馬魂碑      比治山公園:広島市南区比治山公園3   
北緯34度22分56.9秒  東経132度28分25.8秒 ±5m   

慰霊の対象:馬/創設業種:畜産


h_hijiyama1.jpg(111714 byte)

h_hijiyama3.jpg(74613 byte)
碑文の下部が埋もれてしまっている。

裏には「昭和十二年五月十七日建之」記されている。広島県獣医師会が毎年9月に慰霊祭を行っている。
ネット情報によると、この碑は当初は似島の馬匹検疫所にあり、外地から帰国した馬が疫病に罹患していた場合など処分された馬が焼却されることがあり、その供養のために作られたらしい。その後副碑にあるように広島県獣医師会が供養するようになり、軍馬に限らず広く馬を供養の対象とするようになった。そのためであろう、陸軍中将という文字は塗料が塗られていない。

(副碑の文)
碑文
馬は古代から人類に飼養せられて
交通・運搬・農耕などに重要な役割を
はたし今日の文明に幾多の貢献をしてき
ました。その恩恵はまことにはかり知れな
いものがあります。
しかしながら20世紀の半ばから機械科学が
飛躍的に進歩発達するのにともなって、馬の
利用は急に少なくなり、馬族は世の中からだ
んだん忘れ去られようとしております。
このときにおいて広島県獣医師会は、この
馬族の功績をたたえその犠牲をしのび、永久
にこれを記念するために馬魂碑を再建して深
く感謝の意をあらわしたのであります。
昭和43年5月1日   広島県獣医師会
(碑文表)
馬魂碑
陸軍中将 松田巻平書
(碑文裏)
昭和十二年五月十七日建之

(大きさ:cm)
本体 87.5W×256H×57D
台石 240W×26H×160D
石積み 80H

h_hijiyama2.jpg(105895 byte)

h_hijiyama4.jpg(107540 byte)
子どもの遊具が周囲にあり、家族連れが多い。

撮影日:2012/10/08 初回調査:2001/08/25