変額保険 Wikipedia 死亡保険金額や解約返戻金、満期保険金の額が運用に応じて変動するものをいう。 投資信託などの仕組みを取り入れた保険ともいえる。 ただし「保険商品」であるため、死亡保険金額については最低保証が定められている。 @変額保険(終身型) 一生涯の死亡保障があり、死亡・高度障害保険金額は資産の運用実績に基づいて毎月増減 A変額保険(有期型) 満期までの死亡保障があり、満期まで生存したとき、満期保険金が支払われる。 満期保険金額については保証されていない。 B変額個人年金保険 大きな運用益を狙うためには保険金額を高額に=保険料を高額する設定することになり、 高額の保険料を一時払いするために銀行が土地などを担保に保険料を貸付し、 保険の運用益で返済を行わせるという仕組みをとった。 返済途中で被保険者が死亡しても、負債は保険金を得て完済できる。 また保険金には別途の控除枠があり、相続税対策になるとした。 しかし、バブル崩壊後の運用環境の悪化で運用成績が極端に落ち込み、 多くの保険契約で解約返戻金が元本割れの状態に陥った。 結果として銀行からの借入金の返済が困難になり、担保の土地・建物を競売にかけられて失う例も出た。 不動産価格の下落のあおりを受けて担保を差し出しても借入金を賄えず、なお返済を迫られる例もあった。 また最低保証のある死亡保険金を獲得し、負債返済に充てるために被保険者が自殺する例も出て、社会問題となった。 |
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