糠平温泉と温泉民宿山湖荘


糠平温泉街にはホテル、旅館そして2001年に新しく開業した2階建てログハウスのコテージプライマルステージや、同じ年の年末に開業したペンションもりのふくろうなども魅力的だったのですが、今回は長い歴史を持つ温泉民宿山湖荘に泊まることにしました。電話のときの雰囲気もたいへんよく然別湖から幌鹿峠を越え糠平温泉に期待しながら駆け下りて行きました。

建物自体はやはり古く案内された客室も決して明るくはありません。床もなんとなく傾いているような感じでした。しかしながらそんな点を割り引いても山湖荘は魅力的な宿だったのです。

宿泊料金は1泊2食付5,800円、6,800円、7,800円の3種類で値段が上がっていくごとに食事が充実していきます。7,800円ですと囲炉裏での食事になります。(料金は季節、時間の経過などで変動していくと思われるので参考程度と考えてください。)今回は私は一番安い5,800円のコースにしました。
山湖荘廊下

料理は1階の食事処での食べることになります。内容は山菜料理がメインで少しづつ何種類も味わえるのがとてもうれしいです。そして今山湖荘で名物になっているのが温泉豆腐です。山湖荘の温泉は飲泉に適しているので、その湯によって湯豆腐をすることができるのです。豆腐を温泉でくつくつ煮ていくと、豆腐の成分がほんのわずか溶け出し角がとれ、温泉が白濁します。豆腐自体がとてもおいしいですし、白く濁った温泉も絶品で残さず飲んでしまうでしょう。横でちょっと見ただけですが6,800円のコースはさらに天ぷらなどが付き、7,800円のコースが前述のとおり囲炉裏で魚を焼いたりすることができるようです。

温泉は洞窟風呂です。1階からさらに下った場所にあり、本当は洞窟ではないのですがほんのりと明かりに照らされた空間はそれを感じさせる雰囲気です。温泉自体は濁ったり色が付いているようなものではなくほとんど無色透明のナトリウム泉です。そしてそれが肌をとても滑らかにしてくれるのです。宿の入り口に飲泉のスペースもありその場で飲むこともできますし、ペットボトルで持ち帰ることもできます。9:00〜21:00まで500円で日帰り入浴をしているのに加えて9:00〜15:00は貸切入浴も家族連れなどにはうれしいサービスです。

温泉街では定番の湯めぐり手形は1,200円で3軒入浴できます。糠平館観光ホテル、糠平温泉ホテル、大雪グランドホテル、富士見観光ホテル中村屋、温泉民宿山湖荘、元祖湯元館の6軒から選ぶことになりますが宿泊して周るとなると早い時間の到着が必要でしょう。

また連泊する場合味めぐりも行っていて好きな宿の料理を次の日から食べることができます。糠平館観光ホテル、糠平温泉ホテル、富士見観光ホテル中村屋、温泉民宿山湖荘、東大雪ぬかびらYHの5軒にて行っています。

糠平温泉に泊まるともらえるのが左のぬかびら温泉郷ふるさと住民票です。住民特典があり、糠平温泉とその周辺のたくさんの施設、お店が泊まる日とその翌日に割り引かれたりします。金額にしたらわずかなものなのですがどこに行こうかなと思いをはりめぐらせるだけでも楽しいものです。温泉ではホロカ温泉(鹿ノ谷ではない方)が日帰り入浴無料(8:30〜14:00)になったり亀の子荘が350円が150円になったりします。

一度糠平温泉へ行き、温泉民宿山湖荘に泊まってみることをお勧めします。

北海道旅情報巻頭  9.北海道宿泊情報
糠平温泉と温泉民宿山湖荘