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NHK衛星ドラマ劇場の枠で倉本聰脚本ドラマ『玩具の神様』が放送されることが明らかになりました。本年(1999年)11月の放送予定で出演は永作博美ほか。詳しい内容は不明ですが、倉本聰の脚本によるNHKテレビドラマは1979年1月放送『年の始めの』(NHK大阪・制作)以来、実に20年10ヶ月ぶり。
1974年、大河ドラマ『勝海舟』の脚本を執筆していた倉本聰が演出陣と衝突。NHKサイドは演出家の意向を優先させたため、中途降板。これが倉本聰が北海道に移住する契機となり、その後倉本聰は『北の国から』(CX)などの作品を北海道を活動拠点として発表してきました。
以来、東京のNHKドラマ部門と倉本聰との関係は冷却状態に陥った模様ですが、その後も、前述のNHK大阪放送局制作による単発ドラマ『年の始めの』放送のほか、地元札幌放送局と組んだ「NHK特集」などでドキュメンタリーの構成を担当するなど関係は続いていました。NHKサイドはかねてより「倉本聰脚本でハイビジョンのドラマを」というラブコールをよせており、今回のテレビドラマ制作、放送はその努力が実ったものと思われます。なお、今回のドラマがハイビジョン制作であるかは不明。
倉本聰の作品傾向から見て民放だけでなく、NHKでも新作を手がけてほしいという声が以前から一部のファンの間で語られていましたが、今回の新作『玩具の神様』の制作をきっかけに両者のドラマ制作関係が活発化するのではないかと期待する声も出ています。
※補足:その後の調査によりこのドラマ、制作は外部制作であることが判明。20年ぶりにNHKで放送されることで雪解けも近い?(1999/10/31)
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