1983以降に製造･出荷されたレンズについて

1983年以降に製造されたＯＭズイコーのマウント側には｢TNSC｣ のような謎の記号がペイントされています。
左から３番目の文字が製造･出荷順に上がって行きます。

A-1981年, ... E-1985年, ... J-1990年, ... O-1995年, ... T-2000年, U-2001年, V-2002年というように製造（出荷？）年を表しているようです。
ＯＭボディ デートコードの謎のアルファベット ⇒ 年　変換表を参照してください。

４番目の数字（文字）は1-1月, 2-2月, .. A-10月, B-11月, C-12月というように月を表しているようです。 ｢TNSC｣ は1999年12月の製造･出荷となります。最初の｢TN｣ は製造工場｢辰野｣を表している可能性が大です。
推定製造場所
　｢TN｣ --- オリンパス光学工業株式会社 辰野事業場
　｢SA｣ --- 坂城オリンパス(株)
　｢AZ｣ --- オリンパス光電子(株)　会津事業場　　　　⇒　50mm F1.4 / 50mm F1.8(初期)
　｢NI｣ --- 外部委託生産？　　　　　　　　　　　　　⇒　40mm F2 / 35-105mm F3.5-4.5
　｢SK｣ --- 白河オリンパス(株)？　　　　　　　　　　⇒　300mm F4.5(初期)
　｢SU｣ --- ？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒　AF35-70mm F3.5-4.5
　｢IO｣ --- オリンパス光学工業株式会社 伊那事業場？ ⇒　1.4XA(初期)

皆さんから情報提供していただいたデートコードを一覧表にまとめました。
この表によるとＯＭズイコーの製造Noは必ずしも製造･出荷順にはなっていないようです。
ＯＭ７０７用に発売されたＡＦレンズの表記はZUIKOではなくてOLYMPUS LENSとなっています。

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1977以前に製造･出荷されたレンズについて

ピントリングのゴムを捲ると見える白い印字コードがデートコードです。
ゴムの接着が弱くなり補修が必要な場合に限り印字コードの確認をしてください。 比較的新しいレンズでゴムがしっかりと接着されている場合は、無理やりゴムを捲ると破けることがありますので注意が必要です。

｢イ４３｣や｢サ５Ｙ｣ ｢シ６５｣のような印字コードで、最初のカタカナは製造した工場のようです。
　｢イ｣ --- オリンパス光学工業株式会社 伊那事業場？ ⇒　28mm F3.5 / 50mm F1.4 / 200mm F4など
　｢サ｣ --- 坂城オリンパス(株)？　　　　　　　　　　⇒　200mm F5など
　｢シ｣ --- 白河オリンパス(株)？　　　　　　　　　　⇒　135mm F3.5など
２番目の数字は製造した年を表します。
　｢４｣は1974年、｢５｣は1975年、｢６｣は1976年を表します。
３番目の数字又は英文字は製造した月を表します。　
１−９は1月〜9月、Ｘは10月、Ｙは11月、Ｚは12月です。
｢イ４３｣は1974年3月、｢サ５Ｙ｣は1975年11月、｢シ６５｣は1976年5月の製造となります。

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1978年〜1983年に製造･出荷されたレンズについて

ピントリングのゴムを捲ると見える白い印字コードがデートコードです。

｢Ｌ０７｣や｢Ｌ１Ｘ｣ ｢Ａ２２｣のような印字コードで、1977以前に製造･出荷されたレンズと違い最初の文字が
英文字となっています。 この英文字の意味は今のところ不明（製造した工場？）です。
２番目の数字は製造した年を表します。
　｢０｣は1980年、｢１｣は1981年、｢２｣は1982年を表します。
３番目の数字又は英文字は製造した月を表します。　
１−９は1月〜9月、Ｘは10月、Ｙは11月、Ｚは12月です。
｢Ｌ０７｣は1980年7月、｢Ｌ１Ｘ｣は1981年10月、｢Ａ２２｣は1982年2月の製造となります。
1978年に製造･出荷されたレンズには｢78カ10｣というようなデートコードが稀にあります。