ブラックリバー

死んだ動物にお墓を作って手厚く供養するのは日本独特だと思っていました。このような慰霊の習慣から、日本人ならではの動物を理解する手立てがないか、アプローチがないかという課題をもっていたのです。ところが、2001年アメリカ映画の「ブラックリバー」のしょっぱなのところで主人公の作家ジョーがイヌのお墓を探して、ペット専用の教会を訪れたのです。その描写を見ているとアメリカでもペットの葬式が一般的になっている様子が伺えました。
結局ジョーはその教会の葬式は気に入らず、涙ながらに自分で愛犬を埋めてやるのです。この映画、知的生命体がコンピュータを通して人間を支配していくという、SFには定番のストーリーです。

そういえば、ドイツでもペット霊園ができたという記事が獣医師会雑誌に載っていました。インターネットで「pet memorial」などと検索してみるとペットの写真を残して記念とするサイトがあります。西欧のキリスト教社会といえども、ペットともなると人間並みに思い入れされるのですかね。

タイトル: ブラックリバー
製作: 2001年 米 SPOディストリビューション
監督: ジェフ・ブレックナー
出演: ジェフ・モーア/スーザン・ベイン/ロン・カナダ/アン・キューザック/タイ・オルソン
ジャンル: 洋画スリラー