二代目・スカイライン 

現在日産自動車の主力車種であるスカイラインですが最初に発売された時はプリンス自動車から発売されました。 その後プリンス自動車は1966年8月に日産自動車に吸収合併され社名は消えましたがスカイラインとグロリアという車名は引き継がれてました。スカイラインは現在も日産の主力車種となっていますがグロリアは2004年10月惜しまれつつ生産を終了しています。

      昭和32年4月 初代スカイライン 発売
      昭和38年11月 二代目スカイライン 発売
      昭和39年4月 1500 スタンダード 発売.
      昭和39年5月 スカイラインGT 発売
   当時の価格は スカイライン1500デラックスが 730,000円
                 1500スタンダードが 620,000円
                      スカイラインGTが 880,000円 となっています

昭和39年(1964)度のプリンスの乗用車の生産台数は 44,490台となっています

以下に昭和39年(1964) 型スカイライン・1500デラックスをカタログより紹介させていただきます。

スカイライン1500デラックス=寸法から見ればたしかに小型車・‥しかしスタイルといい、装備といい、走行性能もすべて≪中型乗用車≫の水準です。中型車と見まちがう方があっても当然なのです。 このスタイルは≪小型車で4ランプのボデーラインは均整がとれにくい≫という定説をみごとに覆えしたものです。一方、室内のギソウには密度の高い工夫がすみずみまでこらされています。 国産車はじめての本格的ファミリーカーでありビジネスカーでもあるというなにからなにまで純白家用の設計が施されています。

1年間・3万キロ無給油=お忙しい方、無精をキメこんでお手入れなさらない方…そんなことにお構いなく走りつづける忠実な車です。≪乗ワっぱなしで手入れのいらない車≫‥・…普通走行では3万キロ、1年間はシャシーにグリスアップの心配はいりません。ボデーの各ヒンジ、ロックスライド部分に至るまで、ぜんぶ分解整備のときの給油だけ。日常のグリスやオイル交換の手間がいらないこれもファミリーカーのキーポイントです。車をいじリたい方はご不満かも知れませんが、洗車とせいぜい水とガソリンを補給してください。

ファミリーカーです=世界の一級皐《グロリア≫の雰囲気が、どことなくただよっていると思いませんか? 車から受ける感じや高級品をふんだんに使った室内は、まさに堂々の高級乗用車といった印象。たとえば、ナイロンクロス製のシートやモケットのフロアマットを使い、室内からできるだけ突起物をなくして安全性をはかってあるなど、高級車の資格をそなえながら、ファミリーカーの特性が充分生かされています。ぜいたくな気分を気楽に味わっていただきたい‥‥これがプリンスの願いでもあるのです。

軽い=ハンドルやオールシンクロのミッションレバーは6才のお子さまでも動かせます。それほど軽くなっています。運転資格に年令の規達がなければ、あるいはベビードライバーも誕生しかねません…。ハンドルは、全円式ホーンリングをはじめ、ラバーカップリングとボールベアリング入りのステアリングギヤの構造により、ハンドルショックがなくさばき具合も円滑。長距離旅行でもドライバーが疲れないというファミリーカーの特性が、ここにも生かされています。車の回転半径は4.85m。狭路やUターンやパーキング時にはめざましい機動性を発揮します。

安全性==新しい時代の乗用車には当然、強じんなボデーが要求されてきます。スカイライン1500デラックスは全長4,1m、車巾1,5mk車体が、長年月乗り回してもガタやキシミのこないユニット構造のモノコックボデーで形成されています。また室内、運転席ともできるだけ突起物をなくし、整然としたなかにも落ち着きと安全性への神経が配られています。

 

その他の画像は下記にてご覧ください

    詳しい仕様書   初代スカイライン

    エンジン   スカイラインGT

主な仕様書

全   長

4,100 mm

エンジン形式

水冷直列4気筒頭上弁式

全   高

1,435 mm

総排気量

1484  cc

全   巾

1,495 mm

圧 縮 比

8,3 :  1

車両重量

960 kg

最高出力

70PS/4800 rpm

最高速度

140 km/h

最大トルク

11,5kgm/3600 rpm