『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2017年第12号

17年 2月19日 日曜

 晴。
 バナナ、茹で卵、掛け饂飩。買い物。読書『子どもの神秘生活』『新編・日本幻想文学集成4』。カレーライス、ベーコン卵。オンエアで『おんな城主 直虎』(7)検地がやってきた。直親(三浦春馬)と政次(高橋一生)の性格がなかなか複雑でちょっと面白い。ビデオ。『空想大河ドラマ小田信夫』3黒田城攻め。『小さな旅』開拓の心 一滴〜茨城県 守谷市。終戦後、満蒙開拓から引き揚げてきた人たちが切りひらいた牧草地。『日曜美術館』“暮し”にかけた情熱 花森安治30年間の表紙画。『NHKスペシャル』プラネットアースU 第3集 新天地への挑戦。絶海の孤島で暮らすペンギンやウミイグアナとヘビの壮絶な戦い。ニューヨークに暮らすハヤブサ、インドの街で狩りをするヒョウなど生き物たちの新天地への挑戦。『THE 世界遺産』メロエの古代遺跡群 スーダン ナイル川中流域 砂漠に黄金の王国/墓も!エジプトそっくりの秘密/鉄が生んだゾウの神殿。

17年 2月20日 月曜

 晴。
 林檎、茹で卵、掛け饂飩。買い物。『子どもの神秘生活』読了。アメリカの心理学者が、子どもたちから聞いた宗教についての話を纏めた物。八歳の少女コニー「天国も地獄もこの世にある。わたしたちがほほ笑むか、それともいやな顔をするかで、天国か地獄をえらんでるの」(p.32)。同じ少女「この大きな世界は神様の心配の種なのだけど、わたしだって心配してる。だって、わたしは神様のものなんだもの」(p.36)。ネイティブアメリカン・ホピ族の十歳の少女「わたしたちの神様は空。だから空のあるところには必ずいる。太陽も月もわたしたちの神様。それにホピ族の人たちも。わたしたちはここに住んでいなければならないの。ここからはなれたら、神様もきえてしまうから」(p.40)。同じ少女「おばあちゃんはね、白人は空をせいふくしようとしているけど、わたしたちは空にいのりをささげるために生きているって。せいふくしようとする人に話してもむだだから、白人の分もいのるしかないって」(p.41)。九歳の黒人の少女ヘンリエッタ「ほら、みんな人の悪口言うじゃない。でもイエス様は言わないもんだから、気味悪いわけ、それで自分たちの村から出ていくとほっとする」(p.203)。障害のある十二歳の少女「あたし、自分の足に話しかけるんだ。こんなことになっちゃってごめん、本当にごめん、って。おまえたちのことは忘れないよって。おまえたちのできない分、うでとこしから上でがんばるからって。足のためにおいのりするんだ」(p.228)。ジュニア、十二歳「神様とぼくたちはしっかり結びついているんだね。ぼくたちは救われたいし、神様はぼくたちを助けたいし」(p.254)。アル、十一歳「こういう話し方はよくないよ。高いところに立って自分は正しいユダヤ人だってじまんするのは、いいユダヤ人じゃないってお母さんが言ってたぜ!」(p.287)。アロン、九歳「ぼくはだれにも、こうしろとかああしろとか言いたくない。たとえ相手が自分の兄弟だって。自分に言い聞かせればそれでいいんだ」(p.298)。ゲリー、十三歳「その子たち(宗教を信じていない子)と、思っていることについて話すんだけど、とてもいいんだ。その子たちは人生についていろいろな疑問をもってるし、何が正しくて何がまちがってるかとか、何を信じるべきかとかについてじっくり話したがる。そんな子と話したあとは、宗教なんて信じてないほうが宗教的になれるかもしれないなんて思ったりする。わかる?」(p.312)。十歳の少女「わたし、夜おいのりするんだけど、ときどきあとでねながら考えてしまうの。どうしてわたしがいまここいるのかとか、どうしてほかの人じゃなくてわたしが生まれたのかとか。そういうこと考える人はいっぱいいるはずよね。どうしても気になる人が」(p.334)。十歳の少年「ここにぼくをおいたのは神様。その神様が、よし、もう十分いたのだからかえってきなさいと言うまでここにいたいと思います。そのときはもう、ここにはいなくなります。いなくなるときに、なぜほかの人でなくぼくがここに送られてきたのかわればいいな」(p.340)。ジニー、十歳「正しい答えなんかいつまでたっても出やしないから、いい人間になろうと努力しつづけるしかないのよ、死ぬまで」(p.349)。取材調査を行っている著者が、屡々型に嵌めた解釈をしたり、子どもたちの話を自分の思う方に誘導したりしそうに成っている自分に気付いて、その度に苛立つのが面白い。読書『新編・日本幻想文学集成4』。魚のフライ。ビデオ。『ダーウィンが来た!』巣を守れ!アマゾン 鳥の大作戦。アマゾン川の源流域に住むツリスドリ。クチバシを編み針のように巧みに使い、頑丈な巣を編み上げる。『美の壺・選』西陣織。『サイエンスZERO』遺伝子解析でサンゴを救え!。1月、日本最大のサンゴ礁域「石西礁湖」で91%が白化、過半数が死んでいるという衝撃の事実が発表された。オーストラリアのグレートバリアリーフ北部でも、90%が白化。サンゴ礁には海洋生物の25%の種が生息しており、生態系に大きな影響が出ると危惧されている。対策として注目されているのが、サンゴの「遺伝子解析」。効率のよいサンゴの養殖方法の開発や、海水温の上昇に耐える遺伝子の発見など、最新研究。『100分de名著』ガンディー“獄中からの手紙”第3回。「非暴力」思想。

17年 2月21日 火曜

 晴。強風。
 林檎、茹で卵、掛け饂飩。買い物。河合隼雄 柳田邦男著『心の深みへ「うつ社会」脱出のために』読み始める。読書『新編・日本幻想文学集成4』。ソーセージ、魚フライ。ビデオ。映画『タイタンの戦い』。1981年版。ストーリーはどうでも良いような物だが、ハリーハウゼンの人形アニメが楽しい。人形にはCGとは違う独自の魅力がある。『ブラタモリ』#62 別府温泉。

17年 2月22日 水曜

 晴。今日も風が強い。
 林檎、茹で卵、掛け饂飩。買い物。読書『心の深みへ』『新編・日本幻想文学集成4』。ハンバーグ、肉まん。ビデオ。『カラオケ★バトル』。『ウルトラマン』侵略者を撃て/宇宙忍者バルタン星人。

17年 2月23日 木曜

 晴。
 林檎、たこ焼き。買い物。読書『心の深みへ』。『新編・日本幻想文学集成4』読了。夢野久作は、罪なき者が陰惨な目に遭う話が多い。悪夢的とか虚無思想とかよく言われるようだが。それが「怪夢」や「卵」の不条理感覚に繋がるのかも知れない。ところで、不勉強な事に「ドグラマグラ」をまだ読んでいない。読まなきゃいかんとは思っている。小栗虫太郎はいずれも異境、魔鏡を描いた三編。推理小説、冒険小説の体だが、寧ろ狂ったような世界を描き出す事こそ眼目と思われる。岡本綺堂は半七捕物帳が有名に成り過ぎて、幻想小説の名手である事が霞んでいてもったいない気がする。泉鏡花は「伯爵の釵」「光籃」の結末の鮮やかさが印象に残った。鏡花らしくないと言えば、そうかも知らぬが。『岩合光昭の世界ネコ歩き』クロアチアの昼下がりのニャン/コルレオーネのドメニコ。だらだらした番組。毎回ナレーションの女優が違うのは面白い趣向。『超絶 凄ワザ!』究極のボンベを作れ! 板金王決定戦(前編)。深海1万mと同じ1000気圧に耐える超頑丈なボンベ作り。『所さん!大変ですよ』真冬の怪談 その2 真夜中の神社に謎の影が…。普通は昼間に行われているはずのことが、なぜか夜中に行われている…それはいったいなぜなのか?都内で開催されているのは「深夜はいかいツアー」。神社、墓地、そしてオフィス街などを夜通し、黙々と歩く。「なぜ真夜中にこんなことを?」と思われる活動を各地に取材。『スーパープレゼンテーション』ゲノム研究最前線。

17年 2月24日 金曜

 晴。午前中は強風。
 林檎、たこ焼き、茹で卵。買い物。『心の深みへ』読了。現代人の心について語る河合隼雄と柳田邦男の対談。柳田「悪者を探すのは、自分の苦痛をやわらげるためなんですね」(p.48)。河合「だから、ぼくらの仕事は、不安との共存のしかたの中に安心立命を探すというとになるのかな。ところが、臨床家を称する人の中には、不安そのものを早くなくそうとして無益な努力でエネルギーを浪費している人が多いんです」(p.49)。河合「マクベス夫人の科白に『望みを遂げたが満足はない』というのがある」(p.56)。河合「実際の現場ではよく経験することですが、正しいか正しくないかと言っても仕方ないんですね。正しいことを言っても役に立たない。(中略)ほんとうに役に立つことを言うのはすごくむずかしいですね」(p.63)。河合「自然科学はその領域において絶対に正しいだけであって、自然科学の外のところまで来だすと『科学主義』というイデオロギー化あるいは宗教になってしまうんですから」(p.66)。柳田「幼いときからお父さんへのプレゼントは買ったものではなく、手づくりのものでなければもらわないと言ってきたんですね。なぜなら、プレゼントを買うお金は、お父さんが稼いで君たちに小づかいとしてあげたもの。それで買ってくるということは、お父さんが自分で自分のものを買うようなものだから、贈りものをくれるんなら自分でつくりなさい、と。それで、娘さんたちは小さいころから紙にクレヨンで『肩たたき券』と書いてプレゼントするというようなことを、ずっとやってきたんですね」(p.103)。河合「そうなると、死ぬのは敗北で、死から救ったら勝ちということばかり思うわけでしょう。そして、死んでいく人に対しては、負け戦だという考えをもつわけですね。しかし、負け戦なんかじゃないですよ。その人は無意味に死んでいくんじゃなくて、人生をどう全うするかというすごい仕事に直面しているわけです」(p.171)。河合「動物は本能にピッタリ寄り添うことで、ちゃんと秩序ある体系をつくりあげている。ところが、人間は本能とは違う体系をつくって、そこばかり肥大化させてきた。そして、本能とのバランスが壊れたときにムチャクチャするんです」(p.196)。河合「免疫学者の多田富雄さんによれば、女性は子どもを孕んで産むことができるから確かな存在感があるが、それに比べて男は単なる現象なのだそうです。だから男は、何かにさわっていないと不安になってくるわけ」(p.198)。柳田「押さえつけるというやり方ではなく、お互いが譲りあうようなモラルと社会形成の論理が出てこないかぎり、いくら世の中を改革しても、ほんとに内面的にも豊かな生活というものを手にすることはできないのではないかと思います」(p231)。河合隼雄 谷川俊太郎著『こころに届く授業』読了。河合の算数授業、谷川の国語授業の様子と対談。河合「お父さんもお母さんも、みんな答えを焦るんです。答えに至るまでの道筋が面白い。そこを楽しまないとだめなのにね」(p.81)。谷川「本当はみんな、知識や情報を求めているんじゃないと思うんですよ。だけど、実際に自分の身の回りにあるのは知識、情報ばっかりで、つまり知恵というものがないでしょう。本当はみんな、生きていくうえでの知恵が欲しいんです、きっと」(p.106)。ベーコン卵、鶏肉と大根と練物の煮物。ビデオ。映画『ターミネーター4』。つまらない。『タモリ倶楽部』「え!?本場の味が東京で?離島グルメ59島を巡る!」全国の離島を楽しみたいがなかなか行けないという方に朗報!離島59島から直送グルメが味わえるお店が話題!その名も離島キッチン!現地直接買い付けの絶品グルメ争奪離島クイズ対決!。

17年 2月25日 土曜

 晴。
 林檎、茹で卵、掛け饂飩。買い物。図書館。斎藤二郎著『気分は小学生 百石小学校四年竹組留学記』読み始める。『はてしない物語(上)』を再開。ハンバーグ。ビデオ。『大河ファンタジー 精霊の守り人U 悲しき破壊神』(6)帝国の牙。『世界一受けたい授業』もしあなたの家族が「がん」になったらどうしますか?家族にのしかかる深刻な3つの負担▼自分の心が傷ついた時に簡単にできる心を手当てする方法▼もしあなたの家族に臓器提供が必要になったらどうしますか?臓器をすべて取り出す驚きの手術方法▼たった100個英単語を覚えるだけで外国人とコミュニケーションがとれる!。
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