伝統ゲーム


蹴鞠

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名称蹴鞠(けまり)
概要  何人かで輪を作り、鞠を蹴って地面に落ちないように他の人に回していく遊び。 できるだけ長く続けることを目的としており、競技ゲームではない。 また、最初に木の股に鞠を挟んで受け取るなど、儀礼的な意味合いが強い。

 大和朝廷の時代に大陸から伝来したと言われ、中大兄皇子と中臣鎌足の出会いが蹴鞠であったなど、関連する逸話もある。「古今著聞集」では大宝元年に始まるとの記述が見られる。

 当初は単に蹴るだけのものだったと思われるが、次第にルールができあがっていった。

・毬場

 蹴鞠をする場所。2丈1尺(約)または1丈5尺(約)四方の正方形の場で、四隅に松、桜、楓、柳を植える。

・蹴り方

 専用の靴を履き、できるだけ長く続けるよう、相手に渡すように蹴る。

 明治36年に蹴鞠保存会が組織され、伝統を受け継いでいる。

蹴鞠が見られるところ

場所所在地時期
下鴨神社京都府京都市左京区1月4日
飛鳥歴史公園奈良県明日香村4月初旬
白峯神宮京都府京都市上京区4月14日、7月7日
談山神社奈良県桜井市4月29日、8月上旬
金刀比羅宮香川県仲多度郡琴平町5月5日、7月7日、12月
藤森神社京都府京都市伏見区6月第3日曜
平野神社滋賀県大津市8月9日

リンク
蹴鞠保存会のページ

販売状況毬は入手可能だが高額との事

古代中国の蹴鞠
 

年中行事絵巻に見える蹴鞠

蹴鞠初め(下鴨神社)
 

蹴鞠の碑(白峰神宮)
 


 


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