臨時例会報告

(1997/08/23)


 年に1度、石川県金沢市から遊びに来る元メンバーのDeGさんの為に急遽、横浜開港記念館で場所を設けて臨時例会としました。当日は、先日のYSGAコンベンションから参加の新人YoKさんや、立謀さんの学友3名も見えられて、総勢17人で以下の8タイトルがプレイされました。

(GAMERS)南北戦争旅団級シリーズ:In their Quiet fields II(アンティータム)
 YSGAでの南北戦争ブームの火付け役DeG氏の希望で、氏が南軍を担当し他2名が北軍を持っての3人戦。
 南軍の兵力が極端に少ない事を知る北軍は、ゲーム開始時からフッカーの第1軍団でダンカーチャーチ正面に対して火の出るような攻撃を敢行。一時は1ターン(30分)で3人の南軍師団長(フッドを含む)を連続して死傷させるほど攻め上げるも、南軍も最前線に大砲を並べて北軍を撃退。これに気を良くした南軍は必要以上に戦線を維持し続け、開戦3時間目には悲鳴を上げる程の損害を被って総退却に追込まれた。
一方、北軍司令官マクレランのお膝元第2軍団も、奇跡の命令受領成功で開戦1時間にしてシャープスバーグ前面の橋を渡って、南軍の下腹を突く。しかしここでも南軍が粘り強い防戦振りを発揮して、常に隣接戦闘を挑む北軍に大出血を強要するも、2時間半が過ぎた頃には右翼から崩壊、側面攻撃と波状突撃によって目標であった第2の渡河点を確保するに至った。ここを占拠された事とダンカーチャーチ方面の南軍が後退を開始した事で、サンケンロードに必殺の銃列を引く南軍も包囲される恐れが出た為、これを放棄して共にシャープスバーグ方面へ撤退。
 緒戦から激戦となるアンティータムなので短時間で白熱した対戦が楽しめ、DeG氏には金沢から来た甲斐があったと喜んでもらえた。しかしアンティータムは、この規模のゲームだと南軍が驚くほど兵力が少ないので、こんな南軍でも是非やりたいという奇特な人でなければプレイされないのではと心配です。

(日本COMMAND)日本機動艦隊「表計算ソフト応用」独自索敵システム対戦
 システム開発者のYoshiさん(日)とGJライター大林さん(米)との対戦シナリオは索敵システム用に手直しした「南太平洋海戦」。いつもは一撃必殺の空母戦を畏怖する余り過剰なまでの艦隊温存策を採る大林氏であったが、今回は旧友を迎えての例会なので、両軍とも空母集中運用の積極策に出る。
 初日は両軍索敵失敗し、夜間の日本潜水艦雷撃でエンタープライズ轟沈、餓島ヘンダーソン基地砲撃に来た日本水上艦隊を、空母護衛から分離して派遣された米新鋭戦艦が迎撃、長門撃沈、陸奥大破で勝利を確信した米軍であったが、払暁に日本潜水艦に発見された米機動艦隊へ日本航空隊120機余りが来襲、問答無用で全空母喪失。突然の悲劇に「これが俺のミッドゥェーだぁ!!」と頭をかきむしる大林氏であった。空母戦って怖いよな。

(AH)ASLCH58シナリオ「Death Ride」1943クルスク
 純粋に戦車戦だけやりたいというF・Uさんの希望で、戦車だけゴチャマンと出るこのシナリオを対戦。ティーガー2輛を先頭に団子状態で突き進む独軍に対して赤軍戦車、包囲を目指す。T−34/76はハッチを開けては射撃できないのが効いて苦戦する。しかし背後に廻り込んだ赤軍戦車に独軍も危機的状況に。しかしここで大疑問が生起、それはASL地図盤33の薄い茶色群が、麦畑か1レベル丘なのか?という事で、既にその地帯を独軍が通過していた事もあって、このシナリオはお開きとなった。誰かこの疑問にお答え頂ければ幸いです。SLの丘地形は色が明確に濃かったのに、ASLのは色が薄いから・・。

(AH)ASLA8シナリオ「The Agony of Doom」 1945ミュンヘベルグ
 さっきのクルスク戦が不完全燃焼だったので、憂さ晴しにとにかくでかい車両を出そうという事になったかどうか知らないが、SU152やJSU122、T34/85がティーガーや5号駆逐戦車(田宮模型で云うロンメル駆逐戦車)と戦う派手なシナリオ。錯綜とした地形を攻める赤軍は、つい重自走砲を突出させてしまい45年型パンツァーファウストに撃破されてしまう。これに恐れをなした赤軍は慎重な前進を行なっていたようだ。それにしても戦車砲の口径がデカイと命中即昇天(建物共崩壊したり)だから、あっけなさ過ぎる感もあるなぁ。

(日本版COMMAND)奉天会戦
 チット制で、機関銃ZoC侵入チェックがあったりして盛り上がる事請合いのこのゲーム。ただ史実でのクロパトキンの無能振りとかの陰謀ルールは無いのでバランス的には均等か?まぁ史実の奉天包囲/露軍潰走なんて極端は、陰謀ルールが必要になりそうだし、ゲームとしては両翼で押し退きしている今のままが面白いかも。当日の展開は、日本の見込違いで緒戦に28サンチ砲を失ったものの良く戦線を維持し、第3軍を分散させたためにコザック騎兵に突破されゲーム中盤に全軍補給切れになるも無事これを掃討し、露軍を大いに苦悩させていた。露軍はチットの引きもダイス目も最悪と愚痴りながらも、その戦線はしっかり維持できていた。でも日本軍の機関銃って過大評価しすぎなんじゃ・・と思ったりしました(バランスの問題?)。

(AH)アタック・サブ(攻撃原潜カードゲーム)
(AH)Hannibal
(西独製)エル・ドラド
(?製)恐喝?カードゲーム
 立謀さんの大学時代のサークル仲間がみえられて以上のゲームをお互い教授プレイ。非常に盛り上がっていました。ただ部屋の天井が高い為、音の反響が凄くて、カードゲームで盛り上がると驚くべき大音響になってブルッちゃいました。


トップへ戻る 例会報告へ戻る 前の例会報告へ 次の例会報告へ