伝統ゲーム紹介


ドミノの部屋
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ドミノとは何か

 正方形が2つ繋がった形のゲーム牌(はい)。ドは2の意味、ミノは正方形の意味である。 一つの正方形には数字が点で示されている。ゼロは何も書かれておらず、 ブランク(空白)と呼ばれることもある。 西洋ドミノでは同じ組み合わせが一つしかない。 種類は、ゼロ・ゼロから6・6まで28枚あるダブル・シックスが一般的だが、 数字が9、12、15までのセットもある。また子供向けには数字でなく、 絵柄や色だけのものもある。
 遊び方には「ドロー」「カンテット」「マッギン」等様々である。 基本的には順番に一枚ずつ出していき、誰かの持ち牌がなくなったら終了とするものと、 カードゲームのトリックテイキングゲームのように1枚ずつ出し、 もっとも強いカードを出したら勝ち、として続けていくものなどがある。 前者のときは、同じ数字同士が繋がる(隣合う)ようにして出す。 二つの目が同じ数字の物はダブレット(ぞろ目)と呼ばれ、 場に出ているものに直角にして出す。
 ドミノ倒しはこの牌を使う遊びであって、 ドミノ牌はドミノ倒しのためにあると思っている人間も多いようで、 困った状況である。

ドミノの歴史

 ドミノがいつ、どこで生まれたものかははっきりわかっていない。 一説には中国にある天九牌がルーツといわれている。 それが18世紀にヨーロッパに持ち込まれて西洋ドミノになったというもの、という説である。

ドミノの種類

 点の数がいくつあるかで種類が分かれる。6まであるものをダブル・シックスと呼び、 ドミノ牌の中では一番一般的である。その他、9まであるダブル・ナイン(総数55枚)や、 12まであるもの、15まであるものもありる。 また、点が書いて無く、絵や色が書いてあるものもあるが、これらは子供向けのようである。  派生として特殊なゲームも生み出されている。正三角形の「トリオミノ(トライオミノス)」の他、 ドミニュー、ドミンゴ、ドミネイションなどのオリジナルゲームがある。

ドミノの仲間

 上記のものを西洋ドミノと呼ぶことにする。  中国にも同様に「一つの牌に2種類の数字を表したゲーム牌」があり、 これは天九牌(てんきゅうはい)と呼ばれている。 こちらの方が年代が古く、西洋ドミノのルーツであるという説もある。 韓国にもコルペというゲーム牌があり、構成は天九牌と同じである。

ドミノの遊び方

 ドミノ牌はプレイングカード(トランプ)同様、ゲームの用具なので、 これを使って遊ぶ様々な遊び方がある。  大きく分けると次の2種類になる。

1.接続していくタイプ

 テーブルの上に牌を置き、それに繋げていくもの。 同じ数字を合わせて(接触するように)置いていくものが多いのだが、 足してある数になるように、といったタイプもある。

 →一般的な牌の出し方

2.トリックテイキングタイプ

 一人1枚ずつ出し、全員が1枚ずつ出したところで一番強い牌を出した人が勝ち、 というようなトランプによくある遊び方。ドミノ牌には数字が2種類あるので、 片方をトランプのマーク、もう片方を数字のようにして使うことがある。 「ハートの6、スペードの2」というところを「4の2、ブランクの5」 というようにするわけですから、少しややこしい。

 →様々なドミノの遊び


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