さなポイントは飛ばして釣っていてもこれだけの釣果があるのだから 、余程魚影が濃いのだろう。
1時間ほど経った頃、前方に釣り人を発見したので渓から上がることにした。 このまま帰ろうとも思ったが、先ほどの入渓点よりさらに下流区間を釣ってみることにした。 渓へ降りるのもヒョイと1mほどの段差を降りるだけ。本当にお気楽だ。
イワナ これはちょっと小振りなイワナ 渓相 こんなポイントで釣れました

先ほどの区間と比べるとこの区間で釣れて来る魚は小ぶりだが、それでも10分に1匹の割合は 変わる事無くコンスタントに釣果がある。陽も高くなり水温が上がってきたのか、「う」が釣れ だす。(^^;
流れの緩い場所には大抵ヤツらが居て、バシャバシャとしつこく出て来るのだ。 ただ、「う」の出には特徴?があるので、大町で鍛えた「う」避けの術が役に立ち、「う」が毛鉤 を咥える前に毛鉤をピックするのだ。(^^;ホンマカイナ
そんな技を持ってしても4匹の「う」を釣ってしまった。もう緩流部は流さず流芯やや脇の元気 な魚を狙う事にした。 しかし、この手のポイントを狙うと毛鉤が直ぐに沈んでしまうためケアに忙しくなるのが 面倒だったりする。こんな時、浮いても沈んでもどっちでもイイや毛鉤の釣りをマスターした いと思ってしまう。(^^;
この手の毛鉤も巻くには巻いてあるが、なかなか出番がない。 大きく巻こうと思ってもいざ巻き終わってみると意外にも小さく、何の目印もないこの毛鉤を 流れの中で見失う事が多い。
イワナ これもなかなかの良型

時間はもう11時を回っている。
10時を回った頃から風が強くなって来た。毛鉤が着水しないほどの強い風が吹く事もある。 葦と葦の狭いポイントを狙うには、ちょっと厳しい感じ。 風が止むのを待ちながら、ポイントを見定める。竿を振ると、また毛鉤が宙を舞う。(^^;
もうそろそろ脱渓しなければならない時間だが、これだけ魚の反応があるとついつい欲が 出てしまうのはいつもの悪い癖だ。(^^;
実際に釣り上げる魚以外にも、合わせに失敗したり、途中で落としたりという魚も多い ので、毛鉤を流した回数と限りなく同じ数だけの出があるような気になり緊張感が緩む 事なく釣りを楽しめる。山形の懐の深さにただただ感激するばかりだ。
脱渓予定の橋まであと僅か。狙えそうなポイントもあと数箇所と言ったところ。 どのポイントを狙ってもイワナが飛び出すことは分かっている。 最後はちょっと大きな魚を手にしたい。
イワナ 本日のビッグワン、25cmの良型イワナ 渓相 釣れたのはこんなポイントでした

本日のビッグワンは、小さな落ち込みの白泡が消えかかる流芯部から飛び出して来た。 1投目で大きく水面を割って出たその魚はかなりの良型であった。2度目は無いと思って 流した毛鉤に、運良く食らいついて来た。 毛鉤はずーっと同じ#14エルクヘアーカディス。先ほど出のあったポイントよりやや上流側、 白泡を掠めるように毛鉤を投入すると、ほぼ同じ場所からバシャっと出てきた。 今度はばっちり合わせるが、狭い流れの中で暴れまわる魚を手繰り寄せるのにちょっと苦労 する。何とも嬉しい瞬間。メジャー計測で25cmを若干上回る良型のイワナだった。
この後、さらにイワナを1匹追加して納竿した。 ちょうど2時間の釣りで、釣果は10匹。僕としては大満足。 もっともっとこの川で遊んでいたかったが、もう時間いっぱい。
護岸の上から見下ろすと、渓はキラキラと陽を照り返しいる。初夏と言うより、もう真夏の 陽気を感じる。これからの時期、山形はテンカラのベストシーズンを迎えるのだろう。 次回の山形はもっとのんびりと楽しもう。

昼食はいつものソバ屋でゲソ天ざるを食べた。こんな天気の良い日のソバは最高に旨い!
大漁の釣りと旨いソバ、山形での短い時間を十ニ分に堪能し、長野を目指しR112を北上した。