第89話 大胆にも e-commerce に挑戦

メディアバレーが閉店した後に、「100円ショップ ダイソー」が開店しました。ビルの1階から5階までの広い売り場の商品は全て100円で、食品、日用雑貨、工具、文房具、化粧品、電池などありとあらゆる物があります。プリクラまで100円です。100円の絵本、料理書もある。 100円電卓

安さに惑わされて不要なものを買うことのないようにしよう、何も買わないぞ、今日は見るだけ、必要になったら買いに行けばいい、と堅い決心をしてでかけたママでした。 しかし、まんまとお店の策略にはまり買ってしまいました。右の電卓がそうです。実は先日、長年愛用した980円の電卓を水に落として壊してしまっていたのです。まあ、必要なものなので、禁を破ったのはよしとしましょう。

購入した電卓は太陽電池と乾電池の両方が使えるタイプですが、他に乾電池だけのタイプには電池まで付いています。これらが100円とは、つくづく物づくりが儲からない時代なんだと実感します。

そういえば相模大野の国道16号脇の「T-ZONE」の後も、衣料品屋さんと100円ショップになりました。パソコンショップは「100円ショップ」に羽化していくのでしょうか? パソコンは買ってから使わないと何にもならない商品だ。100円ショップはただ消費することだけに意義がある商品ばかりだ。高度資本主義の大量消費も行き着くところまで来たのだろうか。店の1フロアを占める大量のプラスチック製品がいずれはゴミになると思うと恐ろしい。

ところで、ダイソーのレジでは商品のバーコードを読み込みません。会計時には商品の数を数えるだけです。でも、これで商品の在庫管理はできるのかな? 膨大な種類の商品を管理する工程を省いて、儲けを出しているのかな? POSから得られる情報は重要だ思うのだけど。コンビニでは、購入者の性別や年齢層までレジで打ち込んで、在庫管理だけでなく新たな商品の企画にまでその情報を活用している時代なのに。他人の事ながら心配でもあります。

本 マのWindowsパソコン奮闘記も多くの方のご支援を頂き、結構な量が溜まってきました。読んで頂いているみなさん、ありがとうございます。メールを頂く中に、まとめ読みをしたいという希望もあり、ホームページで公開中の奮闘記をアーカイブファイルにして提供することにしました。

さらに、ちょっと新しいことに挑戦する意味で、大胆にもこのアーカイブを電子書籍として販売してみようと思い立ってしまった次第です。ホームページを公開しているプロバイダ(ASAHIネット)で、2000年4月から個人ページでの営業が行えるようになったことも丁度良いタイミングでした。流行りのe-commerceという訳です。

儲けようというのではなく、最近新しい話題が少ないのと、好奇心からちょっと実験しようと始めてみる次第です。今後もホームページでの普通の公開版(アーカイブでないもの)はもちろん無料のままです。今後もママの稚拙な思いつきを読んでやってください。しかし、本当に最近はWindowsの話が少ないな。何か話題を探します。

これから読んでみようというかたで、自宅からダイヤルアップで接続してオンラインで読んでいる方は、「電話代+プロバイダ料金」よりはアーカイブ購入の方が断然お得だと思います。電話代を気にしなくてもいいのでじっくり読めますしね。100円ショップという訳ではありませんが、リーズナブルな価格設定にしました。

会社や学校からいつでも無料でネットサーフィンできる方は、とくにアーカイブ購入のメリットはありません。ホームページで公開しているものを読んで下さい。それでも、購読料を支払いたいとおっしゃる殊勝な方がいらしたら、それはそれでウェルカムです(^_^)。また、オンライン販売と併せてCD-RによるCD-ROM版の電子書籍販売も考えました。

電子書籍販売のページを読んで頂き、ご購入頂ければ嬉しいです。ライセンス同意書はシェアウェアのソフトなどを参考に作成してみました。ちょっと大げさですが、ようするに「勝手にコピーして配らないでね」というのと「間違った箇所があっても勘弁してね」というものです。それから、支払いは必ずダウンロードと解凍が上手くできて、読めるようになってからお願いします。

実験結果は適宜、奮闘記の中で報告したいと思っています。もし、爆発的に売れたらどうしよう(^o^)と、捕らぬタヌキの心配をしています。

かし、このような少額のお金の決済方法でいい方法はないのかな。銀行振込や郵便局だとちょっと面倒ですね。インターネットのオンラインバンキングをしている人なら自宅から24時間いつでも振り込めますが、まだそれほど普及している訳ではない(と思う)。個人への支払いだとクレジットカードも使えない。電子マネーまだまだ使い勝手が悪いし、少額だと手数料の比率が高くなり、送受者の双方共デメリットが大きい。 電子決済

数百円単位の決済が簡単に、しかも低手数料で行えるようなサービスの需要は非常に大きそうだ。インターネット上の商取引はもちろんのこと、有料サイトを使用した掲示板やメーリングリストの運営費の集金、身近なところでは町内会費や子供会費の集金などに使えそうだ。学校の集金にも使えれば、先生の事務負担が減らせ、学級運営に専念できる。インターネットを利用できない人のために携帯やコンビニなどでの支払いも可能になるといい。

ママは今、まもなく結婚される幼稚園の先生へのお祝いをどう集めようか思案中です。この春に卒園した次男のクラスの担任だった先生なので、もう母親が集まる事のないし、全員がメールを読めるわけじゃない。やっぱりローテクの葉書か電話連絡網を使うしかない。一人数百円の集金を効率的に行う方法はないかな?

1,000円以内なら一律50円位の手数料でインターネットや携帯電話、コンビニから24時間振り込みができるサービスがあれば絶対にヒットするぞ。こういう電子決算が普及したら新しいビジネスチャンスも増えて、低迷する経済も活性化するのにね。誰か、こんな決済のサービスを始めませんか? 主婦から見た利用方法のアイディアや提案など協力しますよ。

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M.Nakamura May 7,'00