4-11-2.然別湖


然別湖周辺

然別湖周辺は手軽にいろんなことが楽しめる場所です。

然別湖ホテル福原内に然別湖ネイチャーセンターがありその企画されるツアーがいろいろあります。 夏には然別湖カヌーツアー、然別湖畔森の散策、ナイトウォッチングなどがあります。 そのどれもがガイドが付きで一人ではわからないことをたくさん知ることができます。 冬には凍結した然別湖上に露天風呂ができます。 それもなんと無料です。 夕方から夜にかけては女性専用、男性専用時間帯がありますので注意しましょう。 然別湖畔温泉は福原、風水とも日帰り入浴は不可能なのですがこの露天風呂なら日帰りで入浴を楽しめます。

またネイチャーセンターへ行かず一人で行動するにしても東雲湖、駒止湖など、手軽に行ける所がたくさんあります。 運が良ければナキウサギに会えるかもしれません。

然別湖へは帯広、新得、帯広空港からバスがあります。 帯広、新得線は然別湖畔まで乗車の場合、無料になります。 また然別湖畔からの帰路もホテルで発行される無料券を持っている場合無料になります。 是非この特典を活用されることをお勧めします。

(交通:帯広-[バス100分]-然別湖畔/新得-[バス100分]-然別湖畔/帯広空港-[バス117分]-然別湖畔)


東雲湖(東小沼)

■東雲湖

北海道三大秘湖のひとつとしてよく知られている湖です。 晴れた日に小高い丘の上から眺める笹原に囲まれた東雲湖は自然が造った庭園の様でとても美しい。 岩に腰を下ろしていつまでも見ていたい風景です。

東雲湖を眺める丘は岩場でナキウサギの住処になっています。 私が行ったときは声はすれども姿は見えずでした。 多分、岩と岩の隙間の小さな空洞に身を隠していたのでしょう。 フンは何ヶ所かで見かけたのですが。。。行き方は然別湖畔温泉からだと舗装道路を白雲橋まで歩きそこから登山道に入ります。 最初ちょっと登りますがすぐに湖岸に沿って歩く登山道になります。 往復4時間程度みておけばゆっくりすることができると思います。 ちょっと前は船で東雲湖まで20分程で行ける地点まで行けたのですが今は船は桟橋に立ち寄ることはありません。 不便にはなりましたが安易に入ることが出来ない方がいいような気もします。■天望山・白雲山

東雲湖と組み合わせて一日行程で行くなら天望山、白雲山です。 然別湖の展望はもちろんすばらしいのですが注目は白雲山からの十勝平野の展望です。 畑と森のパッチワークのような模様の十勝平野の大平原が眼下に広がります。 ここに来てしまうと扇ヶ原展望台からの展望が馬鹿らしくなってしまいます。 十勝平野の展望では無論随一でしょう。

(交通:帯広-[バス95分]-白雲橋-[バス5分]-然別湖畔)

駒止湖(西小沼)・東西ヌプカウシヌプリ

■駒止湖(西小沼)

湖の美しさとしては東雲湖にとてもかないませんがこちらは歩く時間も少なくナキウサギの生息場所に行くことができます。 見かける場所は車道が通る西岸の湖を隔てて反対側の岩場付近です。 息を殺してじっとしていればきっとでてきてくれるでしょう。 どうしても見つけられなければ岩と岩の隙間の暗闇を覗いてみるのもいいかも。 でも決しておどかしたりしないでくださいね。

■千畳くずれ

車を運転していると岩が露出した風景が突然広がります。 それが千畳くずれです。 たまたま車道沿いなのでこんな名前がついていますがこんな所がこの辺りには何ヶ所かあります。 そしてそれらの岩場にはナキウサギがいます。

■東ヌプカウシヌプリ

あまり人の訪れない山がいいという人は白雲山ではなくこちらに行くのも一つの方法です。 然別湖の展望はないのですが十勝平野の風景は白雲山と同じです。

■西ヌプカウシヌプリ

東があれば西もあるヌプカウシヌプリ。 こちらはもの好きな人向けです。 展望もあまりないつまらない山だとか。 私も登山口を確認しただけで登ったことがありません。

■扇ヶ原展望台

十勝平野らくらく展望コーナーです。山火事注意の旗がひらめいています。

(交通:帯広-[バス85分]-扇ヶ原展望台-[バス10分]-白雲橋-[バス5分]-然別湖畔)


菅野温泉

■菅野温泉

歴史を感じさせる温泉旅館が然別川を溯った山奥にあります。 内湯、露天ともに湯船の色が変色していて温泉だという実感が湧きます。 やっぱり温泉はこうでなくっちゃとも思います。 大小5つ以上の湯船があるのですがそのどれもが泉質が違うとのこと。 旅の疲れを癒すには最適でしょう。

(日帰り入浴:500円)

■然別峡鹿の湯

さてさてその菅野温泉からさらに車で溯って行ったユーヤンベツ川沿いには野天風呂が幾つか存在します。 一部が違法構造物?として撤去されてしまいましたが鹿の湯は健在です。 この付近は鹿が多く、鹿の湯から鹿が見えたなんて話がよくあります。 渓谷美を愛でながら温泉に浸かりましょう。 さらにその奥にも野天温泉が幾つかありますが最近行ってないのでどこが今も撤去されず残っているかはわかりません。




北海道旅情報巻頭  4-11.十勝・東大雪
4-11-2.然別湖