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4. バリ商人事情

ンドネシアの通貨単位は、ルピア(Rp.)です。1,000Rp.が約13円(2001年1月)ですが、交換するときのレートはもう少し悪かった。今回、観光客が廻るようなところしか行きませんでしたが、バリ島の観光地の物価は日本の1/5〜1/10程度でしょうか。きっと地元の人向けの物価はもっと安いのだと思います。ミネラルウォータは、場所や冷えているかどうかで値段が違うし、コーラやジュースなど輸入物の飲み物は高いです。

食事は子供のお腹が心配で、ずっとホテル内でとっていたので、普通のレストランの値段はよくわかりません。ショッピングモール内のレストランのランチが3〜5万Rp.だったような気がします。

とにかく、お金に0が沢山つくので慣れないと高いのか安いのか戸惑ってしまいます。お土産ものは比較的高く、ちょっとしたものでも数万Rp.です。観光客が多く行くというデパート(スーパーかな)は値札がきちんとついていて値切ることはできませんでした。バリの物価を考えると高めです。

しかし、おばちゃんが店番をしている広さが1〜3坪程度の個人経営のお土産屋さんでは、商品に定価がありません。お客をみて値段を言ってきます。きっと日本人だと高めにふっかけてくるのだろうな。観光地の露天で売っているジュースまで値切ることができました。

多くのお土産屋では、ちょっとしたものを買おうとすると、どのおばちゃんも異口同音に日本語で「千円」といってきます。日本人は千円程度ならすぐに買うと思われているようです。もちろん千円札のままで買えます。でも、物価の差を考えると千円は日本の1万円程度の価値になります。なにしろタクシーを1日チャーターしても15万Rp.程度(約2千円)ですから。

有名なクタの海辺には強烈な商売おばちゃんがたむろし、これに負けない元気いっぱいの私の母たちが強引に値引き交渉をした。値切れば半値程度になるけど、それでも他の物価を考えると高いように思える。でも、まあいいか。おみやげ屋のおばちゃんも片言の日本語を駆使して頑張っているしね。もちろん、英語も通じる。英語といっても、"It's too expensive." 、"Please discount thirty thousand(30,000)Rp." 程度でなので、私でも大丈夫だ。

ワゴンタクシー内のお供え にでると、正規料金のTAXIなら数千RPでいける場所に「20,000RPでどう? 安いよ」と、白タクの運ちゃんが声をかけてくる。

きちんとTAXIのサインを出している車に乗るのが無難。それでも、メーターを使うように要求しないと、どこどこなら幾ら(当然メーター料金より高い)と言ってくる(みんながそういう人ばかりじゃないけどね)。

タクシーの運ちゃんは「友達が安くお土産を売ってる」、「ラフティングに安く行ける」と運転しながら営業活動に余念がない。しかし、バリ島は道は狭いし、二人乗り・三人乗りバイクが車の間を縫って走る。時にはスコールで視界は狭いのに凄いスピードで走っているのだ。乗っていても冷や冷やしちゃう、ちゃんと運転に集中してくれ!!

バリの人々は信心深くて車やバイクには毎朝綺麗な花のお供え物を飾って神に祈っているが、神頼みよりも安全運転だと私は思うのだが如何でしょうか?

テルではチップ不要とガイドブックに書いてあったので、到着初日は現地通貨を用意していなかった。しかし、部屋まで荷物を運んでくれたベルボーイがなかなか帰ってくれない。どうやらチップを要求しているようだ。仕方ないので邦貨で100円渡したが、帰らない。困ってもう100円渡したが嬉しそうじゃなかった。1万Rp.以上の価値があるのにね。後で、ガイドブックを再度確認したら基本的には不要だが、もし渡すとしたら荷物1個につき500Rp.〜1,000Rp.となっていた。10倍以上ものチップをあげことになる?

街のあちこちで両替屋がレートを黒板に書き出しているが、手数料が高いし、誤魔化されることもあるらしい。確かに1万RPがだいたい130円ぐらいで、5千円も両替したら大きなお束になる。慣れない、0のいっぱいついたお札は数えるのも大変だ。お札自体も古くて汚いしね。

少額紙幣が不足しているせいか、デパートでは100Rp.以下のお釣りはキャンディで代用していた。オイオイこんなんでいいのか? もっとも、子供には受けていたが。

最初はホテルのフロントで両替したがレートが悪いので、その後はショッピングモールやデパートの中のクレジットカード専用のATMでキャッシングした。これが一番レートもよくて安全だった(ホテルに比べ2割くらい有利)。帰国してすぐにクレジット会社のカウンターに行き、日割りの利子で精算したら利息は100円以下ですんだ。大きな街やショッピングモールがある場合には、この方法が一番のように思える。

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