蚕御霊神塔  :横浜市泉区和泉町

慰霊の対象:蚕/創設業種:畜産




日本では、明治後期から昭和初期にかけて養蚕が盛んな時期があり、昭和初期には養蚕農家は220万戸に及んだ。各地で蚕神(かいこがみ)が祭られたり、供養碑が建てられた。横浜市泉区のJA横浜和泉支所の東側には,蚕霊供養のために建られた「蚕御霊神塔」がある。この蚕霊供養塔は大山道の道標も兼ねていて、塔の向かって左側面に「大山道」の文字とともに二本指で方向を示した手の線画が刻まれている。
正面の文字は「蚕御霊神」、右側面と裏の文字は私には読めないので、そばの説明版の写真を掲載しておく。
台石には後を除いて、62名の世話人の名が見られる。




大きさ(cm):(本体)W33×H70.5×D31
全体の高さ(cm):約135H

撮影日:2004/3/12



蚕霊神鎮座  三柱神社:横浜市泉区上飯田

慰霊の対象:蚕/創設業種:畜産



上飯田の三柱神社境内にも、蚕霊供養塔がある。正面には「蚕霊神鎮座」、左側面には「宇氣母智命」、右側面には「明治廿九年申一月吉日/相州鎌倉郡中和田村」と刻まれている。


3基の庚申塔や集会所の建設碑とともに建っている。


大きさ(cm):(本体)36.4W×95H×36D (中段)61.4W×60.5H×32D
全体の高さ:138H

撮影日:2004/3/12




神社の北の方の小道に面して、庚申塔があった。