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スズキ・フロンテ360
パワーフリー号と言う原動機付自転車を製造していた鈴木式織機株式会社が1954年に社名を鈴木自動車工業に改称し昭和30年10月軽四輪乗用車スズライトを発売しました。1962年にスズライトフロンテ360発売しその後スズキフロンテとなり長い間親しまれてきました。ドライブ型式もFF型式からRR型式になりその後再びFF型式へと変わっています。1990年頃まで生産されていたように思いますが現在その名前は消えています。
昭和30年10月 | スズライト 発売 |
昭和36年10月 | スズライトキャリイ 発売 |
昭和37年8月 | スズライトフロンテ360 発売 |
当時の価格は スズライトフロンテ360が | 380,000円 |
ライトバン TL型が | 360,000円 |
キャリィ FB型が | 345,000円 となっています |
昭和37年(1963)度のスズライトフロンテ360の生産台数は2,101台となっています
以下に昭和37年(1963) 型スズライトフロンテ360をカタログより紹介させていただきます。
フロンテの由来‥‥‥‥‥‥ きょうを楽しく、あすに大きな躍進を願うあなたのご家族と、つねに業界の先駆者として働きつづける≪スズキ≫のフロンティア精神にちなんで≪フロンテ≫と名づけました。また、特長あるフロントエンジン・前輪駆動をも意味します。
バカンスを快適にたのしむクルマ、ビジネスマンがまいにち乗リまわすクルマ・・・フロンテの人気はグングンのびています。そのヒミツはーーー室内がいままでのミニカーよりも10パーセント以上も広く、大人4人がらくに坐れること軽4輪ではじめてのリヤートランク、そして群を抜く性能です。
軽4輪唯一のフロントエンジン・前輪駆動、強力21馬力、前進4段シンクロメッシュ、20パーセントも燃料代を節減するセミルックス機構などで、つねに高性能を発揮します。さらに、普通車なみの耐久性にすぐれたモノコックボディ、快適なドライブを裏づける懸架装置などーーーフロンテは くスズキ> の技術と良心を結晶さぜたクルマです。
フロント・リヤーウィンドウともに視野の広い曲面ガラス。さらに、ワンタッチシステムの連動式ワイパーがついて雨中も安全です。サイドウィンドウは、前後ともまき上げ式、三角窓とともに換気も十分です。
軽四輪のスペースをフルに生かした合理的な設計で、広い室内に大人4人がゆったりすわれます。シックな色・豪華な材質をふんだんに使ったシートは、ドライバ・アシスタントとも前後にスライドできる単独のシート後部は2人用のロングシートで乗心地は快適です。フロントのレッグルームは、ホイールハウスをフラットにカット、広くゆったりして足がらくにのばせます。また、フロントシート下は後の人の足先が入るようになっています。フロントシート後側・サイドドアの内張りにファスナーつきのポケット、身回り品が置けるリヤーシート後の棚、前後とも灰皿がつくなど、使いやすい便利な設計です。
その他の画像は下記にてご覧ください
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主な仕様書
全 長 |
2,995 mm |
エンジン形式 |
空冷2サイクル直列2気筒 |
全 高 |
1,380 mm |
総排気量 |
360 cc |
全 巾 |
1,295 mm |
圧 縮 比 |
5,7 : 1 |
車両重量 |
525 kg |
最高出力 |
21PS/4500 rpm |
最高速度 |
85 km/h |
最大トルク |
3,2kgm/3500 rpm |