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いままでの言葉: 2010年

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12月の言葉: 「そうあるべきであって,そんな勿体ない飲み方をするものは,早く消えてなくなって,もっと酒を飲む資格があるものに席を譲った方がいいのである。」 by 吉田健一 (1912-1977)
from 「酒と人生」『舌鼓ところどころ』(中央公論社, 1980.1) [amazon | bk1 ]
11月の言葉: 「平安朝から鎌倉あたりの人は迷信が深くて、そして無学で、偽説の製造や訛伝の受売が大好物でありますから,割引して受け取らねばなりませぬ。」 by 幸田露伴(1867-1947)
from 「神仙道の一先人」東雅夫編『幸田露伴集 : 怪談』(筑摩書房, 2010.8) [amazon | bk1 ]
10月の言葉: 「生まれっぱなしでpureなのはいいが,あのままじゃ戦国を生き抜けねぇ。」 by 奥州筆頭・伊達政宗
from 『戦国BASARA 弐』 第九話(TV朝日, 2010-09-05)
9月の言葉: 「オレは殿様じゃない自分は初めてみた。びっくりするほど何もないな」 by 志葉丈瑠
from 『侍戦隊シンケンジャー』 第45幕「影武者」(TV朝日, 2010-01-10)[amazon | bk1 ]
8月の言葉: 「グレアム・グリーンはポール・ホガースのこうしたイラストレーションが自分の作品の表紙に使われるのはうれしいが、本がよく売れているのはひとえに自分の名前のおかげだと自負していた。そこでグリーンはアートディレクターのデビッド・ペラムに電話をかけ、標題と著者名だけの表紙にしてはどうかと持ちかけた。」
from フィル・ベインズ著 ; 山本太郎監修 ; 斎藤慎子訳 『ペンギンブックスのデザイン 1935-2005』(ブルース・インターアクションズ, 2010.3)[amazon | bk1 ]
7月の言葉: 「一々出版業者を煩わさなくても、小さな出版物が、手軽に個人的に作られて、一部の人々に配布したりすることの出来る日の来るようにと願われる。」by 森銑三 (1895-1985 )
from 森銑三・柴田宵曲『書物』(岩波書店, 1997.10)[amazon | bk1 ]
6月の言葉: 「そのことで不安を感じたりはしないと決めただけの話で、うけいれたのとは全然違う。」 by フランシーン(1985?- )
fromグレッグ・イーガン ; 山岸真編・訳『ひとりっ子』(早川書房, 2006.12)[amazon | bk1 ]
5月の言葉: 「知識の蛇の道が図書館をめざし、坂道をうねうねとのぼってくる。」 by ヴァーナー・ヴィンジ(1944- )
from『レインボーズ・エンド』(東京創元社, 2009.4)[amazon | bk1 ]
4月の言葉: 「書き手が内容を理解していれば、言い切りの形で簡潔な文章を書くことができるはずです」 by 石黒由紀(1967- )
from『ドキュメントハックス―書かない技術 : ムダな文書を作り方からカイゼンする』(毎日コミュニケーションズ, 2007.9)[amazon | bk1 ]
3月の言葉: 「何かとあることだが、その許可をとりつけるほうが、銀河空間を踏破するよりはるかに面倒なことがある。それは,官僚制度のほうが航宙学よりはるかに進歩の渡合が高いからだ。」 by 泰平ヨン
スタニスワフ・レム ; 深見弾, 大野典宏訳『泰平ヨンの航星日記 : 改訳版』(早川書房, 2009.9)[amazon | bk1 ]
2月の言葉: 「そうでなくとも毎日いろいろなことで考え苦労しているので、さらに小説など読んで精神的にもいろいろと深く思いを巡らし苦しむことはないだろうという気持ちが強い。」 by 長尾真 (1936- )
「新春エッセー 国民読書年を迎えて」(図書館雑誌2010年1月号vol.104, No.1)
1月の言葉: 「人間の生は,本来の性質からして,なにかに賭けねばならない。」 by オルテガ・イ・ガセー (1883-1955)
寺田和夫訳.「大衆の反逆」『世界の名著』56(中央公論社, 1971.4) [amazon | bk1 ]
※今年は年賀状を出せなかったので種明かしはありません。

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