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ロンドン4日目 ウィンザー城、他

朝も天気がいい。今日はちょっとロンドンから離れて、エリザベス女王も週末によく滞在するというウィンザー城まででかけてみる。ガイドブックを見たらビクトリア駅の裏から出るバスで行く方法と、パディントン駅から電車で行く方法がある。このバスにはトラベルカードで乗れないようなので、電車で行くことにする。しかし、ガイドブックにはパディントンから電車に乗り、Slough(スラウ)で乗り換えれば簡単だということしか書いて無く、どこ行きの電車に乗ればいいのか全然わからない。

仕方ないので駅のインフォメーションで聞いたら8:33発のBedwyn(だったかな?)行きに乗ればいいという。しかし、聞いたときにはまだプラットフォームが決まってないという。おいおい、もう出発の15分前なのに大丈夫か? とにかく、プラットホームがわかるまで電光掲示板の前で待っていると、出発の5,6分くらい前に14番線との表示がでた。

しかし、14番線は駅の一番端のほうにあり、待っていた場所からはとても遠かった。早足で歩いたが間に合わないかと思ったぐらい。14番線ホームの端にはタイルで描かれたパディントンの壁画があり、その前で記念撮影するくらいの余裕を残して間に合った。

朝焼け、ホテルの部屋からロンドン市街方面を望む パディントン駅の壁画

車からみえる風景はしばらく住宅地でしたが、すぐに真っ平らな牧草に羊がチラホラと絵になる風景です。看板や電信柱がないからかな? 駅の近くは建物が増えるのですが、その建物のレンガや建築様式が見事に統一されていて絵本のようで飽きない。

30分程度で乗換駅のSloughに到着。乗り換えてみたら、ウィンザー行きの電車(じゃなくて汽動車)は、東急こどもの国線と同じような一駅だけの支線でした(こどもの国線は最近、途中に駅ができましたが)。10分位で Windsor & Eton Central駅に到着。ここに昔、王室列車として使われていた蒸気機関車の複製が置いてあった。

この駅の近くにLEGOランドというあのブロックのLEGOのテーマパークがある。家族連れがLEGOランドのポスター前で行き方を調べていた。子供達を連れて行けば喜ぶかな?っとチラッと留守番の子供達を思い出した。駅前はウィンザー城の城下町といった感じで可愛いお店が並んでいる。駅から直ぐに城壁が見えて感激。ウィンザー城のオープン迄、色々なお店を眺めて楽しめました。

slough駅からWindsor & Eton Central駅まで乗った列車 ウィンザー城下の商店街、中央遠くにお城が見える

ィンザー城の開場時間の10時を待って入場です。ここの入場料はバッキンガムやロンドン塔と同じ11ポンドですが、ロンドンパスで入場できます。例の金属探知器を通り、入場ゲートの脇で日本語版のガイドブックを8ポンドで購入、これを買わないと歴史的な価値がある展示がよく分からないし、見逃したりする。帰国後も楽しめるし、場内は写真が禁止なのでお土産には最適です。

ウィンザー城は1992年に火災で一部に大きな被害をうけましたが、今は再建されています。この再建費用を捻出するために、夏の間だけバッキンガム宮殿を公開するようになったのだ。

城の中のセントジョージ教会は王族のお墓のあります。昔の王族はロンドンのウエストミンスター寺院に埋葬されていましたが、近年の王族・貴族はこちらにお墓を作るようです。最近亡くなったエリザベス女王の母のお墓もあった。イギリスのお墓は生前の姿の彫刻が墓石にそのまま夫婦単位で載っている装飾でかなりギョッとする。彫刻の足下に馬やライオン、ウサギなどの動物が必ず寄り添っている何かのおまじないか?

ウィンザー城 左側がセントジョージ教会

ステーツアパートメントという部分が王族の生活スペースです。絵画やタペストリー、彫刻などはどれも豪華ですが、ここで生活するのは窮屈そうですね。女王がガーター勲章を授与する部屋や火災後に修復されたステンドグラスなども面白い。

クィーン・メアリのドールハウスも興味深かった。このドールハウスはとにかく精巧で全ての食器、家具、洋服、インテリアが12分の1に縮小されています。本物の職人が3年がかかって作ったドールハウスは当時の貴族の暮らしぶりがよく分かり見ていて全然飽きない。女の子の夢が詰まったお家ですが、狭い見学通路が立ち止まれないようになっていて細部をじっくり観る事ができない、チャンスがあったらもう一度見たい。

衛兵はバッキンガム宮殿にいる人と同じ格好だ。衛兵の交代のパレードは夏場の観光シーズン以外は隔日に行われる。バッキンガムで一度見ればここではどうしても見ることもないが、どうしても見たい人は「英国政府観光庁」で実施日を確認していくと良い。バッキンガムよりは近くで観られるらしい。衛兵は気軽に?記念撮影にも応じてくれるのが嬉しい。一緒に写真を撮っていいか聞いても表情一つ変えず、一言も発しないのは偉い!

ゆっくり見学して2時間ぐらい、とにかく鎧、銃、数々の絵画や工芸品が山のようにあります。どれをとっても価値のある物ばかりで、本当にエリザベスさんはお金持ちだと思います。団体でガイド付きの観光をしているグループも沢山います。この日は天気が良かったので城からの景色も素晴らしかった。庭がシーズンオフなのか手入れはイマイチでした。

王冠をかぶった街灯 エリザベスの文字の入ったポスト 衛兵と撮影もできます(勝手に撮ったのですが)

お土産屋さんはバッキンガムと変わらなかったが、クイーン・メアリのドールハウスにちなんでドールハウス関連が充実しています。娘がいたらこんなドールハウスの手頃なキットなどをお土産にしたら喜ばれそう。お土産屋さんで切手を買って、ロイヤルメールで子供達に絵はがきを出した。

の後、徒歩10分程度にあるイートン校を見に行った。ミーハーだな。イートン校は英国のエリートを育成するカレッジで、ウィリアム王子とヘンリー王子(だっけ?)が通った(まだ通っている?)ことで有名だ。パパラッチ対策のためか、学校の中には入れなかった。

学校に向かう途中にテムズ川を渡ったが、白鳥や鴨が優雅に泳いで河辺にお洒落なレストランが並んでいる。通りにはイートン校の御用達の文房具やネクタイ、セータを扱うお店もありました。制服なのか、淡いグレイの燕尾服を着た少年が恥ずかしそうに街を歩いている姿が印象的。新入生?らしき少年がヴィトンのバッグを持ったお母さんと一緒に歩く姿もあった。ヴィトンもこういう人が持つと絵になる(買えないやっかみ半分)。

イートン校の正門 イートン校の礼拝堂

たっぷり歩いておなかが空いたので駅の近くのパブのテラスで初めてフィッシュ&チップスを食べた。一人前を二人で食べたが、これでちょうどいい量(一人前で30センチぐらいの魚のフライが2個とポテトが山盛り)だ。ポテトは美味しいがフィッシュ自体にはあまり味がなく、タルタルソースの味で食べた。観光客の多い街で、レストランもそんな感じだ。隣の席のアメリカ人の家族連れの太った少年がポテトとコーラをもりもり食べていた。

帰りの電車は30分おきに出ることを確認してあったので駅前でちょっと買い物した。駅前のリバティの店がバーゲンでスカーフが半額だった。これはロンドンの本店でもやってなかった。綺麗な店員さんは日本語ができた(中国人か?)。

Windsor & Eton Central正面 乗換駅のslough

ンドン市内に戻ってから、ナショナル自然史博物館に行く。平日の午後だったので小学生が見学に来ていた。ここの入場料は無料、放課後にここに来られる小学生は幸せだなぁ。珍しい展示がいっぱいあるが何しろ表示が英語なので細かいニュアンスが読みとれなくて残念。疲れたのでカフェでお茶をする。お菓子も恐竜型なのだ。自然史博物館は恐竜と地球に関するところを中心にみた。恐竜館はアメリカの自然史博物館に比べて古典的な昔からの博物館に近いイギリス的な感覚。

新館は地球画テーマでグッと近未来的な展示だ。これは東京でも見れるぞと言う感じだ。地震をテーマにした展示に「阪神大震災」の様子が再現された体験コーナーがある。床が揺れるのだが地震国日本からきた我々にとっては「これは震度3程度さ」と思ったが、英国人は大げさに恐ろしがっていた。ミュージアムショップで恐竜のぬいぐるみなど息子達にお土産を買う。

閉館まで後30分だったが、すぐ隣のV&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)にも行ってみた。博物館はいくら時間があっても足りない。V&Aは後日もう一度くるつもりでちょっと様子をみただけ。売店で日本語のパンフレットを探そうとしたが、閉館時間になってしまい追い出されてしまった。

自然史博物館 自然史博物館ホール 自然史博物館の恐竜

自然史博物館のカフェで恐竜クッキーを食べる ヴィクトリア&アルバート博物館正面入り口 ヴィクトリア&アルバート博物館ホールのシャンデリア

物館をでてから、同じ通りにあるハロッズに寄った。旦那がデイパックを背にしていたら入り口で警備員に手に持つように言われた。犯罪を防ぐよりもリュックで展示商品を傷つけられるのが嫌みたい。「リュックなんか背負って来る所じゃないんだよ。」と言った感じ。1階と地下の食料品を見たが、超高級品の集まりで見てるだけで満足。ベーカリーでパンを買ってホテルで食べた。もっと日本人がいるかと思ったが、韓国人が目立っていた。

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