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初代トヨペット・コロナ
昭和32年(1957)7月に発売された初代コロナは「ダルマコロナ」の愛称で親しまれました。タクシー業界などからの要望で急いで開発したため性能的にはブルーバードに比べるとかなり劣っており1960年3月にはフルモデルチェンジされたPT20型になっています。その後コロナはトヨタ自動車の主力車種として生産が続いていましたが平成13年11月44年の歴史に幕を下ろしています。
昭和32年05月 | 初代 コロナ ST-10型 発売 |
昭和35年03月 | 二代目 コロナ PT-20型 発売 |
昭和39年09月 | 三代目 コロナ RT-40型 発売 |
コロナの昭和32年(1957)当時の価格は 649,000円 となっています
以下に昭和33年(1958)型コロナをカタログより紹介させていただきます
トヨペット・コロナは、わが国における代表的乗用車として親しまれてきました。トヨペット・クラウンおよびマスターの長所を組み合わせてこれを小型車向きに新設計した定員4名の小型乗用車です。燃料消費の少ない33馬力エンジン、新機構のビルトイン・フレームをはじめ、快適な乗心地や容易な運転操作などこの種小型乗用車では最もすぐれた使い易い経済車です。
運転機構はリモート・コントロール、シンクロメッシュ機構、吊下げペダルなど、いずれもトヨペット・クラウンと同じで、しかも小廻りが利きますから、一そう運転し易く、疲れがありません。
室内の広さは4名定員の小型乗用車では最も広く、とくにビルトイン・フレームによる特殊な一体式のフロアーから、床面が低く、またシートは巾や深さに余裕があり、クッションが柔らかいので、まったく気持ちよく乗車できます。
軽くて堅ろうなヒルトイン・フレーム
車体の構造は、とくにわが国の道路条件を考慮して新機構のヒルトイン・フレームを採用してあります。これはフレームをボデー内にヒルトインした堅ろうな構造で、重量が軽く、しかも室内スペースを最大限に活用できます。この種の小型乗用車としては最も合理的な構造です。
その他の画像は下記にてご覧ください
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主な仕様書
全 長 |
3,912 mm |
エンジン:形 式 |
4気筒直列側弁式 |
全 高 |
1,555 mm |
総排気量 |
995 cc |
全 巾 |
1,470 mm |
圧 縮 比 |
7,0 : 1 |
車両重量 |
960 kg |
最高出力 |
33HP/4,500 rpm |
最高速度 |
90 km/h |
最大トルク |
6,5kgm/2,800 rpm |