平成13年度松戸市総合防災訓練実施要項に基づいて、市役所本館に置かれた災害対策本部の他、
市内4カ所に地域対策本部が置かれ、それぞれの地域で、区域内の住民、防災関係機関及び
防災協力団体等が『発災直後から応急復旧体制の確立まで』の訓練が行われた。
常盤平地域対策本部管内の訓練会場の一つ、常盤平中学校での訓練に
参加した常盤平団地住民の訓練に同行した。
☆体験訓練☆
@避難者受け入れ訓練
名簿作成*ボランティア受入訓練*情報伝達訓練*応急物資等受領搬送・仕分け訓練
A飲料水等確保訓練
浄水機訓練*飲料水受領搬送訓練*かまど訓練*炊き出し訓練
B体育館内訓練
収容スペース割りふり訓練*照明器具組立訓練*簡易トイレ組立訓練 |
午前9時20分、団地自治会事務所前に団地居住者73名が集合、各自ヘルメットを着けて
約600bの徒歩避難訓練を兼ねて訓練会場に向かった。
会場の集合場所に着いて、損壊住宅からの救出救護訓練を見学。自衛隊員、消防署員、警察官、
住民が連携して、手際よく2名を救出した。空からは自衛隊のヘリコプターが校庭の応急ヘリポートに
応急物資を搬送してきた。9:45〜10:15までの30分ほどの訓練だった。
次に収容避難所体験訓練(体育館)に向かう。体育館入り口で避難者「避難者名簿」を作成し、
避難場所に指定された体育館に入る。館内で照明具組み立て、簡易トイレ組み立て、応急物資受領搬送仕分、
収容スペース割振り、情報伝達とそれぞれに住民が見学、体験をした。
中学校のプールの水を浄水機で飲料水に(訓練のため水道水を使用)し、その水で炊き出しが行われた。
炊き出された「五目炊き込みご飯」をパックに詰め、「あんパン」「ウーロン茶」の3点セットで各自に渡された。
川井松戸市長も参加した大がかりな防災訓練は、正午に終了した。
中沢卓実常盤平団地自治会長(談)
「日ごろ、住民の安全を第一と考えています。いつ起こるかわからない災害に備える意味で、このような防災訓練は
大変有意義と考えます。きょうは、小さいお子さんも多数参加されて、行政、消防、警察、自衛隊、防災機関と
住民との連携訓練を見学、体験したことは災害時に必ず役に立つと思います。」 |
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