晴釣庵雨読散人HP

       -釣り時々読書-


          
          





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韓国、慶州・扶余への旅


 
少し古くなりますが、2008年8月下旬、韓国に出かけました。釜山→慶州→扶余→ソウルというルートで、全て車による移動でした。今回のツアーは個人の企画旅行ということで、日本の旅行会社に希望を伝え、セッティングしてもらったものです。
旅行の目的は、この年の3月に上梓した著書『上田秋成の紀行文ー研究と注解ー』(実践女子学園学術・研究叢書15(非売品)。7月、原人舎から発売中)で考察した、聖武天皇皇子の那富(なほ)陵にある、通称隼人石の原型が新羅墳墓の十二支神将像に関連するのではということからの実地調査です。
韓国に散在する新羅時代の王陵には、十二支神将像を基壇石に彫りつけたものが多数存在し、それが日本の陵墓に影響を与えているとされています。古代日本には朝鮮半島から多くの帰化人が渡来し、日本文化の基を作ったのですから、陵墓の作り方も朝鮮の影響下にあったわけです。新羅の都といえば慶州、今回の旅行の目的地はここでした。慶州近郊の掛陵・聖徳王陵・景徳王陵・金ゆ信将軍墓などで実際に十二支神将像を見ることができ、収穫の多い旅となりました。他は韓国旅行の定番、仏国寺の石窟庵・海印寺の八万大蔵経・天馬塚古墳・水原華城・昌徳宮・景福宮・宗廟・中央博物館などを精力的に回り、充実した6日間を過ごせました。
韓国語やハングルは全くダメでしたが、食べ物はそれなりに満足でき、中でも慶州の浦森屋でのサンパブ、公州でのサムゲタンは絶品でした。今回は断念した安東(ここでは仮面劇と焼酎を是非)と利川(白磁)は是非訪れたいと思っています。





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