(updated 2007-06-10)

トルステンくんのぼうけん: あるフースバルシュピーラーのおはなし

>>Das Runde ist der Ball. (まるいはボール) <<

<お父さま,お母さまへ>

なんだか聞いたことのあるような名前の選手やクラブがでてきますが,偶然の一致です。
なんだか見たような試合がでてくるかもしれませんが,気のせいです。
なんだか読んだことのあるエピソードがあっても,この物語はすべてフィクションです


<むずかしいことばのせつめい>

リーガ:
18チームがさんかする,森の国のぜんこくリーグ。一つ下はツヴァイテ。その下はみなみときたににわかれていてレギオナルという。
U-21:
21さいいかのだいひょうチーム
シャーレ:
リーガでゆうしょうするともらえるぎんいろの大きいおさら。
ポカール:
森の国のトーナメントでゆうしょうするともらえる大きなカップ。
CL(ちゃんぴおんずりーぐ):
にしのたいりくのリーグせん。まえの年にリーガで3いまでに入るとしゅつじょうできる。
大耳:
CLでゆうしょうするともらえる大きなとってのついたカップ。
うぇふぁかっぷ:
ちゃんぴおんずにでられなかったクラブと,CLのとちゅうでまけたクラブがしゅつじょうする。おかしではない。
EURO(ゆーろ):
にしのたいりくせんしゅけん。お金のたんいではない。
WM(う゛ぇーえむ):
4年にいっかい,ひらかれるせかいたいかい。じどうしゃではない。
金のげんこつ:
WMでゆうしょうするともらえるトロフィー。
コンフェデはい:
WMのれんしゅうにひらかれる,小さなせかいたいかい。五つのたいりくのだいひょうがさんかする。
ゲルプ:
らんぼうなことをしたり,しんぱんにわるいことばをいうとでてくる,きいろいかみ。
るいせきけいこく:
ゲルプがリーガだと5まい,WMだと2まい,たまること。つぎのしあいにでられなくなる。
ロート:
1しあいで2まいめのゲルプのときか,すごくわるいことをしたときにでてくる,赤いかみ。ロートがだされたら,ピッチをでなければならない。
ふぃーふぁ:
WMをしきっている,おじさんさたちのあつまり。
ジズー:
トルステンくんもミッヒャくんもシュニックスさんも,ユニフォームをこうかんしたいとおもっている,青の国のすごいミッドフィールダー。
トーア:
森の国のことばでゴールのこと。

小さいフースバルシュピーラー

そんなにとおくないむかし,森の国のいなか町にトルステンくんというサッカーとどうぶつがだいすきな男の子がいました。
森の国では,学校のじゅぎょうはごぜんちゅうでおわりです。ですから,たいていのこどもはスポーツクラブに入ります。トルステンくんも5さいのときにきんじょのロートヴァイスというクラブに入り,すこしおおきくなるとレナニアというやはりきんじょのクラブにうつって,まいにちたのしくボールをおいかけていました。

さて,トルステンくんが生まれるずっとまえから,せかいはにしとひがしにわかれていました。二つのせかいのあいだにはたかいたかいかべがあり,かってにこえることはできませんでした。なかでも森の国は,くにのまんなかにかべがあって,(にし)と(ひがし)にわかれていました。でも,トルステンくんの町は(にし)のにしのはずれにあったので,あまりかべのことはかんがえないでいられました。
トルステンくんがもうすぐ13さいになるころ,たくさんの人がひがしからにしへかべをこえようとして,とうとうだれにもとめることができなくなりました。かべはこわされ,にしとひがしは一つになりました。でも,ながいあいだわかれていた森の国の(にし)と(ひがし)の人たちの気もちは,すぐには一つになりませんでした。

飛ぶ教室

トルステンくんはどんどんサッカーがうまくなり,U-21だいひょうせんしゅにえらばれました。これはすごいことでした。だいひょうせんしゅは,サッカーがさかんな森の国で,20人ちょっとしかえらばれないのです。
U-21チームでトルステンくんはかべのむこうがわでそだったミッヒャくんとしりあいました。
トルステンくんはミッヒャくんがちょっとにがてでした。ミッヒャくんはからだがおおきくて,ヘディングもうまいし,右ききだけど左足でもすごいシュートがうてます。それはいいのですが,てんをいれると人をばんばんたたいたりつかんだりしてとてもいたいのです。それにいつもにぎやかで,しあいがおわったら一人でおんがくをきいたり,どうぶつとあそんでいたいトルステンくんとはせいはんたいのせいかくでした。

おなじころトルステンくんは,プロのサッカーせんしゅになるために,アレマニアというレギオナルのクラブにうつっていました。
こういうクラブではわかいせんしゅたちはたくさんのしあいにでられます。そして,かつやくがみとめられると,上のリーグのクラブ,つよいクラブにうつっていくのです。トルステンくんもヴェーザーというリーガのクラブにスカウトされ,おうちをはなれて北のみなと町にたびだちました。そして,ふゆやすみあけすぐにリーガにデビューしました。

ヴェーザーにうつってまもないころのれんしゅうちゅう,トルステンくんはアンドレアスせんぱいと,口げんかになりました。ファウルしたとかけったとか,よくあることがげんいんです。そして,トルステンくんはせんぱいにむかって,
>>ぺろぺろキャンディ(るっちゃー)でもほしいのかよ!!<<
と,たいへんしつれいなことをいってしまいました。せんぱいは大わらいして,トルステンくんのことをルッチャーとよぶようになり,いつのまにかチームのみんなや,サポーターの人たちにもそのあだなはひろまってしまいました。

このころまで,トルステンくんはずっとフォワード(FW)でした。ぜんえい,というくらいですから,あいてのゴールのちかくにいて,てんをとることがたいせつです。でも,ボールをおいかけるのはとてもたのしくて,90分ピッチをはしりまわってもへいきなトルステンくんでした。そこで,あたらしくかんとくになったトォマスさんはトルステンくんをミッドフィールダー(MF)にすることにしました。
これが大せいこう。あいてのせんしゅがボールをもつとすぐにとりかえし,ペナルティエリアのそとからおもいきりシュートするトルステンくんをだれもとめられません。
その年,トルステンくんはFWだったときよりもたくさんてんをとり,せんしゅがえらぶ"ことしぜんはんすごかったしょう"のだい2いにえらばれました。いちばんは,あのミッヒャくんでした。ミッヒャくんはリーガ1いを走るレーヴェのMFとして,たくさんのとくてんをあげていたのです。

若きフースバルシュピーラーの悩み

そのころ,森の国のだいひょうチームはぼろぼろでした。むかしはなんかいもせかいいちになっていたのに,ことしはWMよせんでまさかのまけをくりかえし,プレーオフにしゅつじょうをかけるはめになっていました。
ミッヒャくんはだいひょうチームになんかいもよばれてかつやくし,"小さいカイザー"というあだなをもらっています。でも,トルステンくんはしんぜんじあいに2かいよばれたきり。どうしてなんだろう。トルステンくんはいっしょうけんめいかんがえました。そして,かんがえたことをそのまま,しんぶんきしゃにしゃべってしまいました。
>>ぼくはジズーじゃないけど,いまのちょうしはミッヒャやバスティよりずっといい。ルディかんとくはクラブのなまえでせんしゅをえらんでるんだ。もっとつよいチームにうつりたいよ。<<
たいへんです。つぎの日のしんぶんに「ルッチャー,ナンバーワンMFせんげん!いせきをきぼう!」とかかれてしまいました。トォマスかんとくはむずかしいかおをしています。トルステンくんがぬけるとチームのバランスがくずれてしまうし,ほかのクラブをつよくするようなことはしたくないからです。
でも,だいひょうチームのルディかんとくは,こういうつよい気もちがいまのチームにはひつようだとかんがえました。こうして,トルステンくんはだいひょうチームにくわわることになったのです。

だいひょうチームにごうりゅうしたトルステンくんは,せんぱいたちからなまいきなこぞうめ,というつめたい目でみられてしまいました。ミッヒャくんやバスティくんもいい気もちはしていないようです。でも,ミッヒャくんとおなじレーヴェのシュニックスさんはわかってくれました。
>>おれも2年よばれなかったんだ。どうして,っていいたくなること,あるよな<<
シュニックスさんはいたずらずきで,みんなの気もちをもりあげてくれる人でした。ちょっときれやすいのがたまにきずですが,しあいになるとツヴァイカンプではぜったいまけないし,ここぞというときに右サイドからきりこんでくる,てきにするととてもこわいせんしゅです。それなのに,ミッヒャくんにパスをだすためだけによばれたんだとか,けがででられないダイくんのかわりだとか,ひどいことをいわれていました。でも,シュニックスさんはそんなことはぜんぜん気にしていないようで,だいひょうにもどれてとてもうれしそうです。

そのあいだも,ヴェーザーはトルステンくんのひきとめにひっしでした。でも,トルステンくんはたいりくのぶたいで,つよいチームとたたかいたいという気もちでいっぱい。
>>2,3年にいっかい,うぇふぁかっぷにでるだけなんてもういやだ。むりやりのこされてもまじめにできるかわからない。<<
これにはヴェーザーのえらい人もおこってしまいました。トルステンくんをどこにいせきさせるか,はなしあいがはじまりました。

隊商

WMがひらかれるひがしのしまは雨ばかりでむしあついし,ことばがつうじないからあそびにもいけないしで,れんしゅうのあとはたいくつです。
ゲームがだいすきなシュニックスさんは,もちこんだプレステでサッカーゲームたいかいをはじめました。レーヴェはそのシーズン,シャーレとポカールと大耳をすべてあといっぽでとりそこなう,くやしいおもいをしたばかりでした。それで,シュニックスさんとレーヴェのノイさんは,ノイさんのともだちのマルコさんをまきこんでヴァーチャルでゆうしょうしようとしていました。そんなのってかなしいです。ぼくはほんもののシャーレや大耳がいいな,とトルステンくんはおもいました。

そんなこんなのうちにひがしのはてでのWMがはじまりました。森の国の人たちは,はずかしくないたたかいをしてくれればいい,くらいしかおもっていないようです。トルステンくんはぼくの力をみんなにわからせてやる,といきごみました。

さいしょのあいてさばくの国はとてもよわくて,だいひょうチームは8てんもとりました。ザールというちいさなチームからきたミロくんがヘッドで3てんとってヒーローになりました。ミッヒャくんもシュニックスさんも,1てんづつきめてごきげんです。
でも,そんならくなたたかいはつづきません。それにチームのちょうしもよくありませんでした。
つぎのエメラルドの国はねばりづよく,しゅうりょうまぎわにおいつかれて,ひきわけになってしまいました。ゴールキーパーでキャプテンのオリさんはふがいないディフェンスにおこってロッカールームで2じかんもあばれ,みんなはバスのなかでドキドキまつはめになりました。
グループリーグさいごのライオンの国とのたたかいはゲルプがとびかい,けっしょうトーナメントに3にんもでられなくなってしまいました。それでもなんとか2-0でかち,グループリーグ1いでけっしょうトーナメントにすすむことができました。

この大会では,つよいといわれていたチームがつぎつぎにやぶれる,大はらんがおきていました。けっしょうトーナメントには4年まえにゆうしょうした青の国も,草原の国ものこれませんでした。

トーナメントのさいしょのあいてはたかい山の国,オリさんとおなじくらいこわいキーパーのいるチームです。オリさんがアイツにゴールをきめられたらだいひょうをやめる,とみんなをおどかします。そして,シュニックスさんのクロスにノイさんがあわせて,なんとかにげきりました。マルコさんはプレステでれんしゅうしたせいかだね,とわらっていました。
じゅんじゅんけっしょうはカウボーイの国との,とてもきびしいたたかいでした。PKでゴールラインじょうにいたトルステンくんのてにボールがあたり,ひやりとするばめんもありました。それでもオリさんがスーパーセーブをれんぱつし,やっとのことでかつことができました。しあいがおわったとき,みんなピッチにたおれこんでしまいました。

グループリーグからこのしあいまで,トルステンくんはちょうしがよくありませんでした。チームどころかぜんしゅつじょうせんしゅのなかでいちばんたくさんタックルして,あいてのこうげきをとめてはいたのですが,リーガのときほどとくてんにからむことができないのです。

じゅんけっしょうのあいてはかいさいこくの一つ,うつくしいあさの国です。スタジアムはチームのいろの赤いっしょく,しかも,しんぱんがかいさいこくをえこひいきしているというひょうばんでした。このしあいで,トルステンくんはやっとちょうしがでてきました。それなのにうっかりしてボールをとられ,ピンチをまねいてしまいました。それをミッヒャくんがファウルかくごでとめてくれたのです。あんのじょう,ミッヒャくんはゲルプをもらってしまいました。そのちょくご,ノイさんからのパスをうけたミッヒャくんがトーア!
大会まえにけがをして,ちょうしがよくなかったミッヒャくん,たすけてくれたミッヒャくん。トルステンくんはミッヒャくんにとびついてあたまをがしがしつかんでしゅくふくしました。まるで,U-21のころ,ミッヒャくんにやられていたようにです。
1-0でかったしあいのあと,ロッカールームでミッヒャくんは大なきになきました。ミッヒャくんがきょうもらったゲルプは2まいめ。るいせきけいこくでけっしょうせんにでられないのです。ルディかんとくもミッヒャくんをなぐさめることはできませんでした。

けっしょうのあいてはカナリアの国,せかいいちつよいチームです。
だれもミッヒャくんのかわりはできません。そこで,ルディかんとくはみんなのいちをおおきくかえて,シュニックスさんをゲームをつくる人にしました。そのひ,シュニックスさんはじゅうおうむじんにピッチをかけまわり,ボールをうばい,クロスをあげました。トルステンくんはディフェンスにまわって,右サイドバックでがんばりました。でも,どうしてもてんがとれません。トルステンくんのミドルシュートもわくのそと。そして,いままでかんぺきだったオリさんのたった一つのミスでゴールをゆるし,ついかてんもきめられて2-0でまけてしまいました。しあいのあと,すわりこんでしまったオリさんはしばらくたちあがれませんでした。

フースバルシュピーラーの遍歴時代

ひがしのしまにいるあいだにクラブどうしのはなしがまとまり,トルステンくんはまえの年にゆうしょうしたリッペにうつることになりました。リッペはこうぎょうとしにあり,ねっきょうてきサポーターのきいろとくろでうめつくされる,大きくてすてきなスタジアムでゆうめいなクラブです。
しかも,なかなかお金もちで,だいひょうクラスのせんしゅがなんにんもいました。だいひょうチームでいっしょだったバスティくんにディフェンダー(DF)のメッツェくん,だい2キーパーのイェンスさん。けがででられなかったラルスくん。こうげきのちゅうしんは百塔の国だいひょうのてんさいしょうねんトマシュくん。さいぜんせんにはおなじく百塔の国だいひょうのきょじんヤンさんがいます。
トマシュくんはここぞというところにぽんととびだして,キラーパスをヤンさんにとおします。トルステンくんとは,おなじMFといってもやくわりがちがうのでうまくいきました。
FWのヤンさんはとてもけんしんてきなせんしゅでした。せめこまれればゴールまえまでもどってきて,大きなからだでふせいでくれます。イーザルとのシーズンさいしょのしあいで,こんなことがありました。その日,トルステンくんはゲルプを2まいもらってとちゅうたいじょうになってしまいました。しかたなくロッカールームでみんなをまっていると,ものすごくおこったゴールキーパーのイェンスさんが入ってきました。ロートをもらってたいじょうになってしまったのです。もうとっくにこうたいわくはつかいきっています。だれがゴールをまもっているのでしょう?トルステンくんがにゅうじょうぐちまでかけつけると,びっくり!ゴールマウスにはきゅうくつそうにキーパーのジャージをきたヤンさんがたちはだかっています。しかも,ヤンさんはのこりじかんとくてんをゆるしませんでした。イーザルのせんしゅたちはなんてこったい,というかおをしてひきあげていきました。
トルステンくんはリッペでたのしいまいにちをおくりました。かいまくせんでごうかいなシュートをきめて,クラブのなかまとサポーターのしんらいをかちとり,ゆめだったCLでもだいかつやく。いやなのは,かぶれてしまうながそでのユニフォームだけでした。

ところが,つぎのシーズンのかいまくまえ,トルステンくんはしあいちゅうに大けがをしてしまいました。それも,そのしあいのあいだはずっとはしりつづけて,つぎの日になってわかったのです。おいしゃさまには「なおるまでに6ケ月はかかります」,といわれましたが,トルステンくんはリハビリにはげみ,12月はじめにチームにごうりゅうしようとしました。
マティアスかんとく>>けがをあまくみちゃいけない。ふゆやすみあけまでやすみなさい。<<
トルステンくん>>でも,もういたくないんです<<
マティアスかんとく>>おまえのいたくないはあてにならない。いまはがまんするときだよ。<<
マティアスかんとくはちょっとまえまで,"ちゅうばんのそこ"というむずかしいポジションで,しなければいけないことはぜんぶかんぺきにできるせんしゅでした。でも,だいひょうでのむりがたたって,わかくしていんたいすることになってしまったのです。トルステンくんはそんけいするかんとくのもとでがんばろうとおもいました。

でも,そのシーズン,チームはけがにんがぞくしゅつし,トルステンくんもそのあと2かいもけがをしてしまいました。チームはまけつづけ,リッペはびんぼうになってしまいました。うっかりかぶしきをこうかいしてしまったために,まけるとお金がへってしまうのです。このままでは,らいねんのリーガかいひがはらえなくなってしまいます。てっとりばやくお金をつくるためには,ほかのクラブにせんしゅをかってもらうしかありません。トルステンくんがだされるらしい,といううわさがながれました。
それはつまり,チームにとっていらない子だ,ということでしょうか?しかも,リッペよりよわいクラブにうられるというはなしです。そうしたら,うぇふぁかっぷにさえでられません。トルステンくんはかなしくなりました。
>>ぼくをだすなら,イーザルにしてほしい。いつも2ばんはもうごめんだ。<<
そういいすてて,だいひょうチームとともに大地のおわりの国にたびだちました。いまやトルステンくんはだいひょうチームになくてはならないせんしゅになっていました。

魔の山

EUROのぶたい,大地のおわりの国のなつはあつく,しかも森の国はつよいチームばかりとおなじグループでした。

さいしょのオレンジの国とのしあいはうまくいきました。トルステンくんのフリーキックがそのままゴールにすいこまれてせんせい。さいごにしんじられないようなゴールをきめられて,ひきわけにされてしまいましたが,チームはいいかんじでした。
つぎの北の海の国にはかたなくてはいけません。でも,さいしょのしあいで百塔の国のこうげきをしゅうりょうまぎわまでおさえこみながら,おしくもやぶれたあいてはいきけんこう。だいひょうチームはどうしてもてんがとれず,またひきわけてしまいました。
グループリーグさいごのしあいは,トマシュくんのいる百塔の国があいてです。このしあいにひきわけさえすれば,けっしょうトーナメントにすすめるのです。百塔の国はしゅくてきオレンジの国に2-0からぎゃくてんがちして,まっさきにけっしょうトーナメントしんしゅつをきめています。それで,百塔の国のカレルかんとくはしゅりょくのパヴェルさんやトマシュくんをやすませるとよこくしていました。
でも,トルステンくんたちはかてませんでした。ルディかんとくはフォーメーションをかえたり,いろいろくふうをしたのですがだめでした。とくてんもミッヒャくんの1てんだけ。

グループリーグでまけてしまったルディかんとくは,せきにんをとってじにんしました。トルステンくんはオレンジの国とのしあいのあと,イーザルへうつることをはっぴょうしました。

ラインの黄金

イーザルはリーガでいちばんつよく,いちばんお金もちで,いちばんきらわれている,大きな町のクラブです。せかいじゅうのだいひょうせんしゅがあつまった,とてもはでなクラブはFCハリウッドとよばれていました。
いなかでそだち,のんびりした小さな町ですごしてきたトルステンくんには,なにかするとすぐにしんぶんにかきたてられるイーザルはなじめません。けっこうおしゃべりだけど人まえではなすのはにがてなので,カメラにさらされるとつい,目をそらしたり,にらみつけたりしてしまうのです。

おまけに,トルステンくんをほしがっていたオットマアかんとくはやめていて,ヘリクスさんがかんとくになっていました。ヘリクスかんとくは1年だけヴェーザーにいたとき,フォワードだったトルステンくんを"いらない子リスト"にいれていた人でした。いっぽう,イーザルのえらい人たちは"イーザルはだいひょうチームけいかく"というやぼうをもっていました。それで,よいミッドフィールダーがなんにんもいるのに,おかいどくかかくでうりだされたトルステンくんをいせきさせたのです。

それでも,七つの一つの国だいひょうMFのブラッツオさんといきとうごうしたり,だいひょうチームでしりあった,こわもてのキーパー,オリさんとすっかりなかよくなれたり,いいこともありました。
ちょうどトルステンくんがアレマニアにうつったころ,七つの国でおそろしいせんそうがおこり,くにはめちゃくちゃになりました。くろうしてきたブラッツォさんは,だれとでもなかよくなれるし,みんなのことをかんがえるあかるい人です。チームではずっと"水はこび"とよばれる,こうげきのせんしゅにボールをわたし,しゅびをたすけてあげる,たいせつだけれどめだたないなしごとをしていました。トルステンくんが入ったことで,こうたいせんしゅになっていましたが,ちっともうらんだりせずとてもしんせつでした。
いっぽう,オリさんはおうちのことがいろいろあって,しんぶんやテレビでさんざんたたかれていました。
>>オリさんはどうしてこのクラブにずっといるんですか?イーザルじゃなきゃ,あんなにいわれないとおもうんです<<
>>オレはかちめのないやつ,まけ犬はむかしからきらいだからな<<
たしかに,このクラブには力があります。ここで,オリさんのような,なくてはならない一人になるのはとてもむずかしいことでした。
イーザルのちゅうおうには,さきにいせきしていたミッヒャくんがくんりんしています。ヘリクスかんとくはトルステンくんより草原の国からきたマルティンくんのほうがひらめきがあるし,たよりになるとかんがえていました。なれないところにはいるようにいわれたり,とちゅうでこうたいさせられたりがつづきます。トルステンくんはすっかりちょうしをくずしてしまいました。そして,CLのたいせつなしあいでシュートをきめられなかったことがきっかけになって,またもや"いらない子"にされてしまったのです。

そんなある日。
トルステンくんのでんわがなりました。3年まえにとびだしたヴェーザーのトォマスかんとくからです。
>>さいきんしあいにでられないな。だが,おまえはいいせんしゅだ。くさってはいけない。<<
あんなにひどいことをいってでていったのに,トルステンくんのことをずっとしんぱいしてくれていたのです。
>>じつはイーザルがうちのセンターバックをほしがっている。こうかんで,もどってきてくれないか。<<
トルステンくんはうなずきました。

このシーズン,イーザルはリーグとトーナメントのりょうほうでゆうしょうしました。ずっとずっとほしかった"いちばん"を手にしてトルステンくんは気がつきました。シャーレやポカールをてにいれることがすべてじゃない。ぼくがしたかったことはここじゃできないんだ。
こんどは,ぼくの足でクラブを"いちばん"にする。トルステンくんはヴェーザーにかえるときめました。

小鳥の巣

3年ぶりのヴェーザー,せんしゅはずいぶんかわっていました。だいひょうのエースストライカー,ミロくんがいます。青の国からきたヨアンさんがこうげきのちゅうしんになっていて,1シーズンまえにはリーガでゆうしょうしていました。トルステンくんはMFとして右サイドに入ることになりました。

リーガかいまくせん,なかすのスタジアムはたくさんのおきゃくさんをあつめました。にゅうじょうしたトルステンくんを,キャプテンのバウミィさんがつつきました。サポーターが大きなかみをかかげています。
>>おかえり,ルッチャー!<<
なんてこころがひろいんだろう。トルステンくんはじんとしました。
ヴェーザーは2てんとられたら4てんとりかえすこうげきで,そのシーズンのリーガをもりあげました。CLにもしゅつじょうして,グループリーグをとっぱ。トーナメント1かいせんでかんぬきの国のクラブにまけてしまいましたが,トルステンくんもゴールをきめました。

トルステンくんはシーズンなかばににまた,けがをしてしまいました。こんども,かんとくがなんだかうごきがおかしいことにきがついて,びょういんにいくようにいったのです。
>>でも,ぜんぜんいたくありません<<
>>おまえのぜんぜんいたくないは,ぜんぜんしんようできん。いたくないからだいじょうぶってことはないんだぞ。<<
トルステンくんのほねには,ひびが入っていました。 それも,いっかげつもまえのしあいちゅうのけがでした。トルステンくんはサッカーにむちゅうになっているといたいのをかんじなくなってしまうのです。
さいわいけがはすぐになおり,ヴェーザーは2いでシーズンをおえました。ゆうしょうはできなかったけど,らいねんもCLにしゅつじょうできます。みんなで100%ChampionsLeagueというTシャツをつくってよろこびました。

そして,WMのとしがまためぐってきました。こんどのぶたいは森の国,トルステンくんたちのくにです。

夏のおとぎ話 〜 青い花

あたらしいだいひょうかんとくのユルゲンさんはこうげきてきなチームをつくりたいとおもっていました。90ぷんかけまわれるチームです。そのためにはわかくてげんきのいいせんしゅがひつようでした。

ところが,まえの年のコンフェデはいでは,けがをしてでられないせんしゅがたくさんでてしまいました。それでもくじけないユルゲンかんとくはトルステンくんを左サイドでつかったり,いろいろとためしました。
どこをまかされてもがんばるトルステンくんですが,ほんとうのことをいうと,左サイドはにがてです。まえに七つの一つの国としあいをしたときは,どうしてもブラッツォさんをとめられませんでした。そのてん,シュニックスさんはきようで,クラブでもまもったことのない左サイドバックをなんなくやってのけ,ユルゲンかんとくに"たもくてきへいき"とほめられました。でも,シュニックスさんはそれがあまりうれしくなくて,
>>つぎはゴールキーパーかな。<<
と,じょうだんめかして,みんなをこおりつかせました。ユルゲンかんとくは,みんなのクラブでのかつやくを見てWMだいひょうせんしゅをきめることにしていました。ずっとせいキーパーのオリさんは,さいきんちょうしがよくありません。いっぽう,イェンスさんは女王さまの国にわたってからぜっこうちょう。それで,どちらがせいキーパーになるか森の国をあげてのおおさわぎになっていたのです。

5月,ユルゲンかんとくはWMだいひょうせんしゅ23にんをはっぴょうしました。せいキーパーはイェンスさん。キャプテンはミッヒャくん。トルステンくんはしゅびてきMFとしてえらばれました。
メンバーひょうを見て,トルステンくんはじぶんがいつのまにか,おにいさんになっていたことにきづきました。20人いるフィールドプレーヤーでトルステンくんより年上の人は3人だけです。ミッヒャくんは2か月うえですが,そんなのはかずに入りません。
ユルゲンかんとく>>ミッヒャ,トルステン,おまえたちがこのチームのかなめだ。<<
ふたりはふつうはぜんごになって,ときにはならんで,せめたりまもったりします。ディフェンスからのボールはまずトルステンくんへ,そこからミッヒャくんへ,ミッヒャくんがマークされていたらサイドへ,あいてのいひょうをついてトルステンくんがシュートするのもありです。サイドバックのフィリップくんとアーネくんもどんどんあいてのゴールへむかっていいことになっていました。ユルゲンかんとくのにらんだとおり,ミッヒャくんとトルステンくんのコンビはばつぐんでした。

だいひょうチームのがっしゅくじょは,みどりにかこまれたとてもすてきなホテルでした。あるひるさがりのことです。れんしゅうをおえたトルステンくんはなかにわのおきにいりのねいすで,うとうとしてしまいました。と,なにかがむねのうえにぽんとのってきました。
>>プーマ,おもいよ…<<
のばした手に,あたたかいけがさわりました。これはネコのプーマじゃないし,ここはうちじゃない。トルステンくんはびっくりしてとびおきました。トルステンくんがつかんでいるのは,ウサギでした。
>>トルステンさんっ,そのままキープですっ!<<
こびとさんがものすごいはやさではしってきます。ちがいました。だい3キーパーのティモくん,DFのアーネくんとのっぽのペルくんをひきつれた小さいフィリップくんでした。4人はしあいのときだってなかなか見ないようないきおいで,さっとうしてきました。
>>ミルキィウェイ,だめだよぉ<<
>>すみません,エサをやろうとしたらにげだしてしまって<<
と,のっぽのペルくんがからだをおりまげます。
フィリップくんは,ペットのウサギをこっそりつれてきていたのです。
>>ホテルじゃウサギがかわいそうだよ<<
>>ごめんなさい。ぼくがせわするってやくそくだし,ママがアレルギーだからうちにはおいておけないんです<<
>>わたしのいえであずかるといったのですが<<
と,まじめなアーネくんがいいます。
>>アーネさんのいえにはもう3びきもいるじゃない。<<
>>ルームメイドさんには,ないしょにしてっておねがいしてあります<<
と,ペルくん。そういうもんだいではありません。
>>さきにしんぶんきしゃにしゃべっちゃえよ<<
ティモくんがそそのかします。きせいじじつ,というやつです。
どうやらディフェンスのリーダーはメッツェくんでもキーパーのイェンスさんでもなく,小さな左サイドバックのフィリップくんのようです。れんけいができているな,とおもいながら,トルステンくんはウサギのくびすじをつまんでフィリップくんにかえしました。
>>トルステンさん,ウサギをもつのじょうずですね<<
>>ロートヴァイスのころ,こずかいかせぎにそだてていたんだ。<<
もちろん,ふとらせて,おにくやさんにもっていくのです。フィリップくんはぴょん,とトルステンくんのまえからとびのきました。

◎◯◎青い花◎◯◎

いよいよ,WMがかいまくしました。
こんどもくにの人たちは,あまりきたいしていません。ユルゲンかんとくの"わかがえりだいさくせん"がごういんだったうえに,せいかがなかなかでていなかったたからです。

たいせつなさいしょのしあい,しかもかいまくせん。あいてはきれいな海岸の国です。
ところが,キャプテンのミッヒャくんは,れんしゅうじあいでけがをしてしまってでられません。ユルゲンかんとくはヴェーザーのボロくんをしゅつじょうさせることにしました。キャプテンマークはシュニックスさんがつけます。
この日,トルステンくんはだいかつやくでした。さいしょのシュートがトルステンくんなら,あぶないところにまっさきにかけつけるのもトルステンくん。ミッヒャくんがいないからまけたなんて,だれにもいわせない。なにより,ミッヒャくんには4年まえのかりがあります。
きねんすべき1てんめはフィリップくんのねらいすましたシュートでした。ミロくんはドペルパック。まえがかりになりすぎて,2てんとられてしまいましが,さいごはトルステンくんのむねのすくようなミドルシュートがきれいな海岸の国をしずめました。

つぎのしあいは大理石と鉄の国があいてです。メッツェくんたちのチームメイト,エビくんをようするてごわいあいてです。それに,フォワードのミロくんとポルディくんは大理石と鉄の国でうまれたので,しんぶんにさわがれていました。
>>しあいまえのこっかせいしょうのとき,みんなでかたをくもうよ<<
メッツェくんがていあんしました。
>>ぼくたちはチームだもの<<
みんなうなずきましたが,ミロくんがちょっとしんぱいそうにポルディくんを見ています。ポルディくんはいつもこっかをうたわないのです。
>>おばあちゃんがテレビで見てるから,ぼくはうたえない。でも,かたはくんでいい?<<
>>もちろんさ。あと,ミッヒャは口ぱくな。<<
ミッヒャくんはカラオケがだいすきなのに,すごいおんちなのです。みんなだいばくしょうで,そのはなしはおわりました。
大理石と鉄の国はかべのむこうのくにでした。ポルディくんいっかは,かべがこわされたあと,森の国にひっこしてきました。いつでもあいにいけるから,森の国とのおそろしいせんそうをおぼえているおばあさんは大理石と鉄の国にのこっています。いっぽう,ミロくんは小さいころ,かぞくとかべをこえて森の国へにげてきたのです。

大理石と鉄の国とのしあいにはミッヒャくんがかえってきました。トルステンくんをちゅうしんにしゅびはかたくなりましたが,なかなかてんがとれません。大理石と鉄の国はまもってまもって,いっぱつぎゃくてんをねらっているのです。でも,みんなの気もちはまっすぐまえにむかっています。ロスタイム。だれもが,ひきわけかとおもったとき。フィリップくんからトルステンくんにボールがわたりました。トルステンくんはセンターラインのむこうまでボールをはこび,シュニックスさんへパス。シュニックスさんがワントラップしてかるくけりだしたボールにデビッドくんがおいつきました!デビッドくんのクロスをノイさんがおしこんでトーア!
このしょうりでチームはいきおいにのりました。しゅりょくせんしゅをやすませたモヤイの国を,またまたミロくんのドペルパックとポルディくんのはつゴールでやぶって,グループ1いでトーナメントにしんしゅつ。
トーナメントいっかいせんのヴァイキングの国とのしあいでは,こんどはポルディくんがドペルパック。
フォワードのふたりがぜっこうちょうなら,もんだいがあるといわれつづけていたしゅびも,トルステンくんとDFの4人がいったいとなり,さいごはキーパーのイェンスさんがしっかりとめて,2せんめからは1てんもゆるしていません。

そして,いよいよじゅんじゅんけっしょう。きょうごう草原の国とのおおいちばんがやってきました。トルステンくんたちが小さかったころのWMのけっしょうせんで,森の国(にし)草原の国にまけています。
しあいのまえのばん,シュニックスさんがふっともらしました。
>>だいすきなせんしゅがいてさ,ひみつだけど,おれ,まえのときは草原の国をおうえんしてたんだ<<
>>みんなしってますよ,それ<<
>>そっか。まぁ,おれたちはあのとき,(ひがし)の人だったからさ<<

草原の国とのたたかいで,チームははじめてリードをゆるし,それでもあきらめず,ミロくんのトーアでおいつき,えんちょうせんをまもって,せめて,とうとうPKせんになりました。
せいキーパーのざをおわれたオリさんが,イェンスさんにこえをかけます。みんな,かたをくみました。
ノイさんがきめます。
足がいたいのにがんばったミッヒャくんがきめます。
イェンスさんがとめます。
ポルディくんがきめます。
ボロくんがきめます。
そして,イェンスさんが4人めをとめました!
だいひょうチームはかちました。

なんということでしょう。トルステンくんはかんぬきの国とのじゅんけっしょうにでられません。PKせんのあと草原の国のせんしゅともみあいになったとき,あいてをなぐったばつだというのです。ペルくんがおなかをけられて,かっとなったのはたしかです。でも,しゅつじょうていし。さいしょはおとがめなしといっていたフィーファのおじさんたちは,かんぬきの国のテレビきょくからビデオをおくりつけられてかんがえをかえたのです。

だれもトルステンくんのかわりはできません。ユルゲンかんとくは,しゅびがちょっとにがてなシュバイニィくんではなく,ボロくんとバスティくんをピッチにおくりだしました。
みんな,かってくれ。かってぼくをけっしょうにつれていってくれ。うまれてはじめての気もちでした。
でも。
だいひょうチームはまけました。
みんなはしりつづけて,こうげきして,まもって,えんちょうしゅうりょうまぎわに,たてつづけに2てん。それもとてもとてもきれいなトーア。だれもせめられません。みんなをはげますことしかできずに,ベンチでずっと見ているしかなかったトルステンくん。4年まえ,ミッヒャくんもおなじおもいをしていたのかもしれません。ロッカールームのすみで,トルステンくんはなきました。

だいひょうをやめようか。トルステンくんのあたまにそんなかんがえがうかびました。だいすきなだいすきなサッカーなのに。なんだかすごくつかれてしまったのです。

はてしない物語

4日後。大地のおわりの国との3いけっていせんのひがきました。このチームでのさいごのしあいです。

町はおおさわぎ。おうえんの人たちがつめかけています。ありがとう,とかいたプラカードをもった人もいます。こっきをふっている人もいっぱい。森の国はむかし,せんそうをおこしてまわりのくにでわるいことをたくさんしました。あやまってもゆるしてもらえないようなひどいことです。それで森の国の人たちはずっとこっきをふるのをうしろめたいようにかんじていました。でも,一つになってがんばる代表チームを見ているうちに,おうえんせずにはいられなくなったのです。
トルステンくんはなんだかげんきがわいてきました。じぶんのためだけじゃない。森の国の人のためにも,きょうはかたなくちゃいけないんだ。
オリさんがゴールをまもります。いままでしゅつじょうきかいのなかったノボさん,マルセルくんがディフェンスに。やっぱりけがをしていたミッヒャくんのかわりにはバスティくんが入ります。しあいは,いままであまりみせばのなかったシュバイニィくんがだいばくはつ。3-1でかち,3いがきまりました。しあいのあと,トルステンくんは大地のおわりの国のルイスさんとユニフォームをこうかんしました。ルイスさんはこのしあいかぎりでだいひょういんたいをするのです。そして,オリさんもだいひょういんたいをはっぴょうしました。

WMはおわりました。トルステンくんのなまえはせかいじゅうにひびきわたりました。まえのWMがオリさんのたいかいなら,こんどはトルステンくんのたいかいだね,なんていう人もあらわれました。このまえもこんども,はじまるまえはグループリーグとっぱがやっとだ,なんていわれていたのがうそのようです。

そして,トルステンくんはつぎのWMでこんどこそ金のげんこつを手に入れるとせんげんしました。もちろん,ヴェーザーでもシャーレとポカールと大耳をめざします。1年で,ぜんぶとることはできないかもしれません。でも,みちはめのまえにあるのです。トルステンくんのぼうけんはまだまだつづいていきます。

それはまた,べつのおはなし。


章題もとネタ: 自分でネタばらしをするのは趣味が悪いってことはわかっています(^^;

オトフリート・プロイスラー『小さい魔女』: 大きな魔女に負けない小さい魔女が痛快です。
エーリヒ・ケストナー『飛ぶ教室』: 禁煙先生の家(電車の車両)が憧れでした。
ゲーテ『若きウェルテルの悩み』『ウィルヘルム・マイスターの遍歴時代』: 読んでません。
ハウフ『隊商』: 「コウノトリになった王様」。初戦が砂漠の国の王様チームだったから。
トーマス・マン『魔の山』: 読んでません。会場の一つに観客席に岩山が突き出しているスタジアムがあったので。
リヒャルト・ワグナー『ニーベルングの指輪』序夜: ライン河沿いじゃないのは承知の上。イーザルの黄金じゃ間抜けだし。
萩尾望都『ポーの一族』: シリーズ屈指の名編。中洲のギムナジウムが舞台。GoogleMapで見るとヴェーザー川の中洲に面した岸辺のスタジアムですが,そこはそれ。
ハインリッヒ・ハイネ『ドイツ.冬物語』, ノヴァーリス『青い花』: 読んでません。
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』: 「あんさぁとぅざ ね〜ば〜えんでぃんぐ すとぉりぃ〜♪」映画はなんだかなぁ。原作は途中まではすごく面白い。


参考資料

※辞書や事典を参考文献に挙げるのは,ちゃんと勉強していませんと告白しているのと同じです。

このページは「フリ猫の歴史」に著しく“いんすぱいあ”されています。ご迷惑と考えリンクはしませんが,記して大笑いさせていただいたことに感謝いたします。


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