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三菱-500
昭和30年(1955)に運輸省から国民車構想が発表されました。その内容は(定員が4人または2人で100kg以上の荷物が積めること 最高速度100km/h以上 価格が250,000以下)などかなり厳しいものでした。それに応える形で新三菱重工業が発売したのが三菱-500でした。前評判が非常に高かった割には売れ行きは伸びず15,000台足らずを生産したのみでコルト600にバトンタッチしています。
昭和35年4月 | 三菱-500 発売 |
昭和36年8月 | 三菱-500スーパーデラックス 発売. |
昭和38年4月 | 三菱-500の生産終了 |
当時の価格は 三菱-500が | 390,000円 |
スーパーデラックスが | 409,000円 となっています |
昭和35年(1960)度の三菱-500の生産台数は 5,203台となっています
以下に昭和35年(1960) 型三菱-500をカタログより紹介させていただきます。
新発売 三菱-500
世界の自動車生産国では各々の国の生活水準にマッチした実用者が大量に生産され普及しています。我国でも生活水準の向上にともなってこの様な大衆乗用車の出現が強く要望されておりました。弊社ではこの要望の応え ここに大衆乗用車”三菱-500”を完成いよいよ発売することとなりました。日本中のかたがたが一人でも多く三菱-500をファミリーカーとしてより豊かな日常生活のためにお使い下さいますよう心から願う次第でございます。
行き届いた設計
室内は大人四人がゆったりと座れ しかも運転席は窮屈を感じないよう前后左右とも 十分なスペースを確保しておりますので快適な運転が楽しめます。
視界の広い曲面ガラス
三菱−500は合理的な車です 乗用車としての機能をフルに備えているだけでありません 「乗る・積む・走る」のそれぞれにバランスのとれた高性能を発揮します ルーミーな者室はリアシートを倒せば荷物もOK!どんな仕事も乗用車の気分で能率的にかたづけられます。
○前面窓には曲面ガラスを使用し前方視界がよくしかも室内が非常に明るくなっています
○ダッシュボード下部には便利な荷物棚が取り付けてあります
○計器類は見易くしかも効果良く配置されております
その他の画像は下記にてご覧ください
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主な仕様書
全 長 |
3,140 mm |
エンジン形式 |
4サイクル強制空冷O・H・V |
全 高 |
1,380 mm |
総排気量 |
493 cc |
全 巾 |
1,390 mm |
圧 縮 比 |
7,0 : 1 |
車両重量 |
490 kg |
最高出力 |
21PS/5000 rpm |
最高速度 |
90 km/h |
最大トルク |
3,4kgm/3800 rpm |