
こうなると「人形」というよりも「彫刻」と言ったほうがいいかもしれない。ビリニュス市内の路地裏にあった土産物店の棚にあった。リトアニアは森の国でもあり、木を利用したお土産品も多いそうだ。

バラライカを弾く少年のお人形。後部に紐がついていて壁などに吊すようになっている。サンクト・ペテルブルクの知人から贈られたもの。

布製の人形。伝統的な晴れ着を着た娘さんのデザイン。2000年の正月にモスクワ中心部のホテルの売店で見つけたもので、買うつもりもなく眺めていたら、店番をしていた屈強そうな男の人がそれまで読んでいた新聞から目を離して突然私のほうを向き「買うのか買わないのか」と迫る勢いだったので、断る勇気がなくて買ってきたもの。日本円で500円ぐらいだったから、まあいいけど。

コムソモリスク・ナ・アムーレ市内の美術館の売店で買ったもの。上の上品な感じの人形とはまたひと味違って、ロシアの農村での日常の様子がよく出ている。抱えている鶏はどうするのかって?もちろんこの後スープになる運命だ。
ブレストのデパートで買ったもの。亜麻製のお人形。着ている衣裳に民族模様の刺繍がほどこされている。

メキシコあたりで見そうな気のする帽子だが、ベラルーシ製。ミンスク近郊の知人からいただいた。

これも同じ方からいただいた。キャンデーを盛って出したりするのにピッタリだ。

これも同じ方から。箱根細工を思わせる小物入れの箱だが、外側の装飾はやはり藁製。

ロシア文学を読んでいるとよく出てくる「サモワール」という湯沸かし。昔は下方で燃料を燃やしたそうだが、今は電熱式のが多い。いちばん上の輪の部分にポットを置いて煮出したお茶を温めておく。お茶を飲むときはその濃いお茶をカップに注いで、サモワールの蛇口から湯を注いでちょうどよい濃さにする。日本のロシア料理店で出るお茶はジャム入りだけれど、あちらの町中ではたいてい砂糖が添えられてくる。日本人が紅茶どころかコーヒーにも砂糖を入れずに飲むのは先方はひどく不思議に思うほどあちらでは砂糖を使うのが当たり前になっているので、アエロフロートの機内で緑茶をリクエストすると「砂糖は?」と聞かれるほどだ。このサモワールも旅行会社からプレゼントされたもの。
イルクーツクのホテル前の露店で買ったもの。白樺のおもに樹皮を細工して作りあげてある。いちばん上にポットが置いてあるところなどはなかなか凝っているではないか。