あらゆる病気は、“体温低下”によって引き起こされる。 実は、ガンができることも体温の低下と大いに関係がある。 過食やストレス、運動不足といった、体を冷やす要因に事欠かない現代は、 だからこそ意識的に体を温め、体温を上げることが必要なのである。 本書では、生姜紅茶をはじめとして、 ふだんの食事や生活で安全、簡単に体が温まる方法に加えて、 症状別・病気別にどんな温め方が一番効果的かなどについて取り上げている。 血液が汚れると、皮膚の排泄機能を使って、体外に老廃物を出そうとするメカニズムが働く。 それが発疹である。 発疹にも、蕁麻疹、湿疹、乾癬、化膿疹などいろいろな病名が付いているが、 それは人間が後から勝手に付けたもので、 すべて体内の老廃物が外に出てきている様子に他ならない。 過食の人、水分をたくさん取るために体が冷える人、 運動をしない人がかかりやすい。 数年前から顔面、背中及び腹部に発疹がたびたび出るようになっている。 今年も2ヶ月ほど前から腹部にかなりひどい発疹が出て、 腹の内部も異物感がある。血液の汚れがかなり進んでいるようだ。 血液の汚れを発疹という形で体外に出す力がない冷え性の人や高齢者、 体力のない人、またせっかく発疹が出ても、薬で発疹を抑えてしまう人は 血液の浄化が出来ない。 こうなると、次に体が起こす反応が炎症である。 肺炎、気管支炎、膀胱炎、胆嚢炎などは、ばい菌の力を借りて体内に炎症を起こし、 血液の老廃物を燃焼しようとする反応と考えていい。 この炎症につきものなのは発熱と食欲不振だ。 なぜかと言えば、発熱とは老廃物が燃えている所見であるし、 食欲不振は血液を汚す最大要因の 食べ過ぎを一時的にストップさせる反応だからである。 北方産の食べ物は身体を温め (陽性食品) 、 南方産の食べ物は体を冷やす (陰性食品) 硬いものは○ 、柔らかいものほど× チーズ、黒砂糖、乾燥果物、煎餅、漬け物など原素材よりも硬いものは水分が少なく、 身体を温める性質が出てくる。 朝食は食べたくない人は無理に食べる必要は毛頭ない。 自分のように高脂血症気味で痛風の者は栄養過多病ともいえ、むしろ食べない方がよい。 平成10年6月 痛風記 すべての病気でそうであろうが、 血液の流れが悪いところに病気は発生し、 血流を良くすれば病気は快方に向かう。 なせなら、血液の中には栄養素、水、酸素、白血球、免疫物質が含まれているからである。 p174 肝臓を強化する方法 腹八分以下の小食を守る。 腹巻きをする。 アサリとかシジミを食べる。 湿疹、蕁麻疹、アトピーなどの皮膚病の治療法 食事は良く噛んで腹八分目に 散歩、スポーツ、入浴などで汗をかく キンピラゴボウは解毒作用があり、皮膚病の妙薬 シイタケの煎じ汁は発疹を促し、皮膚病の治療を早める その他の石原 結実氏の著作 体を温める食材とレシピ 病気にならない!( 著者: 石原結実 | 出版社: 日本実業出版社 ) |