伝統ゲーム


打毬

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名称打毬(だきゅう、うちまり)
概要 2組に分かれ、馬上の選手が先に網の付いた棒を用い、毬をすくってゴールに投げ入れる競技。西洋のポロと言う競技と似ているが、元は一つと考えられている。発祥は西アジアのペルシア付近で、西洋に渡ったものがポロ、東洋に渡ったものが打毬である。馬に乗らないものも行われており、西洋ではラクロス、日本では徒歩打毬と呼ばれている。
 現在、日本では青森県八戸市の新羅神社で行われる加賀美流騎馬打毬、山形県山形市豊烈神社で行われる豊烈神社騎馬打毬の2種類がある。この他、宮内庁騎馬隊による打毬も不定期に行われることがある。新羅神社の打毬も豊烈神社の打毬も、ともに競技場の一方にゴールを設けるもので、競技場の両端にゴールがあるポロとは異なる。ただ両者の道具は大きく異なっている。新羅神社の打毬は、杖の長さは2mほどで毬の大きさはソフトボール大である。ゴールは竹竿を立てた間で毬門と呼ばれている。豊烈神社の場合は杖の長さは1mほどで毬の大きさはゴルフボール大である。毬門も壁になっており、高さ2mほどのところに設けられた直径数十センチの穴に投げ入れるようになっている。

古文書に見える打毬

加賀美流騎馬打毬

豊烈神社騎馬打毬


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