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刺絡鍼法(しらくしんぽう)

 刺絡鍼法とは、瀉血(しゃけつ)療法に属し経絡の流注とその主治作用にもとづき、患者様の病態に応じて、皮膚・経穴・血絡を選択し、三稜鍼(さんりょうしん)を用いて浅刺し、少量の血液を放出して経絡の気血の流行を疎通せしめ、症状を緩和し、疾病の治癒をはかる方法です。(日本刺絡学会

刺絡鍼法の手順について簡単にご紹介します
@ 身体の表面に現れる変化により病気の原因・状態を診察します
A  手指・治療部位の消毒
B  疾病が表れている部位(主に背中)に三稜鍼を斜めに当てる
C 適度の圧迫をしながら浅刺(皮膚に浅く刺します)する。
D 治療した場所をうっ血するように圧迫する。
E 血液の性状を観察しながらしぼる。
(微量の血液をしぼりますが、病気を引き起こしている心臓や胃・肝臓などの働きを活性化し自然治癒力を高めるために行います)
F 鍼は一人一人使い捨て、術者の手にはグローブをしますので、感染等の心配は有りません。

鍼灸の適応例

 一般に、鍼灸療法は肩こり,腰痛、神経痛、関節炎ぐらいにしか効果が無いように思われがちですが、多くのつらい症状や病気に効果があります。

 最近、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表しました。(WHO(世界保健機関)鍼灸療法の有効性を認めています

分類 項目
1. 神経系疾患 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
2. 運動器系疾患 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)  
3. 循環器系疾患 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
4. 呼吸器系疾患 気管支炎・喘息・風邪および予防
5. 消化器系疾患 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
6. 代謝内分秘系疾患 バセドウ病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
7. 泌尿・生殖器系疾患 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎(ED)
8. 婦人科系疾患 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊症
9. 耳鼻咽喉科系疾患 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエール病・鼻出血・鼻炎・蓄膿症・咽喉頭炎・扁桃炎
10.眼科系疾患 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
11.小児科疾患 小児神経症(夜泣き、かんのむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善