光西寺の馬頭観音群￤広島県三次市光西寺

光西寺の馬頭観音群 光西寺：広島県三次市布野町横谷 1137
北緯34度56分31.5秒　東経132度44分13.7秒　±5ｍ

慰霊の対象：牛馬／創設業種：農業

およそ80基の馬頭観音が集められている。
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門の右側馬頭群。この左の後ろに「観世音菩薩」が見える。
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門の左側馬頭群。手前は弘法大師。

■横谷を中心にした地域の馬頭観音が約84基集められている。そのいきさつは「観世音菩薩」碑の裏に書かれている。
■馬頭観音が集積されたものとしては県内最大の規模で保存を目的に意図的に集められている。
■弘法大師に参拝した記念碑のようなものなど馬頭ではない碑も交じっている。牛の頭や文字が彫られていなくても牛馬の供養碑もあるとは思うが。牛馬供養とはっきり分かるものは75基程度である。
■観音の頭上や頭部に牛馬の頭を描くよりも牛馬安全などと文字で書くことが多い。これは西城町などと異なる点である。
■さまざまなタイプの馬頭があるが丁寧な作りである。

観世音菩薩
(碑文表)
観世音菩薩／奉供養／為牛馬

(裏面)
農業経営上の至宝である牛馬を祀る
お地蔵様は往昔より各地に散見する
ところであるが近時の各種開発改変
によるその散(失)汚穢を惧れさきに
此の所光西寺境内に合祀し今回更に
合同供養塔を建立し永く後世に傳え
んとするものである。
　昭和五十四年十月吉日
　　　　　　老人クラブ新世会謹白

（大きさ：cm）
本体　118W×110H×17D（輪切り丸型を立てている）
中台　110W×32H×108D（輪切り石を寝かせている）
下台　138W×20H×120D（コンクリ）

■布野村誌に道しるべとして記載のある碑は、向っていちばん左側である。道しるべになっているのはこの1基だけである。観音様が向かって左を向いており珍しい。

撮影日：2012/11/025