丹後山の美化活動
ー津山市城東連合町内会へ宛てた書状ー

平成23年2月14日

城東連合町内会　会長・本多正志様
城東連合町内会　青壮年部会の皆様

昨年（2010年）は、城東地区の皆様が大切にされてきた桜などを伐採させていただき、丹後山の 観測所周辺環境が改善されましたこと、心から御礼を申し上げます。

全国各地で悪化していた地球温暖化監視体制に対して、この津山の環境整備が大きく影響し、 改善の方向に向かうことになりました。

昨年9月、京都府の京田辺アメダスの観測装置に蔓が巻きついていたことが全国に報道され、 これを契機に、私はボランティア組織「気候観測を応援する会」（気象庁承認）を発足させること になり、津山では、市内および周辺の気象予報士4名がメンバーに参加されました。

今後は、一般住民の参加も大歓迎いたします。会のメンバーは、年に１回程度でもよいので、 観測所の近くに行く機会があれば、周辺環境に注意していただき、また入会・退会は自由に なっております。

城東連合町内会の皆様は、毎年丹後山の美化活動をされてきました。この美化活動は、今後は気候 観測の環境を守ることにつながります。丹後山の美化活動が行われた際には、下記の津山市危機 管理課にお伝えいただきたくお願いいたします。

津山市危機管理課　（次長・久保農夫雄様）　電話：0868-32-2042

情報の流れは、
津山市住民→　津山市危機管理課→　「気候観測を応援する会」の岡山県内メンバー →　「気候観測を応援する会」の代表（近藤純正）・同副代表→　気象庁、岡山地方気象台

岡山地方気象台の台長とも相談してきました。観測所のフェンスの外側の1～2ｍの範囲は気象台の 敷地ですが、この敷地内に小雑木などが生えていた場合、皆様のご判断で勝手に刈り取ってもよい とのことです。小木でも10年、20年と経てば気象観測の邪魔になります。

観測所の条件は「日当たりと風通しがよいこと」ですので、このことをご記憶いただければ 幸いです。
皆様のご健康とご活躍をお祈りしております。
敬具

近藤純正（東北大学名誉教授、「気候観測を応援する会」代表）
〒２５４－００５４　神奈川県平塚市中里４９－６
電話０４６３－３６－１０７０