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サントリー、文藝春秋、朝日放送(ABC)主催の「第17回サントリーミステリー大賞」の選考会が去る3日、都内で開かれ、大賞に「午前三時のルースター」(垣根涼介・著)が選ばれました。垣根氏は商社勤務などを経て、現在は旅行代理店勤務。読者賞にも同作が選ばれました。
小説は、文藝春秋より出版されるほか、朝日放送(ABC)でドラマ化されることになっています。
朝日放送は、以前は『お荷物小荷物』などの作品を制作し高い評価を得ていましたが、その後、ローカル放送の『部長刑事』をのぞきドラマのレギュラー番組をすべて外注化。外注作では『必殺』シリーズなどが高い評価を得ましたが、最近では外注作品も精彩を欠いており、在阪VHF局のなかで唯一、全国ネットの自社制作レギュラードラマがない局という点だけが目立っています。(半バラエティー『七人のサムライ
J家の反乱』をのぞく)
また、「土曜ワイド劇場」などでのABC発注分は、80年代を通じてセンセーショナルでおどろおどろしいサブタイトルを付ける手法で話題を集めていましたが、ステーションイメージ低下をまねく点が問題視されたのか、最近は軌道修正しています。
そのような中、本賞が以前より開催されていますが、ドラマ化されたミステリー大賞受賞ドラマが内容的に話題になることは少なく、今後の同局がドラマを充実させるには、本賞の位置づけの明確化が不可欠と考えられます。
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