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夜が白み始めるのを車内で待っていたが、以外にも早く夜明けを迎えそうだ。
今日は土曜日。多くの釣り人が解禁の渓に訪れるに違いない。
1歩早く渓に降り立つために、慌しく身支度を整えた。
今回はスキーを履いて上流部を目指す予定だったが、疲れた身体はどうにも言うこと をきいてくれそうになく、近場の安楽釣り場を釣ることにした。 道路沿いを流れる渓までは、斜面を20m降りるだけ。 運動音痴な嫁さんも、難なく斜面を克服した。 ふと堰堤下に目を向けると、先ほどは目に入らなかった釣り人が一人、こちらを睨んで いる。やはり今日は土曜日、一歩早くやられてしまったらしい。 再び斜面を這い上がり堰堤を巻く。 久しぶりの運動に、身体はほのかに熱を帯び始めている。 上流の堰堤に人影はない。川岸に張った薄氷に足をとられながらも、10分ほどで2段 堰堤の下に到着する。ここへは一番乗り出来たようだ。 |
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新しい仕掛けを容易する時間がなかったので、竿キャップに巻きっ放しになっている
ものを解いてみる。何とか使えそうだ。長さも十分。
このポイントでは、昨年、不用意な一歩で魚をちらしてしまった苦い思い出があるため 慎重なアプローチを試みる。 解禁の第1投目は、毎度緊張する。 今日はせいぜい1,2時間の釣りなので、いきなり流芯のポイントを狙うことにする。 魚は底にいるだろう。餌をベタで底へ運び、昨年は良い釣りが出来た。 |
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1年ぶりの餌竿を振り、仕掛けをポイントへ飛ばす。
思ったポイントより、やや流芯を外して着水したものの、餌は気持ちよく流れに吸い込ま
れて行った。
一呼吸する間もなく、魚信が伝わる。
軽く穂先を煽ると、なかなかの重量感が伝わってくる。
この瞬間のために、釣り人は山奥へ駆り立てられるのだ。
魚は激しく抗う事もなく、タモに収まった。 26cmの立派なマス。イワナと比べると体高が張っていて立派な印象を受ける。 腹に付いたほのかな朱色が、この魚を美しいと感じさせる。 |
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このポイントでは粘るのを止め、すぐに2段目の堰堤によじ登る。
堰堤下のプールは、大物が潜んでいるに違いないと。。。。いつも欲が出てしまう。
1投目、やはり1番のポイントをいきなり攻める。
見た目よりも水流が強く、餌を底付け出来ない。
2度3度ポイントを変えてみるが、やはり餌は底まで届かない。
仕事明けのせいか、気持ちに粘りが出ない。 慌てて支度を済ませたので、ピンホールのあいたウェダーを持って来てしまい、右足 がメッチャ冷たい。(^^; ネオプレーンのソックスを履いていなかったら、きっと感覚を失っていたことだろう。 15分ほどたっただろうか、流れの弱い所で餌が底をとった。 かすかな魚信を感じ、あてずっぽな合わせを入れると穂先がグンと撓った。 先ほどのマスとは異なり、今度の魚は右に左に激しい抵抗を繰り返す。 深場からの引き上げに凍り付いた穂先が絶えられるか心配になるが、何とか足元まで 引き寄せる。背中に吊ったタモは完全に凍り付いており、魚を掬うのに一苦労した。 今度の魚は綺麗なヤマメ。こちらも26cmの良型だ。 成魚放流の魚と違い、尾のピンと張ったヤマメは本当に美しい!
徹夜明けの短い釣りも、とりあえずは良型2尾の釣果でボを免れた。 上流部への釣りはテンカラで果たしたい。 今年は、長野・山形はもちろん、宮城や福島にも遠征したい。 昨年のように激務が邪魔をするようであれば....会社なんて辞めちゃうかも。(^^; 今年も、楽しい釣りができますように! |