7.渡辺なをみ個展室 <日本画>
代表作品を展示してあります。
無断でコピーすることは禁じられています。
「月冴え渡り」
(F100号: 縦=162cm、横=130cm)=新作=
・・・シルクロードを訪ねたときの中国敦煌からトルファンへ向かう夜汽車
から見た、ちょうど中秋の名月の景色をもとにした心像です。
「時空をこえて」
(4枚変形パネル: 縦=138cm、横=298cm)
・・・中国敦煌・鳴沙山の砂山に吹き上がる砂嵐をシルクロードの光の
回廊としてイメージした。
「衣手常陸の国・望景」
(4枚変形パネル: 縦=138cm、横=298cm)
・・・茨城県石岡市高浜からの眺めに、幼少の頃に見た懐かしい故郷・岩手の
イメージをだぶらせた。
「花匂う天平人」
(P120号: 縦=194cm、横=112cm)
・・・子育てに翻弄されていたころ、庭の白木蓮を眺め、時が穏やかに
流れていたであろう天平の昔に想いを寄せた。
「姿・麗わし」
(P120号: 縦=194cm、横=112cm)
・・・女性が一生の中で一番輝く時代を私のこだわりで表現した。
作者の紹介
1947年生まれ、茨城県牛久市在住
新興美術院参与
1983~1984年パリ滞在、筑波に戻ったのち間もなくして日本画を始める
受賞
1974年 全日本染色作品展(手描き友禅)佳作賞
1986年 新興展に「パリの想い出」を初出品し Y 氏賞
1987年 新興展に「la Messe(ミサ)」で新人賞
1988年 新興展に「オペラ座にて」で準会員奨励賞*
1995年 新興展に「花匂う天平人」で京都府知事賞
2000年 新興展に「舞楽・悠久の響き」で会員努力賞(巣居人賞)
2004年 新興展に「時空をこえて」で新興美術院賞
* F120号の作品は在日フランス大使館へ寄贈