第100話 ついに常時接続、そしてWindows Me

ジカメで撮影した写真をアルバムに貼るため(前話参照)のプリントを「カメラのキタムラ」のデジタルプリントサービスに頼んでみました。IXY DIGITALを購入した7月から最近までの写真から、夏休みの写真を中心にプリントする写真を100枚選び、コンパクトフラッシュに書き込み(LAN経由でノートパソコンのサテライトで書き込んだ)ました。キタムラでは、基本料金300円/媒体+35円/枚(DSCサイズ)で普通の写真のようにプリントしてくれます。今回100枚なので消費税を入れて3,990円で、一枚当たり40円とまあまあかなと思っています。もちろん、一度に100枚以上でもOKです。

プリントした写真(右上がインデックスプリント) DSCサイズは普通のサービスサイズよりちょっと小さいですが殆ど同じです。またプリント時間も普通の同時プリントと似たようなものです(ただし、今回は100枚と枚数が多かったので1時間半の見積でした)。整理用のミニアルバムやキタムラ独自のインデックスプリントも付属して、ネガフィルムのプリントと全く変わりません。価格設定もフィルム現像+プリント代と似たような感じになっています。

気になるプリントの品質ですが、IXYの高解像度(1,600*1,200)で撮った写真はフィルムと較べて遜色ありません。逆にコンパクトカメラでISO400フィルムを使った写真より綺麗な感じです。一眼レフで撮影するときはリアラというフィルムをよく使っていますが、そのプリントに較べるとちょっと画質が落ちるような気がします。もちろん、サービスサイズ以上に大きくプリントする場合には、まだフィルムの方に分があると思いますが。

このサービスのプリントのいいところは、パソコンで撮影結果を確認してから欲しい物だけプリントできることです。フィルムの同時プリントだとピンぼけなどの失敗写真もプリントされてしまうので無駄もでますが、それがありません。また、事前に写真のトリミング(いいところを切り抜く)や、明るさとコントラストの調整、斜めになってしまった構図を回転したりと、色々な細工を自分でできることです。合成写真や文字を入れ込むことももOKです。

パソコン主婦の友2000年10月号前話に書いたように、今のプリンタの印刷ヘッドカートリッジを交換しなければならなくなったこともあり、写真品質のプリンタを購入することも検討しましたが、インクや紙などのランニングコストや手間を考えるとプリントサービスに頼むのがいいと判断しました。キタムラは我が家から徒歩5分と一番近いコンビニより近くにあり、コンビニエントなのです。店員さんの感じもいいし。ちなみにプリンタの印刷ヘッドカートリッジは貯めていたヨドバシカメラのポイントで購入し、プリンタも復活しました。

第97話に取材裏奮闘記を書いたように、パソコン主婦の友 2000年10月号が発売されました。デジカメ活用特集に載っています。デジカメを活用しているみなさんの体験記事が載ってますので、最近デジカメを買ったとか、買う予定という方にはお勧めです。よかったら読んでみて下さい。

常時接続しているTA うとう常時接続が開通しました。フレッツISDNだから速度は64Kと今までとは変わりませんが、接続時間を気にせずにインターネットを楽しめます。Windowsが起動したら自動的にメーラが動くようにして、そのままインターネットに常時接続です。メールの中にホームページの紹介があると、ダブルクリックでブラウザを立ち上げてすぐに見ることができます。右の写真は、常時赤く点灯しているターミナルアダプタです。

今までは、長い文章のページなどは一度接続を切ってから読んでいたのですが、もうそんなことをしなくても時間を気にせずに読めます。今だと、asahi.comを開きっぱなしにして、オリンピック競技の最新ニュースをアクセスしています。また、メールのチェックも定期的に自動で行うのでパソコンを立ち上げておけば、ほぼリアルタイムでメールが到着します。今までは急ぎでないメールの発信は、何通かまとめて送っていましたが、返事も素早くだせます。

新横浜国際競技場 常時接続のメリットを享受する?ため、ほぼ日刊イトイ新聞(略称:ほぼ日)でオリンピックのサッカーの試合がインターネット実況(というか好き勝手なことをいう)されていたので、ブラジル戦と、決勝トーナメントのアメリカ戦を聞いてみました。ママは普通のTV放送を見ながら聞いていたのですが、インターネットラジオの方は30秒位のタイムラグがあるのと、音質が今ひとつで、ちょっと期待はずれでした。でも、それなりに面白かったです。

こういうことができるのも常時接続のよさですね。また、海外にいたり、残業で(^_^)TV放送が見られないファンにとっては、一番早い情報源のひとつになります。仕事中はちょっとまずいかもね。ちなみに、9月17日(日)のスロバキア戦は、横浜国際総合競技場(新横浜)まででかけて応援してきました(もの好きです)。左の写真がそのときのものです。8,000人が集まったらしい。

繋がった当初は使わなくては勿体ないような気がして(貧乏性)、家事を放棄してネットサーフィンしていました。前から興味のあったモニターや懸賞のサイトにも行きました。でも、こういったサイトはいちいち会員登録が必要でパスワードだIDだって面倒だし、名前や住所などのプライバシー情報が要求されるのでよほど欲しい物じゃないと登録したくないですね。

いろんなサイトを見て思ったのはデザインと軽さが大切ですね。どんな面白い文章が掲載されていても、デザインが優れてないと、また軽快にアクセスできないと誰も読んでくれない。ママのサイトもずっとデザインを模索しているが満足するものが作れない。

ママみたいな素人はデザインの良し悪し判断は出来ても、良いデザインを作り出すことはできない。絵心があるって貴重な事ですね。これからのインターネット文化がますます栄える時代、人目を引くデザインを作り出せる絵心のある人って貴重です。プロと素人の絵心の違いをマザマザと暴く、ナンシー関「記憶スケッチアカデミー」は笑えるが、実際に自分で描いてみると情けなくも可笑しい。

Windows Meパッケージ て、我が家の常時接続と呼応する(訳ではないですが)ようにWindows Me(ミレニアムエディション)が発売されました。ママはなにが新しくなったのかよくわからなかったけど、同居人が買ってきました。年内の期間限定版は、5,800円とリーズナブルです。それ以降は、1万円以上するというのが納得いかないです。年内の売り上げを確保し、経営上の数字をよくしようとするようにも思える。

3年半前に始まったママのWindows奮闘も、 Windows95 → Windows98 → Windows98 SE → Windows Meと変遷し、今回で第100話を迎えました。

ノートパソコンのサテライトを購入し、右も左も分からないWindows95を使い始めたママも、インターネットの常時接続をするまでになりました。といってもママが進歩した訳ではなく、世の中が進歩したおかげでママも使えるようになったのですが。Windowsも細かい部分で改良されてますが、まだまだ普通の人々が簡単に使いこなせるまでは進歩していない。まずはフォルダだ、ファイルだ、拡張子だとかいうことを理解しなくても使えるように(マックはそうだ)してほしい。

この3年半の間に色々なことがありました。奮闘記がご縁でメール交換を始めたり、村上春樹さんにメールしてお返事を貰ったり、山根一眞さん主催の論文に応募してkaZma鞄をゲットしたり、パソコンが壊れて秋葉原まで駆けつけたり、Webコンテストで入選したり、学生時代の友人からCD-Rを貰ったり、パソコン主婦の友に取材されたりと、数え上げればキリがないほど、貴重な体験をすることができました。

奮闘記を続けられてきたのも、メールやコメントを頂いた皆様の応援のお陰と思っています。皆様、ありがとうございました。ネタが無いときや忙しくて更新できないときには、何でこんなことを続けているのか?と自問自答する事もありましたが、続けたことで得られたものも沢山ありました。旧友と親交が深まったことなともその一つです。続けてきてよかったと思っています。

ソコンやインターネットにまつわる話を主婦の愚痴や思いつきを書きつづってきた「ママのWindowsパソコン奮闘記」は、第100話をもってひとまず完結とします。最近は(昔から?)Windowsのことはあまり触れてなかったし、専門家からみればまだまだでしょうけど一応はWindowsパソコンが使えるようになったので、パソコンが目的ではなくなってきました。

これからは、また違ったテーマ(といっ ても似たようなものになりそうですが)で、IT技術の21世紀を迎えるに向けて主婦の立場から色々と書き綴ってみたいと思います。2000年10月公開予定(できるかな?)。乞うご期待。(了)

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M.Nakamura Sep. 24,'00