片野尾の鯨の供養塔    くじら塚小公園:新潟県佐渡市片野尾   
北緯38度03分26.04秒 東経138度34分04.42秒   

慰霊の対象:鯨/創設業種:漁業


くじら塚小公園の説明版

見つからない鯨の供養塔

鯨のあごの骨があるはずでしたが、見つからなかった。ネットで2013.9.17に尋ねた人はちゃんと見ている。どうして見つからなかったのだろう。http://kami373.jp/sado.html

(解説板の内容)
鯨の供養塔
(所在地 両津市大字片野尾)
江戸時代の中頃から終わりにかけて、佐渡には/三四頭の鯨が漂着したといわれています。
「鯨一頭七浦を潤す」といわれていますから、鯨に対/する地域の人々の思い入れにはことのほか強いもの/がありました。
 万延元(一八六〇)年十二月、この地区の沖合に/一頭の大鯨が流れ着きました。西隣の月布施地区と/この鯨をめぐって争奪になり、その結果、鯨の頭の/方の半分が当地区に分け与えられました。
そのとき当地区で関係した二六人の漁師に対し一人/当たり一〇〇匁(三七五グラム)ずつ鯨肉が分配さ/れました。
漂着した鯨は、肉や脂などの現物配分のほか、鯨肉/や鯨油が払い下げられ、それが入札されましたから、/地区にとっては大きな臨時収入にもなりました。
当地の寺の過去帳には「海王妙應信女」と、この鯨/の戒名が書かれ、手厚く葬られた様子がうかがえま/す。なお、この鯨の長さは約三〇メートル近くもあ/ったといわれ、ナガスクジラかザトウクジラの雌と/想像されます。その顎(あご)骨(高さ約四メートル)/がこの看板の後方約三〇メートルのところに供養塔/として建てられています。/新潟県


(大きさ:cm)


撮影日:2013/05/02