VOL.12
みんなの「いま」を〜
2001.3.10. 前号まではこちら |
2001.3.10. 前号まではこちら |
【おババはパートナー】
【今ちゃんのこと・・】 01.1.25.のDiaryを読ませていただきました。 アリと象・・・ この話を聞いて私は中学時代の今ちゃんという友達の事を思い出しました。 彼女は病名は判りませんが、小人症というのでしょうか? 身体の発達が思うようにならなかったようなのですが、とにかく明るくて、 何にでもチャレンジしてしまう心の持ち主でした。 そしてその頃からバレーをしていた私、球技大会はバレーでした。 今ちゃんと同じチームを組みました。 今ちゃんも学年1番になりたいね、と言ってくれました。 ただ、今ちゃんは身長110cm、相手チームには格好の狙いどころ。 放課後は一緒に円陣を囲み皆でバレーボールで遊んだ仲間です。 チームワークが悪いはずはありませんでした。 今ちゃんの周りは皆が囲み、9mのコートの1m内側からサーブを打ってよい事など、 みんなで相談したのです。 彼女はほんの少しの今ちゃんルールを与えられただけで、サーブも見事に決め、 レシーブもし、あざやかな玉捌きでした。 私たちのチームは見事!球技大会で優勝しました。 それも今ちゃんがいたからこそと思います。 みんなの気持ちが今ちゃんによってひとつになっていました。 身長157cmの私が挑戦したら2m以上の高さになるだろうという跳び箱も、 高飛びも、他の体育の授業も今ちゃんはみんなと一緒にこなしていました。 今考えると本当にすごいことですね。 恵まれている身体を持っている仲間の中で、その枠組みが決まっている時、 今のようにバリアフリーなどという言葉のまだ無かった頃に170cmの友達と今ちゃん、そして私。 皆が同じ条件で授業をうけていた頃を思い出して、 1番強くて、やさしくて努力家だったのは1番ちっちゃな今ちゃんでした。 20年以上も前のことをふと思い出して・・・・。 k.y |
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