ふそう・ディーゼルトラック 

「ふそう」の歴史は古く昭和7年に三菱造船神戸造船所で完成したバスに「ふそう」と命名されています。その後何回かの社名変更や分割、合併等があり最近では平成15年1月には三菱自動車工業の子会社「三菱ふそうトラック・バス株式会社」としてスタートしています。

      昭和34年12月 T390型 キャブオーバー型 11.5トン車 発売
      昭和35年08月 T330型 ボンネット型 8トン車 発売
      昭和36年02月 T385型 キャブオーバー型 8トン車 発売
      昭和38年02月 T410型 ボンネット型 6.5トン車 発売

当時の価格は昭和38年に発売されたT410型 ボンネットトラック 6.5積車が工場渡しで 2,000,000円 となっています

昭和37年(1962)度のふそう・トラックの生産台数は 5.628台となっています

以下に昭和37年(1962) 型T390・キャブオーバートラックをカタログより紹介させていただきます。

三菱ふそう T390 11.5TON キャブオーバ トラック

三菱ふそう T390型トラックは、輸送量増大の需要に応じて製作された超大型11.5積みトラックで、220馬力エンジン、6.8m(22.7尺)の長尺荷台、及び操縦性、居住性にすぐれたフルキャブオーバ型、6×2駆動方式の新設計など、本邦最大の輸送能力をもつ経済車であります。

快適な運転席

運転席はゆったりし、助手席はリクライニングシート、或いは寝台とすることができ、長距離便に適します。

確実、静かなキャブマウンティグ

後二軸のため、後輪の跳ねは後一軸車より少なく、キャブはゴムマウントのため、キャブ内に伝わるビビリ振動が少なく、乗り心地は快適です。

整備容易なティルトキャブ

簡単にキャブをティルトできますから、エンジンの定期点検その他の整備は容易です。

 

その他の画像は下記にてご覧ください

    詳しい仕様書   T330型

    エンジン   T382型

主な仕様書

全   長

9,070 mm

エンジン形式

水冷4サイクル直列予燃焼室式

全   高

2,490 mm

総排気量

8,550  cc

全   巾

2,490 mm

最高出力

220HP/2300 rpm

車両重量

7,505 kg

最大トルク

72 kgm/1800 rpm

最大積載量

11,500 kg

最高速度

79 km/h