亀田准教授が網走地方気象台長に送った手紙(2010年6月15日)

網走地方気象台長・山口 悟様:

私は北見工業大学に勤務している亀田貴雄と申します。5月下旬に千葉県幕張で開 催された地球惑星科学連合大会に出席した際に,近藤純正先生(東北大学名誉教授) の講演「気温観測の補正と正しい地球温暖化量」を聴きました。ここでは日本の他の 観測地点の話とともに,網走地方気象台の観測データの重要性をご指摘されておりま した。

この講演の後に近藤先生と話をしましたが,先生は日本各地で市民を対象として 「気候講演会」(1 時間30 分程度)を実施しており,そこでは現在のいわゆる地球温 暖化の問題点と気象庁による気象観測の重要性を市民に啓蒙しているとの事でした。 そこで先生に網走や北見での「気候講演会」の開催の可能性を先生に聞いてみたとこ ろ,ご検討していただけるとの事でした。

私としてはこのような講演会を北見(北見工業大学)と網走(会場は?)で開催で きないかと考えています。この場合,北見工業大学と網走地方気象台の共催として講 演会が実施できればと思っております。

このような講演会の実施に関して,網走地方気象台としてはご協力いただけますで しょうか? もしそうであれば,今後,講演会の日程や開催場所などについて,ご相 談させていただきたく考えております。なお,近藤先生は日本各地での講演会では旅 費等は原則としてもらわず、ボランティアで講演会などの活動をしているとの事でし た。

今回は,近藤先生の地球惑星科学連合大会での予稿と最近の報告(「気温観測の補正と正しい 地球温暖化量」の図7に網走地方気象台の重要性を示す図あり)を同封させていただきました。 ご検討いただければ幸いです。何かご不明な点があればお聞き下さい。

北見工業大学社会環境工学科
亀田貴雄


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