落下物注意


 街を歩いていたとき建物の壁に貼り紙を見つけて近づいたら頭上のバルコニーが壊れかけているとか。注意書きを見にわざわざバルコニーの下に近寄る私のような人間もいるだろうから、かえって逆効果のような気もするが。それにしても、日本で落下物注意の貼り紙といったらせいぜい鳩の糞くらいだが、バルコニーが落ちてくるかもしれないというのがやはり凄い! (2003年8月撮影・オデッサ市内)



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肉多め、葱少なめ



 私が幼かった頃、トンカツはめったに食べられない贅沢品で、それより断然値段の安かった串カツがご馳走だった。しかし、期待して買ってきたのを食べてみると、串に刺さっているのは圧倒的に玉ねぎで、肉はほんの申し訳程度、ひどくがっかりしたのを今でも覚えている。写真は、ヤクーツク市内で見かけたシャシリクの広告。肉が多めで、玉ねぎは少なめだと強調している。   (2017年9月撮影)




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猛犬注意


 文字通り「猛犬注意」だから何もおもしろくない写真だが、私はこういうのをソ連時代に一度も見たことがなかった。なのに、今夏の船旅ではまったく違う街で複数回お目にかかった。
 考えてみると、日本でも「猛犬注意」というのは「猛犬がいるから注意してお入りください。」という意味ではなくて、ほんとうは「入ってくるな。獰猛な犬がいるぞ。」という意味なのではないか。そうだとすると、社会の中に格差が広がれば広がるほどこの手の警告が増えていくということになると思うのだが、いかがだろうか。   (2007年8月撮影・ボルガ河畔キネシマ)




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告白


 ウラジオストクは落書きの多い町だ。こういう塀はもとより建物の壁でも地下道の側壁でも、ちょっと隙があるとすぐに落書きされている。こんなのよりはるかに芸術的な落書きをいくつも見たが、それを写真に撮るのも不審がられる気がして、ひと気のないところにひっそりと書かれていた殴り書きのようなのを撮ってきた。
 これは、好きな女性に気持ちを伝えられない男がそれこそひと気のない場所の塀に酒に酔った勢いで書いたと思われるものだが、ほとんど告白の役目を果たしていない。第一に「Я」が誰なのかわからない。まさかネフリュードフだとは思わないけれど。それに「Катюша」という名前の女性はロシアにはあまりにも大勢いて、肝心の本人が自分のことだと思わないのが決定的な欠陥だ。
 なお、ウラジオストク市の名誉のために一言付け加えると、この不特定告白タイプの落書きはロシア全土いたるところに見られる。    (2007年12月撮影)



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マナー教育



 落書きに限らず、ゴミを辺り構わず捨ててしまうなど一部市民のマナーの悪さに業を煮やした市当局が、子どもの頃からしっかりマナー教育をするように呼びかけたと思われる看板。しかし、それさえ落書きされているのが、なんだか悲しいけど。    (2017年9月撮影・ウラジオストク)



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愛の証



 上の「告白」のページが片想いなら、こちらは相思相愛。今、ロシアでは愛し合う男女の間ではこうやって鍵をかけるのがブームなのか。第一段目はイルクーツク、二段目はサンクト・ペテルブルク、三段目左はカリーニングラード、同右はヤクーツク、下段左はラトビアのピルスルンダーレ、右は同じくリガで撮った。つまり、ロシア全国どころか、ロシア以外の国も含めてどこの街にもこういうのがあるということだ。
 それはいいとして、橋にこうやって錠を下ろした後、鍵は橋の下の川に捨ててしまうのであろう。なにしろ、永遠の愛の証だから。しかし、将来ご離婚あそばすなど万一破綻をきたした時、どうするつもりだ。放り投げた鍵はバルト海や北極海に流されてしまっているかもしれず、解錠することができないではないか。    (上段:2011年8月,二段目及び三段目左:2011年12月,同右:2015年8月,下段:2014年3月撮影)

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看板作り



 私ははじめこれを見たとき、職人が看板を作っているか色を塗り替えているところだと思った。だが、よく見てみるとそうではなくて、作業をしているのも人形で、じつは看板の一部。宣伝しているのが塗装店なのか画材屋さんなのかはわからなかったが。    (2007年8月撮影・ボルガ河畔チェボクサリ)



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時差


 イルクーツクのホテルのレセプションの上にあった時計。世界の代表的な都市の時刻をこうやってならべて表示するのは、日本のホテルなどでも別段珍しくない。
 ところで、にわかに信じがたいことだが、当時、東京とイルクーツクの間にはあれほどの経度差があるのに時差が無かった。写真の時計は、それを示している。ただ、これが日本でなら、二つの時計の長針・短針・秒針の向きはそれぞれ正確に平行線を描くが、ここではそうはなっていなくて、なぜか両者の間には2分25秒だけの時差があることになっている。こういう点が、人々をしてロシアをこよなく愛おしく感じさせる所以であろう。     (2011年8月撮影)



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翻訳困難


 バイカル湖畔リストビャンカ村で見かけた道路案内板。この先の二つの村とイルクーツク市への距離を示している。いずれも固有名詞だから、何の問題もないのだが、いつだったか、日本語を話すロシア人ガイドが付いてくれた時、いちばん上に書かれている村の名前の意味を日本語で説明しようとして「大きな...」と言ったきり、詰まってしまった。     (2011年8月撮影)



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理解困難


 リトアニアのカウナスからラトビアに向かうバスがトイレ休憩のために立ち寄ったガソリンスタンドの駐車場にあった標識。「」が「禁止」の意味なのは想像がつくが、ここで遊んじゃいけないというのはわかるにしても、家と樹木と自動車の絵はいったい何を禁止しているのか、理解が難しい。    (2014年3月撮影)



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禁煙



 ハバロフスク市内の施設で見た禁煙の掲示。「ここで吸っちゃダメ!」と言われるのでなくて、先に「禁煙してくれてありがとう」と言われてしまうと、それでも吸うぞという気持ちにはなりにくい。    (2012年8月撮影)



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戦勝記念日


 先の大戦での日本の敗戦の日8月15日は、韓国や北朝鮮にとっては解放記念日で、大々的に祝賀行事が行われるが、ロシアでは戦勝記念日というとナチス・ドイツに勝利した5月9日が盛大に祝われ、対日戦勝利の日にはそれほど重きが置かれない。8月15日ではなく、米戦艦ミズーリの艦上で、日本が降伏文書に調印した9月2日が第二次大戦終結の日として記念される。   (2012年8月撮影・ハバロフスク市内)


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バス停


 旧ソ連時代のバス停と言えば、バスの時刻表などあろうはずもなく、バス停であることを示す「A」の札のそばに、せいぜい朝・昼・..の時間帯ごとにおよそ何分間隔でバスが運行されているかが、それもかなりの時間幅で書かれているだけというのが殆どで、頼りにはならず、ただひたすら待つしかなかった。それが、いまや、バルト三国では、日本並みかそれ以上だ。この写真は、タリンの「動物園」停留所。バスが4系統、トロリーバスが2系統通っているが、まもなく来る車の予定時刻が表示されるだけでなく、まぢかに迫ると、あと何分後にやってくるかが分単位で表示される。この時、私は、市の中心部に向かう6番のトロリーバスを待っていたが、実際、この写真を撮って1分後にちゃんとやって来た。     (2014年3月撮影)



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