落語の部屋


私の演芸日記(2006年 4月)

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4月1日(土)ぎだゆう座(お江戸広小路亭)

竹本三寿々 解説「艶容女舞衣」
−−− 中入り −−−
竹本越孝・鶴沢駒治・鶴沢駒清・ひとみ座 「艶容女舞衣・酒屋の段」
 今日は義太夫に娘文楽のひとみ座がゲスト出演ということで行ってきました。 娘文楽はその名の通り女性の文楽で、しかも一人で操ります。 手は人形の手を操作するので、自分の頭と人形の頭を糸で結び頭を動かすというかなり大変そうな芸です。  艶姿女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)は歌舞伎では未見。妻ある若旦那が遊女との間に子まで設けますが、ふとしたことで殺人を犯してしまいます。男の父親は罪を被りますが、罪を認めた書き置きを残し、子供を妻の家の前に捨てて遊女と心中という物語。 主人公以外の登場人物、特に女性が皆理想的な善人なのは多分、男性の観客の理想像だろうという解説が笑えました。

4月8日(土)鈴本4月上席夜の部・金馬いななき会(鈴本演芸場)

三遊亭 時 松 「転失気」
三遊亭 金 翔 「たらちね」
鏡味仙三郎、仙一、仙花 太神楽曲芸
古今亭 菊之丞 「町内の若い衆」
三遊亭 小金馬 「小言念仏」
花 島 世津子  マジック
古今亭 志ん橋 「子ほめ」
三遊亭 金 時 「唖の釣」
柳 家 権太楼 「つる」
−−−中入り−−−
金馬、山本晋也、権太楼、志ん橋、小金馬、金時  口上
三遊亭 金 也 「真田小僧」
柳 家 小 菊  俗曲
三遊亭 金 馬 「高田馬場」
 金馬師匠の芸歴65周年+自伝出版記念公演だそうで、 志ん橋師「子ほめ」、権太楼師「つる」。 ベテラン真打が前座話するとこんなに面白いものかという感じで ウケてました。

4月11日(火)日暮里特選落語会(日暮里サニーホール)

立 川 松 幸 「まんじゅうこわい」
三遊亭 吉 窓 「大安売り」
 桂  小文治 「七度狐」
立 川 談 幸 「猫の災難」
−−− 中入り −−−
春風亭 柳 桜 「人形買い」
立 川 文 都 「胴乱の幸助」

いつもより一人少ないにもかかわらず全員たっぷりやってくれちゃいまして 終演は9時半。平均30分以上の長講連続。 「猫の災難」こういう小悪党を演らせると天下一品の談幸師だけあって、 「ええい、呑んじゃえ」とやるたびに客席から「え〜」「ひど〜い」の声しきり。

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