伝統ゲーム紹介


野馬追い

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名称野馬追い(のまおい)
概要  山野の野馬を追い、捕らえる祭事。福島県相馬・双葉郡の旧相馬藩領で毎年7月22日から25日にかけて開催される。国指定重要無形民俗文化財。

歴史

 相馬氏の始祖、平将門が、軍事訓練のために原野の馬を追い、捕らえて神社に奉納したのが始まりと言われている。

行事の全体概要(太字はメイン行事)

現在の地名旧地名23日24日25日
相馬市    中村宇多郷御発輦祭・出陣お上がり
行列お上がり式
南相馬市鹿島区  北郷大将お迎えお上がり
行列
神旗争奪戦
南相馬市原町区原町中郷出陣行列
行列甲冑競馬
宵乗競馬神旗争奪戦
軍者会議
盆踊り
南相馬市原町区太田出陣行列
行列火の祭
南相馬市小高区小高小高郷・標葉郷出陣野馬懸け
行列神旗争奪戦

個々の行事

23日

1.御発輦祭・出陣

 妙見相馬中村神社でお神輿の道中安全を祈願する神事が執り行われる。その後、中村神社を出発し市内を行列する。

2.総大将お迎え

 北郷騎馬が宇田郷勢と合流。総大将を迎える。その後鹿島区内を行列する。

3.宵乗競馬

 各郷の騎馬が雲雀ヶ原祭場に集結し、郷毎に競馬を行う。

24日

4.行列

 行列は原町駅の北西部にある橋に集結し、南西部にある雲雀ヶ原野馬追い祭場地まで、国道 号線を4キロにわたって南下する。行列はおよそ600人。 9時に出発し、すべてが到着するのは正午頃。

 

5.甲冑競馬

 雲雀ヶ原野馬追い祭場で行われる(観覧は有料)。甲冑を着たまま競馬をする。頭には兜を被らず、鉢巻きをする伝統になっている。

 

6.神旗争奪戦

 雲雀ヶ原野馬追い祭場で行われる(観覧は有料)。花火で旗を打ち上げ、落ちて来る旗を甲冑を来た騎馬武者たちが取り合う行事。旗は手を使って取ってはならず、地面に落ちる前に鞭で取らなければならない。

 

25日

7.野馬懸け

 野生の馬を捕らえて神に捧げる神事。騎馬武者が裸馬を相馬小高神社境内の竹矢来に追い込み、 白装束の人間が捕らえて神前に奉納する。その後競りが行われる。

販売状況

甲冑等は専門店等で入手可。馬は北海道・東北の牧場から借りる。

リンク

「相馬野馬追い」の公式ホームページ

*本サイトの内容の無断引用、掲載、転載、複製を禁じます。 (c) Hironori Takahashi
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