落語の部屋


私の演芸日記(2005年12月)

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12月1日(日)ぎだゆう座(お江戸広小路亭)

竹本佳之助・竹本駒清 「増補忠臣蔵・本蔵下屋敷の段」解説
−−− 中入り −−−
竹本越若・鶴沢弥吉 「増補忠臣蔵・本蔵下屋敷の段(前)」
竹本越孝・鶴沢三寿々
琴:竹本弥栄、尺八:山下明童
 「増補忠臣蔵・本蔵下屋敷の段(後)」

 12月らしく忠臣蔵でした。 しかも琴、尺八付きという豪華版。 最初に解説があり、琴には関西系の生田流と江戸系の山田流があり、座り方と爪の形が違うとのこと。尺八は長さが3寸違う毎に半音変わるということでした。  「増補忠臣蔵・本蔵下屋敷の段」は歌舞伎でも見たことがないので楽しみでした。松の廊下で塩冶判官を抱きとめてしまったがために塩冶浪士の恨みを買うことになった加古川本蔵の苦悩、彼に恨みはあるが心中も察する桃井若狭之助、その家臣で皆の殺害を企む井波伴左衛門3人の見応えあるやりとりで楽しめました。

12月5日(月)立川流日暮里寄席(日暮里サニーホール)

立 川 談 修 「転失気」
立 川 ぜん馬 「粗忽の使者」
 桂  文字助 「雷電小田原相撲」
−−− 中入り −−−
立 川 志 雲 「堪忍袋」
立 川 談 慶 「忠臣二度目の清書」
立 川 談四楼 「芝浜」

「芝浜」、睡魔に耐え切れず財布を拾った直後が三年後でした。 

12月6日(火)立川流日暮里寄席(日暮里サニーホール)

立 川 志 遊 「」
土橋亭 里う馬 「時そば」
立 川 左談次 「浮世床」
−−− 中入り −−−
立 川 龍 志 「堀の内」
立 川 文 都 「親子酒」
立 川 談 幸 「御神酒徳利」

 今年最後の日暮里寄席。好きな「御神酒徳利」でお開き。これで今年の聴き納めとしたいところですが、まだ何席か聴くことになると思います。さて本当の聞き納めは何になるやら。

12月15日(木)日暮里特選落語会(日暮里サニーホール)

立 川 松 幸 「狸の札」
春風亭 柳 桜 「金明竹」
立 川 談 幸 「代り目」
柳 亭 燕 治 「火焔太鼓」
−−− 中入り −−−
立 川 文 都 「悋気の独楽」
三遊亭 吉 窓 「鼠穴」

 燕治師匠の「火焔太鼓」。出だしからパワフルでハイテンションのまま最後まで突っ走ってしまいました。いやぁ凄かった。今年のベストテンに入れたい傑作。  「鼠穴」。いつもにこやかな吉窓師匠だけに、暗い人情噺はどうもイメージが合わない気が・・・。


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