1996.7.10現在  CYBRARIAN NEWS No.6より

日本SF図書館員協会第2回総会のお知らせ

日 時  平成8年8月24日(土)午前11時より午後1時
場 所  リーガルロイヤルホテル小倉
テーマ  図書館に於ける有害資料の取り扱いについて
注 意  食事は付きません。
プログラムブックに載せた手抜き広告  さて、今回のテーマはこくらのみこん〜ネクロノミコンというダ・サイダー的連想で決まりました。「図書館に於ける有害図書」つまり受け入れてやったにもかかわらず図書館に仇なす悪しき資料について話し合います。
 たとえば、全面開架の図書館に『死霊秘法』が寄贈されたら?(1)『はてしない物語』−−こどもに読ませていいか?(2)(やはり利用者が飲み込まれてしまう本というのは問題アリでは?)、はたまた国立図書館のくせに『四神天地書』の管理は杜撰すぎないか?など。
 あるいは妖しい自費出版本を大量に押しつけ寄贈された(おまけに礼状まで強要された)!、トンデモ本がリクエストされたらどうする?『衝突する宇宙』は402、『鼻行類』は460に分類するしかないか?(3)『死海文書』『天使の事典』に予約が殺到したので複本を買ったが4月になったとたん…とか(これはちょっと違うか)。
 もちろん、どうも「Quark」が盗まれて困る(実話)、資料が病原大腸菌の感染源になる恐れは?(4)、雑誌付録のCD−ROMはどう管理してる?といった日常のぶっちゃけた話しもしましょう。研究発表・暴露話等大募集。雑用係までご連絡ください。
 ところで今回のキャッチコピー、元ネタはおわかりになりましたでしょうか?
  1.  筆者の母校(ミスカトニック大学ではない)の図書館では『真ク・リトル・リトル神話大系』のうちネクロノミコンが収録されている巻だけが行方不明だった。時計台の下でなんかやらかそうとした奴がいるに違いない。
  2.  あるいは『新世紀エヴァンゲリオン』−−こどもに見せていいか?問題。1996年初頭最大の話題ですね。いや、なんとなくあの結末って「おめでとう」っぽいような気がして。
  3.  あと、『平行植物』とか、ほんとにそういう分類にしている図書館がある。それも一館や二館ではない。しかし、他にどうしろというんだと言われたら…うーむ。
  4.  ついにでましたね、製本用抗菌加工バクラム。それ以前に雑誌を殺菌しなきゃ意味がないと思うけど。ちなみに書籍防虫用ガスは猛毒です。

お問い合わせはrh7r-oosw@asahi-net.or.jpまで。

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