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1. さて、出発だ

田市の我が家から千葉の成田空港は近いようで遠い。早く羽田が国際空港に復帰しないかと切に願う。今回、家族での旅だったので成田までは車で行くことにた。1週間預かってもらい、帰国時には空港前まで車を運んでくれて8,000円程度とまあリーズナブル。途中の高速料金を入れても10,000円ちょっとだ。これが、成田エクスプレスで行くとなると、運賃と特急料金で、大人一人の往復に8,000円かかる。家族でいくと25,000円以上だ(幼稚園児の三男は無料としても)。それに、重いスーツケースを引きずって駅の階段を上り下りしなければならないことを考えると、車の方が全然楽。唯一車の心配は、渋滞(とくに事故渋滞)だけだ。てなわけで、十分に時間の余裕をみて集合時間の3時間半前に家をでた。

朝の16号バイパス、首都高速湾岸線、東関東自動車道はガラガラ。最後の出口でちょっと混んだけど、2時間弱で駐車場まで到着。ここから駐車場のバスで空港まで5分ほど。かなり早く着いてしまい、空港内のお店などを覗いて時間を潰した。一緒にでかける母親や兄弟とも無事に出会えてチェックインと出国の手続きだ。

今回、なぜか事前に旅行代理店から出入国カードをもらうことができず、出国の直前に空港内で記入することになった。普通なら1枚書けばOKだが、今回5人分も書かねばならず、パスポート番号の確認などちょっと大変だった。家族連れの旅行では、事前に準備できるものは、済ませておくのがベターだ。

タラップ前 成田の出発ゲートはバス乗り場だった。バスに乗って10分ほど移動し、空港内の地面を歩いて、昔懐かしいタラップを上って飛行機に乗り込む。昔、羽田では経験したことがあったが、成田でそれも国際線では初めての経験だ(ママ、同居人共に)。搭乗前にみんなで記念撮影をしてしまった。

回の旅行は母の誕生日を海外で迎えよういう、ちょっとした一言が発端でした。毎年冬になると弟たち家族と一緒に南の島を訪れる母は、いつかは私達家族や姉も連れて行きたかったようです。まだ、三男が小さかった私たちは毎年羨ましがってばかりだったのですが、今年は思い切って出かけることにした。

その結果、お正月休み明けにまた一週間も仕事も学校も休むことになったのでした。私たち家族5人の他7名、総勢12人(内子供5人)という大旅行になったのです。この組み合わせだとお互いに子供を預けあって大人だけで買い物に行ったり、子供は子供同士で遊んだり、大きい子だけ連れてマリンスポーツに挑戦したりと、家族だけで行くより遊びの幅が広がって楽しかったです。

旅行中、学校はどうしたって? もちろん休ませました。家族で過ごす時間も大事にしたいと先生にも申し入れたところ快諾してくれました。帰国してお土産をクラス分用意して持たせたらさり気なく配ってくれました。最近はこういう家族が多いのでしょう。

近の飛行機はエコノミークラスでも各座席に液晶画面がついていて、映画や機外のビデオ映像、航路マップなどを見られる他、テレビゲームまで楽しめる。映画は同時にいくつかのプログラムが流れていて、好みのものを選べる。これらは先月ニューヨークに出かけたときに体験して感動した。知らないうちに世の中変わっていくのだ。

機内のゲーム 映画のプログラムを選んだり、ゲームの操作はファミコン風のコントローラで行う。このコントローラは衛星電話の受話器も兼ねていて、なんとエコノミークラスの自席から飛行中に電話がかけられる。受話器横のスリットにクレジットカードを通せば利用できるという優れもの。もうママは浦島太郎状態。

衛星電話は使わなかったけど、テレビゲームは子供達の退屈を紛らわすのによかった。単純なゲームが多いので、子供でもすぐに遊べるようになった。写真のゲームは丸太を移動させて、カヌーが渡れるようにするパズルゲームだ。次男が結構はまって、一番難しい面までクリアした。

ゲームは、遊びたいものを選択すると機内のサーバーからダウンロードしてくるようで、遊べるようになるまでしばらくかかる。この時間が短かったり、長かったり結構不規則だ。インターネットと同じようにネットワークが混雑すると遅いのだろう。しかし、500位の座席全てに液晶画面のパソコン、電話をつけて、ネットワークで結ぶんだもんね。パソコンなんて故障しやすいし、500台をメンテしていくのは大変だ。飛行機が高いのも頷ける。って、こんなIT設備は飛行機本体の値段に比べたら大したことないのかな?

供たちは途中で昼寝をしたりして過ごし、7時間ちょっとで無事に首都ジャカルタに到着した。ビジネス客の多くはここで降りたようだった。空港内の出発ゲートで1時間ほど待ち、この間に飛行機は清掃と給油を行う。成田でするより人件費が節約できるからだろうか。

すでにここは熱帯の蒸し暑さで、朝から興奮しっぱなしの三男が疲れてぐずって困った。機体の整備や掃除より乗客の快適さを優先して欲しいと思った。ここでスチュワーデスも入れ替わって、バリのデンパサールに向けて出発した。このフライトが1時間40分ほど。合計10時間の苦行からようやく解放だ。

デンパサール空港での入国審査の行列時に三男が寝てしまったので抱っこしていたら、審査官が特別にゲートを開けてくれ、私たち家族は待たずに入国できた。審査官と三男に感謝(^_^)。でも、一緒にいった母親や兄弟たちは通してくれなかったので、結局みんなが通過するまで待つことになったのだが。

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