She Said She Said  「いっつも5分遅刻よ   学校に遅刻、会社に遅刻、デートに遅刻   おまけにあなたにも遅刻   何かの呪いに違いないわ」 I Said I Said  「遅れても、何にもしないよりはまし、だろ   こうして一緒にいられるし。ずっとは無理としても」       子供のように       彼女は笑った She Said She Said  「こーんなにハードだって、思いもしなかった   キスする代わりに無くすもの、分かる?   言い訳と心の痛みのおいしい料理   まずは愛して、お代は後で。一口いかが?」 I Said I Said  「最近読んだ詩のフレーズかなんかでしょ?」 She Said She Said  「死ぬってどんなのか、知ってるわ   あなた、石の冷たさって考えたことある?   独りぼっちのときの私の気持ち、知らないでしょ?」 どっちかが言った  「愛してる」    (彼女を) どっちかが言った  「片時も、忘れない」    (忘れよう)       彼女は必死に       泣くまいとした       子供のように       彼女は笑った