ダイハツ・コンパーノ 

戦後主に小型三輪トラックを生産していたダイハツ工業は昭和32年にミゼットを昭和33年には小型四輪トラック ベスタをその後ハイゼット ハイラインと車種を増やしていきました。そして昭和38年にコンパーノ・ワゴンを昭和39年にコンパーノ・ベルリーナを発売しました。その後コンソルテ シャレード シャルマン等色々な小型乗用車を発売しましたが業務提携等ににより現在は主に軽自動車を生産しています。

      昭和38年5月 コンパーノ・ワゴン 発売
      昭和39年2月 コンパーノ・ベルリーナ型 発売
      昭和40年4月 コンパーノ・スパイダー 発売
      当時の価格は  コンパーノ・ベルリーナが  578,000円
                コンパーノ・ワゴンが  570,000円
              コンパーノ・スパイダーが  695,000円
                   コンパーノ・ライトバンが  470,000円 となっています

昭和39年度のコンパーノの生産台数は 5,548台となっています

以下に昭和39年(1964)型コンパーノ・ベルリーナをカタログより紹介させていただきます

F S カーと呼んでください !

“もっともイ言頼されるファミリーカーをつくろう…… ユーザーのみなさま一人一人の願いを忠実に実現させたのが くファミリー・スポーツ> コンパーノ・ベルリーナです。
ファミリーです
家族5人がゆったり乗れる中型車なみの広さ、燃費も平坦路でリッター当リ23キロといたって経済的。通学に、ドライブに安全設計の2ドアでお子さまも安心です
スポーティです
ステンレススポークのハンドル、レーサータイプのバケットシート 追越しに……加速に……連続高速運転に……ビクともしないエンジン。 <ベルリーナ>ならハィウエーも思いきって飛ばせます。 ハイウェー時代にふさわしいスタイルと性能そして乗り心地 …… あらゆる点で日本を代表する くファミリーカー> です。

5人乗り<ファミリーカー>でもっとも豪華なキャビンです

■ドライピンクポジションは一広く大きいフロントウインドや見やすい計器類。 新しいスプリングを採用したフォームラバーの豪華なシートは前後に10センチもスライドでき、あなたのお好きみのポジションでらくな運転が楽しめます。
■リヤシートはーー広々としたレッグスペース。 天井も余裕たっぷリ。便利なアームレストやバーセルトレーなどかずかずのアクセサリーもふんだんに採用しました。またドア幅が類車中、最大ですか ら、リヤシートの乗り降りもスムーズそのものでこす。

スポーツカーと聞違えないでください

●インストルメントノマネルは個性的な木目もよう。  
● ドライバーの正面に見やすく セットされたスピードメータや燃料計はスポーティな丸型。  
●ハンドルはステンレス3本スポークのレーサータイプ  あなたがスポーツカーを連想するのもムリありません。これもドライバ−の運転感覚を徹底的に追求した くベルリーナ> の成果です。  

10`…20`…60`までわずか10.7秒 !

ギヤを入れる アクセルを踏む。 グーンときく加速。10`、20`・・・60`去までわずか10,7秒、思いどおりのスムーズなシフト…4段フルシンクロ、しっとりと手こたえのあるレーサータイプのハンドル、ロックからロックまでわずか3回半。メカニズムと人間が一体となったドライピングは くベルリーナ> だけ。

ゆったり乗れてどっさり積める !

■ご家族5人
<ベルリーナ>のキャビンなら大人5人が.すわってまだ余裕たっぷり。背の高い外人はもちろん、太った人やお子さま……‥…どんなタイプの人にもマッチするようヒューマンエンジニアリング(人間工学)で新設計、長距離のドライプも疲れを知らない乗り心地です。
■ゴルフバッグなら4ケース
トランクの有効スペースを最大にするため、スペアタイヤをフロアに埋込みました。これでスペースは大型車なみフルセットのゴルフバッグが4つは、らくに積めます。 それにお荷物をいためないマット、夜間の出し入れに便利なルームランプなど、いたれりつくせりの設計です。

その他の画像は下記にてご覧ください

    詳しい仕様書  エンジン

    ライトバン  オプションその他

主な仕様書

全    長

3,800 mm

エンジン:形 式

4サイクル直列4気筒強制水冷

全    高

1,410 mm

総排気量

797 cc

全    巾

1,445 mm

内径×行程

62 mm × 66 mm

車両重量

755 kg

最高出力

41 PS/5,000 rpm

最高速度

110 km/h

最大トルク

6,5 kgm/3,600 rpm