第83話 ミレニアムも無事にやって来た

81話であんなに心配させた2000年問題は、取りあえず大問題は起きずにミレニアムを無事に迎えました。何だか一人で大騒ぎして「狼おばさん」と呼ばれそう。ママは買い込んだカセットボンベでせっせと鍋物食べています。

2000年問題が大きな問題にならなかったのは「もともと、何もしなくても大丈夫だったのにマスコミや産業界が騒いだ」、「いろんな問題があったが必死のサポートで防げた」との両論がありますが、ママは後者を信じたいです。今頃になって日付の間違いなど小さな珍事が起きてますので、3月の決算期迄は届いた資料の日付などには十分注意しましょう。

て、2000年問題を見届けてから行う予定だったハードディスクの交換を行いました。こういうことは同居人に任せてあるのですが、始める前は半日では終わるような事を言っていたのですが、思いのほか大変で1日仕事になりした。

HDDの入っていた箱 前話で書いたように今は、Cドライブ6GB, Dドライブ20GB になっています。新しい20GBの方が高速なので、これをCドライブにしようというわけです。Windows本体も高速ディスクに入れた方が早いし、tempとかswapとかのファイルも高速アクセスができて性能があがるのではないかと目論んでいる訳です。ついでに、今までデモ版ソフトなど、インストールやアンインストールを繰り返して(そんなに沢山ではないと思うけど)溜まったゴミファイルをきれいに掃除するという目的もあります。

ハード的にはマスターとスレーブの設定を替えるだけなので、全工程約15分で完了です。でも、このあとが大変だったのです。プロバイダに繋がらない、ドライバソフトのフロッピィやソフトのシリアル番号が行方不明、などなど幾多のトラブル発生でした。

結局、最新版のソフトをダウンロードしてきて、NIFTY MANAGER、SCSIドライバ、プリンタドライバ、その他フリーソフトが最新版になりました。目に見える違いはそれほどないのですが、見えないところでバグ修正などが行われて安定度や性能が向上していると期待しよう。

当たり前ですが、ソフトや資料は、日々の整理整頓が大切であると心にしみました。しかし、喉元過ぎればもう忘れてしまうのでした。そこで大事なドライバや市販ソフトのアップデータなどを一つのフォルダにまとめて、それをCD-Rにコピーしておきました。このCD-Rがあれば万全だ。と、期待する。

こんな時にデジタルカメラがあれば、作業過程を随時画像で写真に撮っておくと後日、何かの増設や不具合がでた時に、きっと役に立つんだろうな。今年こそ、デジタルカメラを買うぞ! 使ってる人に聞くと100万画素以上のスペックはかえって記録容量を喰うだけだといいます。ママは100万画素前後で使いやすい機種をゲットしたいと考えてます。デジタルカメラ購入まで秒読み段階かな。買ったら素早くこのページで報告します。

そんなこんなで、Cドライブが高速の20GB、Dドライブが6GBとなりWindowsの動きも軽くなった気がします。こんなに苦労したのだから早くなってないと困るよと、自分に言い聞かせているだけかも。

取りあえずDドライブはフォーマットし直してバックアップ用に使おうと思っています。今はMy DocumentsフォルダをCD-RWにバックアップしていますが結構時間がかかるので、毎日はできません。一応毎週を目指していますが、つい忘れてしまうこともあります。HDD間のバックアップならフォルダをドラッグするだけで素早く済むので、大事なファイルを作った日にはすぐバックアップできそうです。

話にちょっと書いたように、ママはついに在宅の仕事を始めました。UNIX Webサーバのマニュアルの翻訳(下訳)をしています。英語が苦手で理科系になったママは、英語独特の言い回しや構文が判らず苦労しています。こんなママは翻訳ソフトを使って下訳の下訳をさせています。日本語的に変な文章が沢山出てきますが、辞書を引く回数が少なくなるし、日本語のタイプ量がある程度軽減されるので助かっています。とくにマニュアルだと技術用語はそのままカタカナにすればすむところもあり、それを翻訳ソフトの辞書に登録してます。

マニュアル的な言い回しや、言葉の使い方は昔を思い出して何とか翻訳していますが、技術的な内容が判らないとことはうまく説明する文章になりません。WebサーバやJavaのことも本屋さんで立ち読みして少し勉強したりしてます。翻訳ソフトは以前に同居人が仕事用に購入したもので、設備投資は無しで(今までのパソコン投資を考えたら心休まらないが)在宅ワークは始まりました。今後も仕事が続けばいいなと思ってます

特打1
特打1(とくうち1)
標準価格 4,900円
株式会社ソース
実際に仕事を始めると資料を見ながらの文字入力が多いのです。そんな時にブラインドタッチでキーボードが打てたら効率が上がります。在宅での仕事は効率化しないと、唖然とする時給になってしまいます。ママはコンピュータを使い始めた頃(紙カードにパンチしていた時代)からブラインドタッチが使えたらいいなと思いながら、自己流の中指と人差し指で打ち続けているのです。

仕事も納品が済んで余裕ができたので、溜まっていたヨドバシのポイントでタイピング練習ソフト「特打1」を買いました。これは東南アジア系のキックボクサーがでてくるテレビCMで有名?です。ゲーム感覚でブラインドタッチが習得できるというソフトです。

バキューン、バキューンと的を銃で撃ち抜き得点を競って行くのです。この音が結構快感で練習が楽しくできるのです。しかし、小指や薬指は今まで使ってなかったので自分の指なのに全く動きません。ブラインドタッチへの道は遠いのだ。

それでもこのソフトで遊びながら、同居人や子供達がブラインドタッチを覚えてくれたら、ママは口述筆記で楽できるのことにほのかな期待しています。

パソコンこんなんできまっせ
まついなつきのパソコンこんなんできまっせ
まついなつき著
朝日新聞社
近、「まついなつき著 パソコンこんなんできまっせ」を読みました。初心者向け朝日新聞社のパソコン雑誌「ぱそ」の連載をまとめた本です。まついなつきさんは3人の男の子を育てながら漫画家としても頑張っている主婦です。超初心者としてパソコン(アップルのパーフォーマで我が家のマックと同じ位の性能だ;連載開始が1995年なので)を買ってしまい、有能な編集者やアルバイト人に助けられて使いこなしていく内容です。

3人の男の子を持つパソコン通(?)のママとしては共感がもてます。彼女は絵もそんなに上手くない(ママだってこれくらいは描けそうだ・失礼)でもパワーは凄い。ママだってこの「奮闘記」をホームページを作り始めたのは3年前、三男が1歳になってからだが、まついなつきさんは連載しながら二人の子供を産んでいる。臨月だろうと首の座らぬ赤ちゃんを抱えてもパソコンをやろうという根性は素晴らしい。ママだって絵がもうちょっと上手かったらこの「奮闘記」も漫画にしたかった。試しに描いたらやっぱりプロは素人とはちょっと違うことを痛切に実感。キーボードの練習でもしようっと。

少し危ないと思っていた町田メディアバレーが2月末で閉店することになったようです。2年前には日本最大のパソコンショップとして注目を集めましたが、やはりヨドバシカメラの立地と価格にはかなわなかったのかな。閉店セールについては次話にて報告します。

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M.Nakamura Jan. 27,'00