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21's SPACE 99 TODAY みんなの今をTODAY みんなの“いま”を話そっ!VOL.15

          みんなの「いま」を〜

         2001.6.18.                        前号まではこちら
 
01.6.18
【何が正しくて・・・・】

大雨とはうって変わり、とってもいいお天気になりました

りんは雨も嫌いじゃないんだけど・・・
やっぱりお天気は気持ちがいいね

雨が嫌いじゃない理由は・・・
晴れの日を待つ期待感みたいなものかな〜〜〜
あの雨上がりの朝のお日様の匂いが好きなんだ・・・だから
雨も悪くないなって思うの

人生もそうだよね
辛い事があったときは、ほんとに明日はこないんじゃないかって思うほど苦しいけれど・・・
平凡な毎日を送っていると、いつのまにかその幸せの上にあぐらをかいてたりして・・・

だから変な例えだけど少しドキドキしたりハラハラすることも
りんは悪くないなって思える
雨もそう!気持ちが沈む経験をするから幸せがわかるんだよね
人の辛さをわかるって自分もそんな経験があるから理解し易いんだよね


時々・・・・

何が正しくて

何が当たり前で

何がおかしいのか

わからなくなるときがあります・・・
あまりにも当たり前のようにいろんな事がとおりすぎていて・・・

そんな時ヒロさんのHP・・・
心が救われる気がするよ〜〜〜

地雷のことにしてもそうだし・・
身近な事としては「肩幅」のことにしても・・・

人に迷惑をかけないって事が生きている上で
自分ができる最小限の人への思いやりだよね

だけどね・・・
思うんだ・・・
もしかしたらその人たちはわからないんだろうなって・・・
きっと教えてもらってこなかったんだろうなって・・・
人に迷惑をかけてはいけないって事を学べる環境じゃなかったのかもしれないなって・・・
親やまわりの大人がちゃんと伝えてこなかったんだろうなって・・・

りんが小さい頃はテーブルに肘をついて食べる事って
すっごく厳しく親に注意されてたのね。
今保育園で多くの子供たちがそうやって食べてるの

「おててをテーブルにこうやってついて食べるのよそうよ〜」って
声をかけるでしょ?
すると返ってきた言葉がね・・・
「だってお皿が重いもん・・・ママは何にも言わないもん!」

もちろんこんな事ができなくても生きていけるし
これは誰の迷惑にもならないと思う

だけどこんな小さい事・・・親が伝えて言って欲しいなって・・・


りんもわからないことだらけだけど・・・

りんね・・・友達に言われた事があったんだ・・・
ハンセン病の特集が何年か前鹿児島の新聞で組まれてて・・・
その時までほんとに何にも知らなくて・・・
そのりんの友達は講演会とかに参加していて結構学んでる人だったから・・・

その友達がりんに言ったの・・・
「知らない事ってある意味・・・罪だよね」って
その言葉はりんの心をグサッと刺したよ・・・
ほんとにそうだなって・・・そう素直に思えた・・・

だからといってりんに何ができるんだろうな・・・って所でいつも闘ってますよ!

だからこそ・・
りんができる事をやりたいなって・・・

お母さんたちに少しでも元気になってもらっていろんな事を見渡せる人に
なってもらいたいなって・・・

保育園でやってる育児サークルとかわらべうたの会とか・・・

                                         by Rin



01.5.17.

再セットアップ

先日、やっと壊れていたコンポを買いなおした。
聞きたい曲が溜まっていたからだ。

もう、我慢が出来なかった。
でも何を聞きたいのかと言えば、何もないのかもしれない…とも思う。
音楽を聞けないこと自体が悲しいのだ。

動かないコンポを持っていたって、いつまでも何も聞けない…
そのあせりは、日常の些細な場面で私を刺激したけど、
日々の事象に追われて、いつも後回しになっていた事柄だった。
音楽なんて聴けなくても、毎日は快適に過ごせる(と、思ってる人も多いのだから)と…。
また、現在私はそういう家に生きている。

壊れてしまった10年以上前に買ったコンポは高級で、よく頑張っていた。
、そのおりこうさんも徐々に少しずつ壊れていった。

まるで時代を反映するように、アナログであるテープ録音ができなくなり、
我慢しているとCDさえもだめになった。

  私は、何の因果かまったく育った環境とは違う所に嫁いだ。
  早く言えば、農村だ。嫁というものになったのだ。
  子供も出来た。
  辛い受験勉強をくぐって就職した都会の厳しい仕事から解放されたのだ。
  傍目には、おそらく幸せにしか見えないだろう。
  一応、今の所お金にも困らない…
  農作業もしていない…

  そのときはそれが、ベストだと思った。
  「明るい農村」のイメージ…自然に囲まれ・・
  反対した親も次第に、その方があなたのためかも?なんて言って。。
  しかし、
  今、とみに感じる事は、哀しみと、あせり。。

音楽一つ聞けない。。
私には、姑の愚痴より音楽も聞けない事の方が、悲しかった。
私だって、学生の時は「バンド」なんてやっていたんだから。。なんて
いくら叫んでも何処にも届かない…
いつも、最新の音楽を聞いて時代を感じていた私は、何処に行ったんだろう?
私も年を重ねる事に、身体も精神も古くはなっているのだろう。おそらく…
だけど、欲求はあるんだ。

  音楽を聴きながら、掃除してみたい…昔のように。。
  音楽を聴きながら、コーヒーを飲みたい。。昔のように。。

そんなうつうつとする日がすぎ、突然、
誰にも相談せずに、コンポを買った。
理由は、お天気が良かったから。。。

昔とは違って、機能は優れていてもとても小さなものだ。
邪魔になんてならない。。何処にも。誰にも。

そして、私はあるCDを買った…大好きな「B’S」の最新曲。
ultra soul」??ウルトラソウル?変な題名…
息子が好きなウルトラマンみたいね〜〜と、思いながら聞いた。
一部はCMで流れていたから聞いてはいたけど、題名までは知らなかった。

かけてみた〜
????

 涙が出て止まらない。…
 また、かける…
 涙が出る…
 聞きたいんだ。泣いても…
 何度も何度も繰り返す…

なんで??音楽聴いて泣くなんて最近なかったよ!
いくら悲しい音楽だって…なかったよ。
これはぁ、元気な歌じゃん!って自分で分析してみても泣けてくる。
何故だ?
何故だ?????????

   ウルトラソウル   by/B’S
  ♪〜〜

   どれだけガンバりゃいい?誰かのためなの?
   わかっているのに、決心は(おもい)は揺らぐ
   結末ばかりに気を取られ、この時を楽しめない・眩暈
   夢じゃないあれもこれも、その手でドアを空けましょう。
   祝福が欲しいのなら、哀しみを知り一人で泣きましょう。
   そして、輝くULTRASOU

   己の限界に気づいたつもりかい?
   かすり傷さえもないまま終りそう…
   一番大事な人がほら、いつでもあなたを見てる。。I can’t tell
   夢じゃないあれもこれも、今こそ胸を張りましょう。
   祝福が欲しいのなら、底無しのPAIN向かえてあげましょう。
   そして羽ばたくULTRA-SOUL
    ♪〜

私は、ウルトラソウルが持てるんだろうか??
しかし、ウルトラソウルって何??ウルトラかぁ???
 私は、怖がってる…
 いつもいつも恐がってる…
 哀しいこと、恥ずかしい事を避けてきた…
 それじゃあ、何も喜びは生まれない。

           きっと、知っていた…
           気づかないふりをしていた…

もう、呆ける事は、ヤメだ。決まり!
ほんとは辞めたいと思ってるから、こんなに曲に感応してしまうんだ。

   人間って何なんだ?
    家か?性別か?育ちか?金か?
     お墓って大事??女性って何??
      母性神話ってあるの?
       そして、私は、何??
        このまま何処へ行くの?

しがない不満やあれこれを、私はいったい誰にぶつけてきたんだろう?
自分が行動できない事を人のせいにしてなかったのか?
安定の中で不満だけが先走りしていなかったのだろうか?
不遇だと思うのは、自分の臆病さではなかったのだろうか?

したい事の不確定さに自信がなくて私は、きっと皆を責めてたのだろう…
年のせいや、子供のせいにして。。。

こんな辺地に来たのだから、文化の遠い地域に埋もれるしかない。。と思ってた。
私のせいじゃない。…って。しょうがないのよ。。。って。

何かのせいにして、人生をちゃらにしたかったんだと思う。
しょうがない人生は、回りが作ったんだよ〜。
私のせいじゃないよ。

リセットしてよ〜〜!!って考えてた。

でもかなわないんだよね。環境や他人のリセットは…
リセットが可能なのは、自分のみ。

OSの再インストールだ。自分のOS、。フリーズしないように。
はたまた、目的別にちゃんとHDDに入れるんだ。

20才でも30才でも40才でも、
90才でも再インストールは可能でしょう?
アップグレードもOKよね。

身近にこういう事象があるのに、何故気づかないんだろう?
たしかに、OSの再インストールって難しい。
出来れば避けたい…
深層のレジストリなんて弄っちゃったら、動かなくなるかもしれない…
  でも、やってみたほうがいいかも??しれない。
  私自身の再セットアップを。

また、今日もこの曲を聴いていた。
自分の部屋で、最大音量にして。。。
頬に何かが触れる…
ふと見ると、1番下のチビだ…
私が悲しそうな顔をしていたから心配だったんだろう…いつのまにか側に来てる…

「ママ〜?何探してるの〜?」
「???」
「何にも探してないよ〜」
   あ、そういえば昨日、『○○がないから探して〜』って言ったんだった。
   そして、彼はアイスクリームと引き換えに私の探す物を見つけてくれた。
私はとっさに言った。冗談だった。

あのねぇ、探してるのは、
「ママの人生」
「そんなの探せないよぉ」
4才の息子が言った。

次にした息子の行動は、ティッシュを持ってくる事だった…私に…
「ナミダちゃんが出てるよ…」
「・・…」
息子は、何回もティッシュを持ってきた…

そうだね、人生は自分で探すもんだね。
私は、玉になったティッシュをゴミ箱に投げた。
すとんと入ったことが私のこれからを示唆するのだろうか?

果敢な魂を私も持ちたい!
「ウルトラソウル!」と言ったら、息子は、
「仮面ライダーア○ト!」と言ってくれた。

                         by Tamaki.s


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